禁止カードをおさらい。許されるかも考察〜赤&緑属性編〜
青&紫編はコチラ
はじめに
みなさんこんにちは。一時期の朝青龍的な強さを誇る最強集団「team CARDBOX」所属のぐれんです。
禁止カード。それはカードゲームのトーナメントシーンには付き物であり、その当時はヘイトをプレイヤーたちに与えるものですが、後に伝説となり、その強さ、あるいはそのクソさが後世にまで語り継がれる素晴らしいものです。
そして今回はその伝説となったカードたちが今の環境で使えたらどんな影響があるかを、当時どんな経緯で禁止になったのかを解説しつつ考察してみたいと思います。
危険度について
考察するに当たって、今の環境に帰ってきたらどれくらい危険なのかを示す目安を設定させていただきます。目安は以下の通り↓
危険度S→今のバトスピがバトルスピリッツ2として再編されない限り一生帰ってくることはなさそう
危険度A→すっごい微妙。人によって意見が分かれそうだけど制限なら許されるかも
危険度B→僕個人としては解除でもいいと思うけど世間が許してくれないかも
危険度C→いつまでそこおんねんはよ帰って来い
以上の4段階。上に行くほどヤバいカード認定です。
では考察に入っていきたいと思います。と言いたいところですが、この記事はかなり僕の個人的な感想も踏まえて書いていきたいと思っていますので、それをご理解の上読んでいただけると非常にありがたいですし、もし「ぐれんこのカード帰ってきても大丈夫っつってるけど○○って理由でダメだろ」みたいなご意見や感想がありましたら是非とも教えてほしい次第でございます。よろしくお願いします。
ではいきます。
赤属性編
ヤシウム
危険度(リバイバル→Sリバイバル前→A)
レーディアと共に1度制限と言うなの執行猶予をいただけたけど、結局余罪多数でブタ箱にぶち込まれたやつ。
創界神の登場以降簡単にトラッシュが肥えるようになってしまったので、このような擬似的なサーチャーとしての役割もこなすサルベージャーのバリューが相対的に上がってしまったのですよね。
しかもリバイバル後のヤシウムは1枚から2枚のカードを擬似的にサーチ出来てしまうので単体のカードパワーも高く、もし仮に禁止解除が許されたとしても後々悪さしかねないので危険度はSです。
ちなみに「リバイバル版のとばっちり受けましたわぁ〜」みたいな被害者面をしているリバイバル前ですが、こいつもテキストを似通わせたレーディアが制限カードに指定されていることを踏まえるとまぁ普通に危険度はAくらいかなと。
仮にもしリバイバル前が「ヤシウム」って名前じゃなくても制限くらいにはなってると思いますね。
結論→やっぱ1枚で2アド稼ぐのはダメ!あとリバイバル前、お前も被害者面すんな!
断罪ノ滅刃ジャッジメントドラゴンソード
危険度→S
一見厳しそうに見える合体条件ですが、ノヴァ、ラグナロック、パラディンモード等と言ったコストが9とか10で申告出してる割に実際は1コア2コアで出てくるどころかなんならコアを戻したり、払った以上のコアを持って来てでも出てくるチュートリアル徳井義実顔負けの脱税系クソスピリット共がこのバトスピには多数存在しているのでまぁもはや合体条件は空気です。
そんな空気みたいな条件で大塚愛感覚でエクストラターンに取られたらそりゃヘイトたまりますわなって感じの理由で禁止になっていますが、もう一つ個人的にはこのカードを禁止にしておくべき理由があると感じています。
それはもしこのカードが禁止されていなかったら、この先、先述した脱税系スピリットのようなデザインを容易にしづらくなるってのがあるってやつです。
例えばこれから「竜騎士」と名のつくスピリットを3体破壊してノーコスト召喚できる12コストのガレットの新切り札だ!
みたいな超かっこいいアニメカードをデザインしたくても、そいつが断罪剣握って「えがおさくぅ〜♪」って歌いながら相手のスピリットに切りかかって行かない?大丈夫?みたいな心配をしながらテキストを考えなきゃいけないのは普通に不健全だなと思いますので、しばらくは帰ってこなくても大丈夫かなと思いますね。
結論→大塚愛が悪い
グレートリンク
危険度→C
これ最近始めた方はなんで禁止になってるの?って思われてるかも知れませんが、時は烈火伝が始まる直前、これから新システム「ソウルコア」にまつわるテキストを多く作っていくに当たり、当時は「このスピリットにソウルコアが乗っているとき」や「このカードのコストの支払いにソウルコアを払うことでオマケがつく能力※例:ドリームバブル等」と言ったテキストを公式は多くデザインしました。
それに当たり、このグレートリンクの持つ「ソウルコアを使い回せる能力」が環境を歪ませると公式に判断され、このカードは烈火伝を待たずして、同様の効果を持つ後述するネイチャーフォースと共に禁止カードに指定されてしまいました。
が、時は令和、ソウルコアなんてカードが表から裏になるだけで帰ってくれば、最強マジック白晶防壁にすら「Re」の2文字がつくだけでソウルコアを不要とする時代、こんなもん禁止カード一覧ページのスペースの無駄遣いにしかならんので早急な解除が待たれる今日この頃です。
もし仮にこれからソウルコアを再利用したらヤバくなるかもしれないやんって意見を聞くとしてもそれが覚醒って効果と絡むかって言われたら難しいと思いますし、そもそも簡単にソウルコアが戻ってくる転醒って効果はどう説明するんだあぁん???って話なのでもうお前ははよ帰って来い。
結論→禁止にされたときも何このカード知らんわって言われてたわやーいやーいバンダイの早とちりぃ〜。
赤属性編は以上です。続いて緑属性編です。
緑属性編
ネイチャーフォース
危険度→B
禁止カードに指定された主な理由は先述したグレートリンクとほぼ同じ理由なのですが、こっちはグレートリンクと違って特別な条件がありませんし、何より過去に「ミストホルン」と言う無限ループで使われたと言う前科がありますので、その当時を知っている人の中には難色を示す人もいるかも知れない。
ですが今そう言ったループが環境で暴れられるかって言ったらおそらく無理でしょうし、コアを戻す効果もここ何年かのバトルスピリッツを見ている限りそんなに悪さはしなさそうなのでまぁ許してあげてもいいのかなと。
ただ、アルケーガンダムとのコンボを危惧する人はいそうですし、そもそも「やっぱコア戻ってくるのはだめやって」って意見をお持ちの方はいそうなのでってことで危険度Bとさせていただきます。
結論→まぁ個人的には解除で大丈夫やと思います。
烈の覇王セイリュービ
危険度→S且つB
Twitterで「いまコイツ戻してもいいとか正気か?」みたいなツイートを見てこの記事を書こうと思い立ちました。
正気を疑いたければ好きに疑ってもらっても構わないんですけど、僕はこいつギリ解除でも良いと思ってます。理由は2つ。
・全体的なインフレによりコストパフォーマンスが上昇したので、当時と比べて大まかに動くカードが少なくなり、バリューが当時よりは低くなっている(=トラッシュにコアを5個置くのが地味に難しくなってる)
・セイリュービが3枚使えた頃のフラッシュでの読み合いは楽しかった←こっちが大きい
と言うより当時からこの2つ目の理由もあってか、その頃僕とバトスピをよくやっていた競技プレイヤーたちは、あまりこのカードに対してヘイトを向けていた覚えがありません(どっちかと言うとあまり勝てていなかった人たちがこのカードにヘイトを向けていたような…)
とまぁ以上の理由から僕個人としては別にこいつを戻しても問題はないと思うんですけど、それでもまぁ印象悪いまま規制が入りましたし、ネイチャーフォース同様「コアを戻す」と言うことに抵抗を覚える人が大多数であろうと言うことから、危険度はSでありBとさせていただきます。
結論→許されないとは思うけどこいつの撃ち合いは本当に楽しいんだよなぁ〜。
ストームドロー
危険度→S×5那由多
僕が「バトスピのカードの中で一番強いカードはなんだと思いますか?」とインタビューされたら、バトスピのトくらいで「ストームドロー!」と即答します。そのレベル。
これがもし仮に今禁止じゃないとしたら、全部の緑デッキがもう13段階づつくらい強くなります。
ピッグレストストームドローとか、緑の世界ストームドローとかされた日にはもうバンダイを道連れにして死にますし、そうでなくても創界神ストームドローの時点でだいぶゴミ。
一生帰ってくることはないですはい。これだけは言い切れる。かもしれない。
結論→死ね
ライフチェイン
危険度→A
禁止カードリストを眺めてて1番意見が割れそうやなぁって思ったカード。個人的にもかなり微妙だなと感じている次第です。
最初に規制が入ったのは今から10年ほど前、ブレイヴが登場した頃でした。
合体スピリットを対象に取るとブレイヴのコストの分だけコアが増えちゃうのはバグだよなと話題になった直後、ヴァリエルとのコンボで悪さをした後制限カードに指定され、更に時をもう少しして禁止カードに指定された過去を持ちます。
そして時は経ち、現代バトスピではそんなにバカみたいにコアを増やす時間もなければ意味もないんすよ。
ヴァリエルにブレイヴつけてライフチェイン撃って10数コア増やしてる暇があったらカウントためてヴァルシャルクで殺しにいったり、サラスアレスドルクガーヤトリー揃えに行くほうがよっぽど有意義です。
ただ、ジークレフキャットから増えた2コア使ってライフチェイン撃って5コア増やしてキルターンを1ターン短くするのは普通にヤバそうですし、オーマジオウなんかの超大型にこれを撃って色々やるみたいなコンボも出来そうなので、今後悪さをする可能性とかも鑑みるとダメなのかなぁと思ったりします。
結論→わからん!制限で様子見るとかはありだと思う!
赤&緑編は以上です。次は青&紫編でお会いしましょう。
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