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手づくりカトラリーのオイル仕上げについて

一応毎週末に更新することにしているのですが💦今週はちょっと忙しすぎたので。。。サイトのほうに書いたものをご紹介します。

来週末にはまた新しく書きたいと思っています!

とりあえず、今週は上記記事の中でご紹介した、「どんなオイルがいいのかな?」の観察結果についてだけ、以下に追記します。

■オイルの乾燥時間の観察結果:乾性油ってほんとにプラスチックみたいになるのかな?

3種のオイルは、始め滴を垂らした状態ではこんな感じ↓でした。

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でも少したってから見たら、酸化済亜麻仁油はしずくの輪郭がくずれ、うすーくのびました(自分がトレイを手に持ったときにそうしちゃったのかもしれません💦)。えごま油もそうなりましたが、えごま油はうすくなった場所と厚みのある場所とにまだらになりました。ブッチャーブロックコンディショナーはほぼ同じ状態。

11月20日から観察し始めて、気温はだいたい最高17度くらい、最低5度くらい。窓をしめきったサンルームの中に置いていました。

【約3日後】

指の腹でオイルの表面に触れてみると、3つとも指にオイルがくっつきました。まだどれも乾いてなかった。

【約8日後】
●酸化済み亜麻仁油: まだカンカンには乾いてなくて、指で触れるとにじむ。

●えごま油: 薄くなったところはカンカンに近くなってる(わずかに指につく)。厚いところはまだ。

●ブッチャーブロックコンディショナー: まったく変化なしみたい。

【約13日後】

●酸化済み亜麻仁油: カンカンに乾いている。まったく指につかない。厚みは薄ーいけど塗膜化した。

●えごま油: 薄いところも、厚いところも、どちらもカンカンに乾いて、塗膜化している。

●ブッチャーブロックコンディショナー: あまり変化なし。多少はおちついてきたかも?

■観察結果からわかったこと

ということで、乾きの速度は➀エゴマ油、➁酸化済み亜麻仁油、➂ブッチャーブロックコンディショナーの順に速くて、➀は1週間半くらい、➁は2週くらいおけばしっかり乾くみたいです。まだ乾ききってない➂は、引き続き観察を続けます!

①えごま油について

えごま油の塗膜がしっかりしていることに、驚きました。分厚く残ったところもしっかり塗膜化していました。これが熱にどのくらい強いのか?を今度は検証したいですが、これだけしっかり塗膜化するなら、だいぶ保護になってくれそうです。

えごま油は、塗って1週間半おけば、しっかり酸化がすすんで塗膜ができあがると思われます。それ以前から使い始めてしまってもいいとは思うんですが(自分はこれまでもっと短いスパンで使い出してしまってました💦)、でもその場合は未乾燥のえごま油が飲食物にうつって、風味を損なう可能性が。ぐっとがまんして、しばらく乾かしてから使い始めるのがよさそうです☻

②酸化済み亜麻仁油について

酸化済み亜麻仁油は、非常に薄くのびましたが、堅牢な感じの塗膜になったので期待どおりです。厚みがあるときはもう少し日数を置いたほうがいいのかどうかを要検証です。また滴を置いて、こんどは滴の輪郭をくずさないように気を付けて、観察してみたいです。

③ブッチャーブロックコンディショナーについて

ブッチャーブロックコンディショナーの中の蝋は、どうやらあまり固まらないらしいことがわかりました。仕上げに塗膜をつくるには向かないかもしれません。でもそもそもの用途は木のまな板のお手入れ用なので、使い出してしばらくしてくたびれてきたな、と思ったときに木に油分を補ってあげるにはよさそうです。

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ぐり と グリーンウッドワーク:https://guritogreen.com/

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