知らないかぶりをする

知ったかぶりは、なるべくしないようにしている。

僕はプライドが高いので、「〜って知ってます?」と聞かれて、どうも「知っている」と言いたくなるタチだ。

ゾルゲ諜報団のリヒャルト・ゾルゲさんが、日本人は自らの無知を他人に指摘されると反論するために饒舌になり、結果機密情報を漏らしてしまう、という特性を活かしてスパイ活動をしていたらしいが、そういう意味では典型的な日本人。

人生38年生きていると、さすがに知ったかぶりで地雷を踏みまくり、「絶対にやらんほうがいいぞ……」と、知ったかぶりをしないように心がけるようになった。

つい最近、ようやく「知らないかぶり」ができるまでに成長した。「知らないかぶり」とは、知っていることを、わざと知らないようにふるまうこと。

これ、やり始めてみると楽しいんですよ。

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中年ITエンジニアであるグニャラくんが、零細株式会社の運営や、普段考えていること、インターネット生放送で出た話などの日々の様子を書いていま…

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