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四六時中がコラボアクション

年末から体が一大リセットのプロセスを通過し、そのあいだ連日の外仕事もあって、なかなかにハードでした。日々新たなチャレンジの連続。。noteは毎週末更新を続けてきていたのに、この2週間は断念せざるを得ずでした。。また気持ち新たに再開しますー。

大晦日にぎっくり腰で下半身を動かせない寝たきり状態になり、おざぶとんに自分をのせて両手で自分をひきずりながらなんとか移動する状態に。翌日なんとか立てるようになってからはくしゃみするたびに死にそうな激痛におそわれつつ、なんとか動けるところを体の中で探してゆっくり動き、電車で遠出して実家詣で。そのあとも動ける範囲内で動きながら連日外仕事に出て。。そして風邪をひいて喉をやられ。。。ある晩は割れるような頭痛におそわれて、なぜか頭に響くように声を出すと少し頭痛が和らぐことを発見したので、毎回息を吐くたびに「あーーー」と声を上げるというのを数時間続け。。。頭痛がおさまると今度は咳がすごくて、咳き込むたびに痛みがあちこちに走り、消耗するから寝たいのに、寝ても咳き込むのでまともに眠れないという日々。。。

そんなわけで自分史上最高の部類に入る「身体的なやばさ」のオンパレードで、ヘベレケになっていたのですが、でもヘベレケなんだけど妙なさっぱり感もあって、そしてぎゅっと充実していました。なにかが焼き尽くされていくさわやかさ、というか。。

この逆境の中で「それでも残っている健やかな(痛くない)部分」を見つけ出しながら、我ながら果敢に日々に臨んだものだー、と。。それも「やらなくちゃ」だからでなく、「やりたいから」でした。お正月に電車で遠出して実家に行くことも、年始に始まった連日の通訳仕事も、どちらも、キャンセルしたくない気持ちが「責任感」とは違ったところから出てきているのを感じていました。いつもは責任感から動くことが多い気がするのだけれど、今回はなんか違っていた。

なんだか純粋に、会いたいから、大切だから、というような。。。?そして自分の状況をおもしろがっている自分もいました。この身体状況でのチャレンジを楽しんでいるというか!

たくさんの人に会って、何度か神経も参りそうになりましたが、いつも神経が参るとひたすら引きこもる時間を持つよりほか手立てがなくなるのだけど、今回は渦中でちょいちょい休みながら進むといふうで、なんだかすごく新しかったです。

いずれも、自分がそうしようと強く思って、というよりかは、なんとなくそのような流れの中にいて、なんか新しい体験を受け取っていた、のに近かった。これはもう「星回りのせいだ」としか思えないくらい、すべては「起こした」のでなく「起こった」感じ。。。

で、ようやく身体からの「非常事態宣言」も撤回されつつあり(まだ咳き込みますが)、日常に着地しつつあり、おとといはグレゴリオ暦新年の初削りができました。ちいさーい端材からちいさーいスプンを1つだけ。

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特徴のあるうねりをもった材だったので、それをそのままなるべく活かす形で削っていってみました。途中、どうしようーなんだかへんな風になっていくーと思ったのですが、それでもしぶとく刃を動かして、「ここ彫れワンワン」と言われた気がするところを削っていくと、最後はこんな形になりました。

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トロンとした滴みたいな形。これはこれでかわいいように思えてきた。

基本、なるべく木目に沿っていったので、あんまりたくさん削らずに済んだ「省エネスプン」です😊 

さて、今年はこれから、いったいどうなっていくのやら。。。さらに木目に沿っていくような過ごし方ができていくといいなと思っています。

なにかを「どうにかしよう」とするとき、それは「(私の考える範囲での)どうにか」になっちゃうのだなあと実感しています。私の考えでどうにかするのをいったん保留して、ほんとうに(←ここ大事)どうにかしようとするのをやめてみると、そこにできたスペースというか隙間に、自然がおのずとおもしろい&ふさわしい展開を見せ始めるののだなあ、ということを改めて観察しているこの頃です。

そしてなにごとをするときでも、いつも、まわりとの協力によってなされていることを忘れないようにしたいです。これ今年の抱負!

こうしてここに居るだけでも、わたしがこうして居られるのは、この場に重力が働いていて、足元には地面があってくれているおかげ。モノひとつを手に持つだけでも、そのときに働いているのは、そのモノを地面のほうに向けて引っ張ってくれている惑星と、その引っ張り(落下)の軌道を遮っている私の手の両方で、つまり私と環境とのコラボアクションなのだなーということ、忘れないでいたいです。

私と世界はいつも一緒に働いていて、だからお互いがお互いの一部なんですね!

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