占いの合理性と、銀河が教える成婚の秘訣
占いがけっこうすきだ。
まわりに理系男子がおおいからか、占い好きっていうと「えっ?」とよくいわれる。「占いなんで合理的なじゃないし、バカなの?」といわれることもある。
占い、合理的なはずないじゃん。
僕は、合理的であることそのものには、それほど価値をおいていない。
合理的であるからといって、議論の前提に何を選ぶかによって結論は異なるし、合理的でないからといって、議論の結論が正しくないとも限らない。合理的に導かれる、合理性の限界だ。
議論の合理性は「真摯な議論なら当然満たしてほしいなあ」と思う。思うけど、ただ単に議論が論理的であるからといって、議論の結論の妥当性が高いと思うことはないというだけ。
「【結婚したい女子必見】結構するための秘訣」という記事をツイッターで紹介した。スピリチュアル系のセラピストである谷原由美さんが、結婚したい女性に向けてアドバイスを記した内容だ。
アドバイスの内容、説得力強くないですか?
アドバイスそのものには、全くスピリチュアルの要素は含まれていない。谷原由美さん自身の語り口も考え方も魅力的で、それが文章の説得力につながっているのだろう。
彼女はいろんな認定資格や講座受講をしている。だからこそセラピストとして活躍されているのだろうか。僕はそうおもわない。実際のところ、彼女自身の魅力そのものが人を惹きつけ、セラピーに役立っているのではないか。
占い師はかなりの人数の深刻な悩みを聞き続けることになる。おそらく通常の人の何十倍、何百倍もの数だろう。
そもそも深刻な悩みの相談をする場合は、ある程度信頼している相手にしかしない。信頼されている相手から相談された場合、どうしても相談者の立場に立ってアドバイスしがちだ。そこでは客観性が失われる。
つまり、客観的な立場で深刻な悩みを聞く機会の数は、占い師と一般の人でかなりの差がある。
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グニャラくんの株式会社wktk月報
中年ITエンジニアであるグニャラくんが、零細株式会社の運営や、普段考えていること、インターネット生放送で出た話などの日々の様子を書いていま…
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