R-TYPE自機設定に関するデマと「現実のおぞましい設定」:バイド編(闇)


このさきには
暴力的で
鬼のような
毒舌ちくちく言葉どもが
あなたをまっています。
それでも 閲覧しますか?








 よし、ではそろそろ本気の「お気持ち表明」と参りましょうか。

 前編でキレイにオチが付いたところで、ここからは「そもそも、なぜ誤情報を流布するべきではないのか」「だいたい、このデマはどうしてこんなにも拡散してしまったのか」をテーマに進めさせていただきます。この二点はある意味で最も根本的な部分になるのですが、その性質上、毒舌抜きで語ることは不可能となるため、こうして分けさせていただきました。 

 前章では、設定デマ(1の主人公は脳髄だけでR-9に繋がれている、R戦闘機=どの機体も四肢切断etc)の拡散に加担してしまう人間を主に作品そのものを知らず、たまたま又聞きした話を「そういえばそんな設定のゲームあったな」レベルでそのまま流してしまったレベルの存在として想定していました。他方、ここからは「R-TYPEという作品を知った上で、さもディープなファンのような顔をしながら、この誤情報拡散に加担している」相手として論じていきます。よって、慈悲を掛けることはありません。必然制裁させていただきます。

 繰り返しになりますが、この先はハイパー波動砲の如くちくちく言葉を連射する戦いになりますので、ご気分を悪くされた方は直ちにブラウザバックすることを推奨します。

 もしあなたが先に述べたような「デマ拡散?上等!!」というタイプの人間でしたら、気分を悪くしようがブラウザバックしてはいけません。心して聞きなさい。



 よろしいですか?

 さあ、行こうか。

⇒はじめる


帰結・前.提督、今日は4月1日 エイプリルフール じゃありませんぜ

 
 前編で、「デマを拡散する」という行為は如何なるものか、つらつらと書いた訳ですが、先にターゲットとして設定したタイプの(もしかしたら実際に本件でやましい経験のある)読者の中にはこう思う方もいらっしゃるかもしれません。

 仮にこれら自機に関する設定にデマが混じっていたとして、何が問題なんだ?間違っていたとしても話のネタとしては面白いし、それで知名度が上がってファンが増えるんならいいんじゃないの?

 と。

 堂々とこんな居直り抜かされた日にゃあ「修正してやる!歯ァ喰い縛れッ!!」っと行きたいところですが、ここはグッと堪えつつなぜそれでは駄目なのか、という点について語りたいと思います。

 まず、これに関しては根本的な最も大きい理由が一つあります。

 
 そもそもR-TYPEって、君たちが作ったゲームじゃないよね?

 
 R-TYPEという作品の設定について決定する権利は、アイレム(当時)やグランゼーラ(現)、及びそこに属する九条P以下、本作を生み出したスタッフの方々が有しているものです。

 え?何を当たり前のことを言っているんだコイツは?って?

 その「当たり前のこと」すらも理解できねぇのかよお前らは、って話してんだよコッチは!俺だってこんな当たり前すぎることわざわざ言いたくねぇんだよ!

 ……ふぅ。

 昔話をしてあげる。
 R-TYPE FINAL2の情報が公開され始めた頃の話よ。

 当時ニュースサイトで、パイロット画面のスクリーンショットが公開されたことがありました。

 そのスクショに移っていた「R-9の前でラーメン屋の店主よろしく腕を組むパイロット」の姿を見て、やっぱり言い出した連中が溢れていました。

 「どうして手足があるんだ?」

 「は?R-TYPEのパイロットって四肢切断されてんじゃないの?」

 「こいつ本当はパイロットじゃなくて掃除のおばちゃんなんでしょ?」

 ……黙って聞いてりゃチピチピチャパチャパと。

 いや本当にね、キラたちの窮地にズゴックで駆けつけるアスランみたいな顔しながらTLを眺めておりましたわ。本当使えないなお前ら。

 いつからお前らが、このゲームの設定を決められる立場になったんだ?

 ゲームに限らず創作物の設定なんてコロコロ変わるものです。今後設定が変わって「やっぱりR-TYPEのパイロットは例外なく四肢切断です!」って公式から提示されたら、その時は大手を振って「R-TYPEのパイロットは全員ダルマ生体ユニットなんだぜwww」ってニチャニチャしながら語ればいいでしょう。しかし、現実はそうはなっていないのです。むしろエンジェルパックの設定の方が今では無くなっている可能性が高いし。

 本作では「R戦闘機のパイロットは五体満足である」と設定されているのです。それで話は終わりなのです。というか、R-9Aについて言えばもともとそういう設定だったのです。

 そんなに天使(意味深)になりたいのなら、決定権を持つ人間が白だと決めたものを未練がましく黒だと強弁するよか、いっそ二次創作で「ぼくがかんがえたさいきょうにおぞましいR戦闘機」でも作ってた方が、よっぽど建設的ではありませんか?ほとんどの作品のファンはそうしています。何故お前たちはそうしない?理由は一つ、お前たちは異常者の集まりだからだ。異常者の相手は疲れた、いい加減終わりにしたいのは私の方だ。

 大体、他人が作った創作物の設定が気に入らないから、自分の意に添うように変更させようとするって、いったい何様のつもりでクレーマー系フェミかポリコレ厨みたいな真似を平然とやろうとしているんだお前らは?そんな決定権がお前にあるのか?

 そうした力による現状変更の試みは、否定されなければならない訳です。デマの拡散に加担する行為も、これと同じです。

 さて、本章の結論は早速出てしまった感がありますが、続いてこれに付随する理由について述べていきたいと思います。

 付随的な理由として挙げられるのは、

  • そもそもその目論見が達せられないから

  • 間違いを訂正するコストが膨大だから

  • 単純にファン、ひいては作品そのものに対して失礼だから

 の三つになります。

 一つ目は至極単純で、そんなデマに頼ったところでファンは獲得できない、という理由です。

 考えてもみてください。

 Xで設定デマに飛びついてしまうタイプの方々で、実際にR-TYPEというゲームをプレイしたことがある方、自機の細かい設定を追っている方は果たして、どれくらいいると思いますか?ほとんどのケースにおいて、その設定にだけ飛び付いて肝心の作品の中身に関しては語っているところを見た事がありません。下手したらプレイ動画見てるかも怪しいと思う時があります。これではその設定だけがネットミームとして独り歩きしているに過ぎず、作品の盛り上げに寄与しているとは言えない状態です。これに関しては次の章でより詳しく、そして容赦なく語りたいと思います。

 二つ目は前編でも述べた内容で、そもそもデマを信じて入ってきたご新規を再教育する(別にアーキバス的な意味じゃないよ)のに要するコストが膨大である、という問題です。よく言われる「間違っていても入り口になるならいい」論ですが、それを言う貴方は後の面倒を見てくれるんですか?と。一つ目に述べた点も併せて考えるなら、明らかに得られるモノに対して払わなければならない代価が釣り合っていません。

 だいたい、その誤情報の訂正をやろうとする側は「設定警察」の誹りを覚悟しなければならない訳ですから、遠回しにデマを受け入れることを要求しているとしか考えられません。開き直りすら堂々と出来んのかお前たちは。

 三つ目は最初に述べた最も根本的な理由(設定を決めるのはお前じゃないんだよ)にも繋がるもので、態々そんなことをする必要がどこにあるんですか?という話になります。

 そもそもR-TYPEって、設定を誇張したデマに頼って盛り上げないとファンを呼び込めないような、面白みに欠けたつまらない作品なんですか?

 真っ当なファンにとっては断じて違うでしょう。店が出した料理に「こんなんじゃ客を呼び込めないぜ、俺がもっと美味しく味付けしてやるよ」とマヨネーズをドバドバかけてるようなもんです。上等な料理にハチミツをブチまけるがごとき思想!

 加えて言えば、そんな嘘で釣って呼び込むような態度そのものが将来ファンになってくれるかもしれない人間に対して、あまりにも不誠実であると言わざるを得ません。言うに事欠いたデマ屋は「デマを躍起になって否定するから新参に厳しい界隈になり、新規が離れていく」等と抜かしますが、そもそも新参を自分らがデマを安心して吹聴できる免罪符を得るための「人間の盾」として使っているのはお前らではないのか?と。

 嘘をつくならエイプリルフールの時にしましょう。面白い嘘限定で。ドミナントとの約束だ!


帰結・後.ヤツらはゲームで遊んでるんじゃない。情報・・ で遊んでるんだ!

 
 では、二つ目の「なぜこのデマはこんなにも拡散してしまったのか」について語ります。

 実はこの点に関しては、前編で既に答えを出してしまってるんですよね。

 ズバリ「おぞましい設定」だからです。

 だって、あまりにも不気味で、ゾワッとするじゃないですか。人間が手足切り落とされたり、脳だけで戦闘機にブチ込まれたりとか。想像しただけで思わず吐きそうになるじゃないですか。

 そんなショッキングな話を聞いたら、思わず誰かに話したくなっちゃうじゃないですか。同じ話を聞いた人たちと、ワイワイガヤガヤ語りたくなるじゃないですか。

 あまりの不気味さにそれしか考えられなくなって、全く別のよく知らない、けど何となく設定が似ている作品を見たら「実質R-TYPEじゃん」とか言って、いっちょ噛みしてみたくなるじゃないですか。なんかそういうジャンルに詳しい人間になれた気がして、楽しくなるじゃないですか。

 ちょっと慣れてきたら「こんな苦みのあるハードな裏設定を知っている俺達はスゴい」って悦に入ってみたくなるじゃないですか。

 そして『真実』を知っているあなたは、何も知らずに呑気にR-TYPEというゲームを遊んでいる友達やゲーム実況者を見たら「俺はお前みたいなただゲームを遊んでいるやつとは違う、この作品の"おぞましさ"を知っているんだぜ」と、心の中でマウンティングしてみたくなるじゃないですか。そのゲームを遊んだことすらないのに。

 前章で少し触れた「ネットミームとしての設定」を擦っているだけの状態とは、恐らくはこんなものでしょう。

 だって、前章で述べたパイロット画面みたいな、ゲームを一度でも遊んだことがあれば、否、プレイ動画見た事があるだけでもしないような間違いを平気でするんですよアイツら?

 前編(地球軍編)でも語りましたが、R-TYPEにおけるこれらの設定は世界観ををより魅力的なものとして表現するため、つまり作品をより面白くするためのスパイスです。つまり、我々にとってはR-TYPEのために”おぞましい設定”がある、という主従関係になります。

 連中にとっては逆です。

 "おぞましい設定”のためにR-TYPEがあるのです。

 すなわち、彼らにとってはR-TYPEとは遊んでて面白いゲームではなく、他人に語りたくなるような「怖い話」の供給源でしかない訳です。なんてことだ。コイツ等人が手間と技術と金をかけて丹精込めて作り上げたゲーム作品を只の見世物小屋くらいにしか思ってねぇぞ!

 これ自体がおぞましい想定ですが、こう考えると連中が前章で述べたパイロット画面の元気な彼に対して異様な拒絶反応を示したのも理解できます。

 彼らにとってR-TYPEは「とにかくおぞましいもの」でしかないから。

 否、「とにかくおぞましいもの」でなければならないから。

 「おぞましくないもの」など、R-TYPEではないから。

 それが公式によって否定されたことによって生じた認知的不協和。大方そんなところでしょう。でなきゃ「公式は設定を理解していない」レベルの頓珍漢な事は普通言いませんって。

 筆者の個人的な感想になりますが、機体に関する設定量が増えたFINAL以降の作品だと「おぞましさ」一辺倒ではない面白みのある設定がある機体もまた魅力的に見えるんですよね。長い雌伏の果てに脚光を浴びるパイルバンカー系列とかR-11S2の自信満々なネーミングとか、おぞましさの中にところどころ笑わせポイントが入ってるバイド系機体の設定とか。ぶっちゃけお前らの妄想聞いてるより公式の設定読み漁った方が1145141919810倍は面白いんだよ。


帰結・了.我々は生きている。我々の悪夢は終わらない。

 
 さて、そろそろお時間となりました。

 ここまで語っておいてナンですが、前編でも述べた通り、もはや今となってはこのデマが独り歩きする現状を収拾することは事実上不可能なのではと思っています。きっとまた何かの切っ掛けがあれば、TLにデマが流れてくることでしょう。悪夢は終わりません。

「おぞましさだけが僕(R-TYPE)の全てじゃない!!」

「それが誰に解る? 何が解る!解らぬさ! 誰にも!!」

 それでも、守りたい世界があるのです。

 先ほど言った通り、力による現状変更を肯定することは出来ないのです。

 これが通ってしまったら、そもそも創作物を生み、楽しむという行為の価値そのものが毀損されてしまうのですから。

 何度吹き飛ばされても、僕たちはまた花を植えるしかないのです。

 今デマ拡散を行っていない子は、これから先デマ拡散をしないようにしようね!

 今デマ拡散を行っている悪い子は、やめようね!

 そして、R-TYPE、グランゼーラを含めたみんなを大好きになって、みんなのために、生きようね!


 -追記-

それでも俺はデマ設定を擦り続けるぜ!と考える反逆者に告ぐ

今からでも遅くないからせめてR-TYPE FINAL2(3)を購入せよ
作品を楽しむ気がないのならせめて公式様に制作資金を運ぶ働きバチになれ
作品の名前を借りてキャッキャするだけならせめてショバ代だけでも払え

 
公式様に告ぐ

ナルキッソス実装とCOSMOS待ってます


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