不知火デッキ考察
皆さんこんにちわ!グレ団のチワワの磯辺揚げです!
今回は、環境TOPクラスで人気のある「不知火」というテーマについて考察していきます!
度重なる規制により、制約が非常に多くなってしまった不知火ですが、現在でもまだまだ強さは現役です!
不知火はカードの集めやすさから初心者にもおすすめですので、初心者向け構築と、ガチ構築を2種類紹介していこうと思います!
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不知火について
不知火は、墓地や除外を利用して様々な展開と妨害をすることができるアンデット族で統一されたシンクロがメインのテーマです。
ほとんどのモンスターが「除外された時に〜する」という効果を持っており、その効果を駆使してモンスターを展開したり、相手の妨害をしたりすることができます。
また、シンクロモンスターが非常に強力なこと、強力な汎用罠が多く詰めるということから、実装から今まで長きに渡り環境にずっと入り続けています。
まずは不知火のキーカードをなるモンスターを紹介しましょう。
妖刀-不知火
こちらが不知火の最重要キーカードとなるチューナーモンスターです。
このカードは墓地にいる場合、他の墓地にいるモンスターと一緒に除外することで、合計レベルが同じシンクロモンスターを特殊召喚できます。
例えば、「不知火の物部」と「妖刀-不知火」を除外すれば、6シンクロモンスターの「刀神-不知火」を特殊召喚できます。この際、「不知火の物部」を除外したので効果を発動し1ドロー1捨てができます。
不知火デッキは、最初のターンでいかにこのモンスターを墓地に落とすかがキーとなってきます。
不知火の物部
こちらは初動となるモンスターです。
召喚成功時に、手札やデッキから「妖刀-不知火」モンスターを特殊召喚することができます。「逢魔ノ妖刀-不知火」も選択可能です。
これで6シンクロや7シンクロをすることができ、強力なモンスターが出せます。また、「レベルコピー」や「レベル上昇」のスキルを使えば、一気に8シンクロや10シンクロのさらに強力なモンスターを初ターンで立てることができます。
その強力さから、2020/7のリミット改正でリミット2に指定されるほどです。
不知火の影者
このカードは大きく2つの効果を持っております。
一つ目は、フィールドのアンデット族モンスター(自身も可能)をリリースして「妖刀-不知火」モンスターを特殊召喚することができます。これにより、召喚したチューナーと場のモンスターで、シンクロ召喚を行うことができます。
二つ目が非常に重要で、このカードが除外された時に、除外されている「不知火」モンスター1体をフィールドに特殊召喚できます。
例えば、墓地にいる「妖刀-不知火」とこのカードを使って墓地シンクロすると、効果が発動し一緒に除外した「妖刀-不知火」をフィールドに戻すことができます。これでさらに上級のモンスターを出しながら、次の自分のターンにもう一度墓地シンクロすることが可能となります。
炎神-不知火
3500もの高い攻撃力と、破壊耐性をもつ不知火のエースシンクロモンスターです。
シンクロ召喚時に墓地のシンクロモンスターをエクストラデッキに戻し、相手のカードを破壊する効果も非常に強力です。
不知火の主な勝ち筋は、このモンスターを立てることがメインとなります。
強い点
・強力なモンスターだけでなく、相性のいい魔法罠が多数存在するため、自由度が高く環境に合わせやすい
・不知火関連モンスターカードはミニボックス「ソウル・オブ・レザレクション」で全て手に入り、組みやすい
・今後のことを考えた時、アンデット族は強力なカードが多いことと、強力な汎用魔法罠の追加によりさらに強化される可能性がある
弱い点
・キーカードの「妖刀ー不知火」と初動の「不知火の物部」がリミット入りしており、「狡猾な落とし穴」や「エネミーコントローラー」などの強力な汎用魔法罠は積むことができない
・除外効果をメインとしているため、「ネクロバレー」や「ロンギヌス」などの妨害カードに弱い
・長きに渡り環境にいるため、多くのデュエリストが対処カードや方法を持っている
使う際の注意点
初心者でも組みやすく、長きに渡り環境にいるため、もはや不知火対策は常識と言えるほどになってきています。
したがって、レジェンドランク以上やKCの2ndステージなどで不知火を使い戦うためには、プレイングや環境に合わせた構築力が求められます。
現在、環境にどんなデッキが多いのか、それに対してどういった対策カードを盛り込んでいくのかということを意識して構築し、不知火本来の展開力を通していきましょう。
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構築考察
それでは私が考える、不知火デッキを紹介します。
初心者向け不知火
こちらは「ソウル・オブ・レザレクション」を2周、そしてショップの特設にあるセットやストラクに加え、比較的入手しやすいカードで構築した不知火デッキとなります。
多少の課金は必要ですが、他のデッキに比べて圧倒的に簡単に組めて、少なくともレジェンドランクくらいまでは簡単にいくことができるパワーもあるため、非常にコスパがいいデッキと言えます。
物部、宮司、デスサムライらが初動となるため、安定性も高いかと思われます。墓地シンクロから召喚したモンスターや武士をメインに、罠でサポートしながら戦っていきましょう。
デッキコピーはこちら↓
https://duellinks.konami.net/att/00d8fe6dcabd4fea26fc39f2f4ff1699d0dd1649ba
罠型不知火
こちらは不知火本来の展開のしやすさを聖槍でサポートしながら、強力な罠やロンギヌスで相手を妨害して戦うベーシックな構築となっております。
初動として重要なのは物部と牛頭鬼になります。
物部入りの場合、物部からレベルコピーを使用して戦神シンクロ召喚、効果で物部を除外して1ドロー1捨てをして罠を引き込みましょう。
牛頭鬼入りの場合、効果で墓地に落とすカードは物部か妖刀になります。罠が多くセットできるのであれば次のターンの展開を考慮して妖刀、そうでないなら物部を落とし牛頭鬼墓地効果からの物部除外で1ドロー1捨てを狙うようにしましょう。
デッキコピーはこちら↓
https://duellinks.konami.net/att/0667c7725fc3e02b746c56e19a273f0d9b6f1aca43
芝刈り型不知火
こちらは隣の芝刈りや針虫の巣窟、ダイスエットなどで不知火モンスターを多数墓地に落とし、墓地除外効果により展開力と対応力を向上させた構築となっております。
特筆すべきはタックルセイダーと炎渦の胎動となります。
タックルセイダーは墓地に落ちた場合、相手のモンスターを裏守備にするか表側の魔法罠を手札に戻せるので、相手の動きに合わせて針虫orダイスエットを使えば、これらが妨害札となります。
炎渦の胎動は、墓地のモンスター2体を除外できるので、これで宮司を除外して表側のモンスターや魔法罠を破壊したり、物部で1ドロー1捨てができる、影者で除外ゾーンから特殊召喚などと幅広い戦術をとることができます。相手のターンでも発動できるので、便利ですがリソース管理に気をつけましょう。
これらは墓地で発動するモンスター効果なので止められにくいため、現在の環境では刺さりやすく強力です。ただし除外効果の発動タイミングに少しクセがあることと、墓地や手札のリソースで即時判断が求められるため、罠型と比べればよりプレイングが求められるデッキとなっております。
デッキコピーはこちら↓
https://duellinks.konami.net/att/0655a95fab282cd443c20cb5d17d16230f766ee728
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環境デッキとの相性
罠型不知火と芝刈り型不知火における、2020/8/6時点での環境デッキとの相性について解説します。
×...相性悪い △...五分五分 ○...相性良い
ウィッチクラフト:罠型× 芝刈り型△
罠ビート型は、ウィッチクラフトに対して正直かなり相性が悪いです。理由としては、ヴェールの効果で物部などの効果を止められて展開を止められたり、炎神の破壊耐性を無効化されたりするため、不知火が本来やりたい動きを妨害されるからです。
ただし、芝刈り型なら多少の運は絡みますが対抗できます。宮司やタックルセイダーなど墓地から発動する効果はヴェールでは止められないので、それらを駆使しヴェールを止めてから、不知火本来のムーブを行い圧倒していくことが可能です。一度こちらのペースに引き込めば、あとは相手のヴェールを処理し続けていくことで、勝つことができます。
BF:罠型△ 芝刈り型△
BFとの相性は、正直トントンです。破壊耐性がある炎神やアンデットスカルデーモンを立てれば、ライキリでの破壊を防ぐことはできるものの、そこに到るまでなんとか耐えることができるかどうかがキーとなります。
よって罠ビート方は罠で、芝刈り型は宮司やタックルセイダーなどで展開を阻止していき、カウンターをしていきましょう。
剛鬼:罠型× 芝刈り型×
剛鬼は基本的に相性が悪いです。ネクロバレーや豊富な魔法罠で、こちらの動きを邪魔されます。
芝刈り型だったとしても、宮司の破壊効果を使っても剛鬼はモンスターが途切れないため攻めあぐねることが多く、非常に不利となっております。
青眼:罠型△ 芝刈り型△
青眼には五分五分となっております。
強力な罠とスピリットドラゴンが苦手ですが、それより先に展開・妨害できれば、十分に勝つ見込みはあります。
ネオス:罠型△ 芝刈り型△
こちらで定義するネオスはバレットネオス召喚獣です。不知火は火属性なのでプルガトリオの餌になりやすいという弱点があります。
ただし、罠型の場合は罠、芝刈り型の場合は宮司やタックルセイダーなどで十分対抗可能、そして展開力は不知火の方が上なので、少し有利ぎみの五分五分とします。
ES召喚獣:罠型△ 芝刈り型△
ES召喚獣に関しては、五分五分としておりますがどちらかというと不利よりとなります。
墓地の不知火モンスターがプルガトリオの餌になるという点や、モーレフや罠などによる展開の妨害があるため、聖槍や罠をどれだけ引けるかがキーとなります。
初手の安定性というところでは不知火の方が少し有利かなと思います。長引けば長引くほど不利となりますので、なるべく早めに決着をつけるように意識しましょう。
HERO:罠型○ 芝刈り型○
HEROに対しては基本的に有利となっております。罠や墓地効果で妨害しやすいので、こちらが大きく事故しているor相手がゴリハンすぎない限りは、まず負けないでしょう。
相手の初ターンの動きを止めることができれば、あとはこちらの展開を妨害する術は基本的に持っていないため、勝ちやすいかと思います。
水晶:罠型△ 芝刈り型△
罠型ならロンギヌス、芝刈り型だと胎動宮司で相手のシンクロを妨害するなどで対抗はできるものの、水晶の安定性と防御力によりなかなか突破が難しく、五分五分としております。
水晶と戦う場合は、リソース管理が非常に重要となりますので、慎重に戦うようにしましょう。時間にも要注意です。
ブラマジ:罠型× 芝刈り型○
ブラマジに関しては、魔導陣で炎神を飛ばされたり、罠をナビゲートで止められたりと、罠型に関してはかなり不利となります。
ただし芝刈り型に関しては、罠型と違い墓地のモンスター効果で戦うというところで止められる手段がカイクウくらいしかなく、除外されても芝刈り型なら胎動と影者を使って戻すことができたりと、試行の結果勝ち越したので有利という結論になりました。
サイドラ:罠型△ 芝刈り型△
サイドラに先行を取られ、オーバーフローとサイバーロードフュージョンをかまえられたら、割とどうしようもありません。これは他のデッキでも言えることですが...
よってサイドラはジャンケンのようなゲームとなるため、有利とか不利とか関係なく、五分五分となります。対戦成績的にも、勝率はちょうど5割となっております。
霊獣:罠型△ 芝刈り型△
霊獣に関しては、罠型なら五分五分、芝刈り型ならリソースで圧倒することができますが、闇のゲームというスキルが天敵のため、こちらも五分五分としています。
霊獣モンスターは融合体が誘発即時効果で分離することができるため、罠が効きにくいです。罠を使うとすれば、厄介な下級ペトルフィンなどに使用しましょう。霊獣は打点の低さが弱みなので、うまく相手の動きを妨害・回避しつつ、戦神や炎神などで戦っていきましょう。
呪眼:罠型× 芝刈り型△
基本的には不利です。特に先行を取られたらほぼ負けと言っても過言ではないでしょう。
妬絶の呪眼でバウンスされて上級モンスターやシンクロ素材を戻されたり、メドゥサの除外効果でこちらの墓地効果を邪魔されたりするので、全然思い通りの動きができないことが多いです。安定性も呪眼の方が上だと思います。
これらの相性は有名なプレイヤーのつんつんさんの情報、そして私が500戦以上したデータを元に作成しております。
ご覧の通り、不知火は幅広いデッキを見ることができ、規制をうけた今でも非常に強力なデッキであることに変わりないということが伺えます。
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いかがだったでしょうか?私は現在の環境で使用するなら、「芝刈り型不知火」が非常に柔軟性が高いと思っており、使いこなせればKCカップ上位も夢ではないと思っております!(自分がなれるとは言ってないw)
実際、有名なプレイヤーであるつんつんさんもKCGT2ndステージで芝刈り型不知火を使って2位になったほどなので、ポテンシャルは高いことが証明されております。
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