見出し画像

【競馬息子への手紙】G1宝塚記念の馬券内馬はこう探せ

息子よ、この記事を見ているということは君も競馬をやるようになったんだな。
君のことだから競馬でも勝ち続けているかもしれない。
だがな、競馬はやり続ける限りいつか絶対に負けてしまう。これはルール上仕方のないことだ。
この記事は競馬で負けて悔しいと思ったときに1つずつ読んでくれ。
親父の私が、これまでの数十年の競馬歴で学んだことをここに書いておく。

宝塚記念の馬券内馬はこう探せ

さあ、ついに上半期の最後のG1である宝塚記念の時期になってきた。
年によってはメンバーレベルが低くなる年もあるが、今年は非常に楽しみなメンバーが揃っている。

それでは、これから宝塚記念で買えない馬(買いにくい馬)の条件を紹介していこう

7歳以上の馬は買うな

これについては以下の記事を読み直してほしい。

数字で言うと、過去10年の7歳以上馬の成績は0-1-0-23(複勝率4.2%)となっている。
2着に来たワーザーは海外馬であり、日本馬に限ると過去10年で7歳以上の馬は馬券に絡んだことがないのだ。
7歳以上の日本馬は軽視しても良いだろう。

前走6人気以下、かつ前走4着以下の馬は買うな

これについても気になれば以下の記事を読み直してほしい。

この条件に該当した馬は、過去10年で1-1-1-41(複勝率6.8%)となっている。
馬券内になった3頭が好走した2015年と2018年はどちらも5番人気以内が全滅するという大波乱のレースだっただけに、順当に狙いに行くのであればこれらの馬は切ってしまっても良いかもしれない。

大波乱を狙うのであれば、この条件は参考程度にしておいてほしい。

G1もG2も勝ったことがない馬は買うな

宝塚記念はG1である。
やはり馬の能力値は非常に重要になってくる。

過去10年の日本馬の馬券内馬29頭のうち、27頭はG1、もしくはG2を勝った経験があった
この経験がなかった2018年のノーブルマーズ、2021年のユニコーンライオンの2頭はどちらも1枠であり、枠の利があってようやく勝負になるというレベルになる。

1枠を除けば、G2レベルも勝てない馬はバッサリ切ってしまっても良いのではないだろうか。

さて、ここまでは買ってはいけない馬を紹介してきた。
ここからは買うべき馬(軸にオススメしたい馬)を紹介したいと思う。

有馬記念の掲示板内の馬は買え

日本の芝G1のレースの多くは「根幹距離」と呼ばれる、400mで割り切れる距離のレースが大部分を占める。
しかしながら、根幹距離と非根幹距離では得意としている馬が異なるため、これまでの根幹距離のG1で好走してきた馬は宝塚記念で凡走することも多い。

一方で、今回の宝塚記念と同じ非根幹距離で開催される有馬記念の成績は宝塚記念とリンクしやすいことで有名である。

1996年以降、有馬記念の5着以内馬が2頭以上宝塚記念に出走する場合、2022年を除く18年において、毎年有馬記念の上位2頭のうちのどちらかが必ず馬券になっている。

以下に実際の馬たちを載せておこう。

■有馬記念の上位2頭の成績
96年 1頭しか出走せず
97年 1頭しか出走せず
98年 エアグルーヴ(3着)、シルクジャスティス
99年 グラスワンダー(1着)、ステイゴールド(3着)
00年 テイエムオペラオー(1着)、グラスワンダー
01年 メイショウドトウ(1着)、テイエムオペラオー(2着)
02年 出走せず
03年 タップダンスシチー(3着)、シンボリクリスエス
04年 リンカーン(3着)、ゼンノロブロイ
05年 ゼンノロブロイ(3着)、タップダンスシチー
06年 ディープインパクト(1着)、リンカーン
07年 ポップロック(3着)、ダイワメジャー
08年 1頭しか出走せず
09年 ドリームジャーニー(1着)、スクリーンヒーロー
10年 ブエナビスタ(2着)、ドリームジャーニー
11年 ブエナビスタ(2着)、トゥザグローリー
12年 オルフェーヴル(1着)、エイシンフラッシュ
13年 1頭しか出走せず
14年 ゴールドシップ(1着)、ウインバリアシオン
15年 1頭しか出走せず
16年 マリアライト(1着)、キタサンブラック(3着)
17年 ゴールドアクター(2着)、キタサンブラック
18年 出走せず
19年 キセキ(2着)、レイデオロ
20年 キセキ(2着)、サートゥルナーリア
21年 1頭しか出走せず
22年 エフフォーリア、ディープボンド

2022年はディープボンドがハナ差の4着と惜しかったが、それでも勝ち馬のタイトルホルダーは有馬記念で5着と掲示板内を確保していた。
前年の有馬記念の掲示板内の馬は積極的に買ってほしい。

牝馬は3つの条件をクリアする馬を狙え

斤量の恩恵で牝馬が強いといわれる宝塚記念だが、狙うべき牝馬には条件がある。
それが以下3つの条件を満たした馬だ。

  • 牡馬混合G1で3着以内の経験がある馬

  • 阪神重賞で3着以内の経験がある馬

  • 2400m以上の重賞で3着以内の経験がある馬

この3つに該当する馬は、以下の通りである。
93年 イクノディクタス(2着)
05年 スイープトウショウ(1着)
10年 ブエナビスタ(2着)
11年 ブエナビスタ(2着)
15年 デニムアンドルビー(2着)
19年 リスグラシュー(1着)
20年 クロノジェネシス(1着)
21年 クロノジェネシス(1着)
22年 デアリングタクト(3着)

どうだい?凄い成績だろう。
牝馬の中でも牡馬と混じって好走できるレベルにある馬で、競馬場も距離も問題ない馬が出てくれば、さすがに好走するということだ。
意外と人気しないこともあるのでオススメしたい!

宝塚記念の紹介は以上だ。是非参考にしてみてほしい!

それでは、上半期の総決算だ、頑張ってこい!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?