激ヤバミュージックビデオ3種盛り

MV見るの好きです。やはりバンドとか音楽を売っていこう、というプロモーションの一環として制作されるものですから、かっこいいMV、おしゃれなMVというのは沢山あるんだけど、ヤバい!というMVは希少です。

私はバンドというか音楽やっている人たち自体が好き、という感じなので、本人たちのヤバみが溢れてるMVを見ると笑顔になります。逆に、クリエイターの野心みたいなものがMVからにじみ出ていると、映像作品としてはすごいんだけどMVとしてはちょっといかがなものかな、と感じたりもします。

ラメのパンタロン(ゆらゆら帝国)

ゆらゆら帝国のヤバさについて何か言葉で説明するのも無粋なのであるが、彼らは頭の中がほんまにサイケデリックなんだと思う。だから、出音がサイケなのはこれはもう仕方がないというか、自然とそうなってしまうのだなと信じさせる何かが、ゆらゆら帝国というバンドには確かにあるのです。

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これはファッションじゃねえ、マジモンだ、とオーディエンスが信じられることはとても重要で、見てくださいこの画面の絵面。坂本さんが3人も映ってるんですよ。すごくないですか?

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16分割された画面の中で、エレベーターに乗った男がコマ送りで痙攣しているんですね。この後、コマ送りダンスしてる坂本さんがワイプで抜かれてるのも意味わからん。とてもよい。

Weekend (Zazen Boys)

Zazen Boysですね。現在、日本ロック史上最強のバンドです。反論は受け付けておりません。何度かメンバーチェンジを経ていて、weekendはベース・吉田一郎時代のファンクな踊り念仏みてえな曲です。まず、全員がサングラスを着用していることに非常に好感が持てます。静かな画面で絵面としてもカメラワークとしてもシンプルなんですが、シリアスな笑いというか、向井秀徳の井上陽水感がひしひしと伝わってきます。とんこつラーメンに何かしらそういう成分が入っとるんやろうかね。

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ベース吉田一郎。脱退してしまってとても寂しいぜ。

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ギターカシオメン。ハートが似合う男だぜ。

人間大統領 (電気グルーヴ)

瀧さん執行猶予よかったね!とは思うのですが、やっぱりある程度キマってないとこういう感じにはならないんじゃないかなぁ。複雑です。私はピエール瀧が大好きなので、オーバードーズには気をつけて今後も元気に活動を続けていって欲しい。一方で、一人のオーディエンスとして、ミュージシャンには薬物をやっていて欲しいと思う気持ちもあるんですよね。わけのわからんモンを生み出そうっていう気概を持って仕事してる人たちに、普通の社会のルールを適用してええもんなんだろうか?っていう。いささか傲慢が過ぎるでしょうか。

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何をやっているでしょう?じゃないんだよ

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これ、見てる側からするとはてな一つくらいじゃ全然追いつかないんですよね。どっちが???大統領?????????

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