パンサラッサの引退

昨日(11/30)に令和の天才少年、イクイノックスの引退、種牡馬入りが発表された。まぁ、もう向かうところ敵なしで、勝ちたい、勝つべきレースすべては勝ってきたわけで当然といえば、当然。無事に種牡馬入りして、あとはその素晴らしい遺伝子を子供に引き継ぐわけ。これまた幸せな「馬生」ではないか!あの強さはもう言葉が出ない。

そんな中、その数日前にパンサラッサの引退も発表された。ジャパンカップ前には決まっていたとのこと、最後のレースでも代名詞の大逃げをやってのけた。思えば、海外G1で勝利を挙げるなど、たくさんの夢をみせてくれた。通常、海外遠征で調子を崩す馬が多い中、飛行機OK、海外OK、むしろ楽しんでる?くらいなメンタルの強さ、愛らしさがファンを増やした。担当の矢作調教師も、ここまでになるとは思っていなかったようだ。特徴的な逃げ馬を作りたいと思われていたようだが、それを叶えたのはパンサラッサ自身の適正とコンディション作りを支えた厩務員、厩舎、調教助手などのサポートだろう。負けてなお語り継がれるレースをできる馬、それがパンサラッサだったのだ。今後は生まれ故郷の北海道で種牡馬入りするようだ。あの逃げ馬の血を引く子供たちがいつかターフに出てくるかと思うと、期待で胸が膨らむ。その期待で引退の寂しさを今は埋めておこうと思う。ありがとう、パンサラッサ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?