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スティーブン・ユニバース考察「アメジストについて」

こんにちは、ちかるんです。

前回のオニオンの記事がご好評いただけた様なので、第二弾としてアメジストの考察もしたいと思います。

※全シーズン終了時点での考察ですので、以下の文中にスティーブン・ユニバース(以下SU)シーズン1〜5、ムービー、及びスティーブン・ユニバース・フューチャー(以下SUF)のネタバレを含みます。あらかじめご了承下さい。

■アメジストとは何か

アメジストは「スティーブン・ユニバース」に登場するクリスタル・ジェムズの一員。

こちらですね。

主人公スティーブンと共に暮らす三人のジェムの一人で、がさつで豪快なお笑い担当。
鞭を武器にしており、変身能力で何にでも変身出来ます。

今回はそんなアメジストの考察になりますが、とりあえず自分の最推しなのでちょっと上手く纏められるか分かりませんwww
相当長い上散文になる事をご了承戴けるなら、しばらくお付き合い下さい。

■がさつで食いしん坊な面白姉ちゃん

アメジストの第一印象は大体こうでしょう。

いつも陽気にスティーブンをからかったり、ダラダラし過ぎて几帳面なパールに怒られたりしています。

ジェムはみんな数千歳を超える長寿ですが、スティーブンとの関係は保護者というより「歳の近い姉」って感じ。
ジェムズの中でも基本的に一緒に遊んだり、出掛けたりするのが一番多いのはアメジストです。

宇宙人故に何処か浮世離れしているガーネットやパールに比べてアメジストは人間社会にいち早く順応しており、中でもジェムズには(光を栄養としているので)本来必要のない「食事」を趣味で行います。
ピザやポテト等は勿論、時には食べ物じゃない物まで食べてしまいます。

ゲーセンでズルをしたり、鬱憤晴らしに覆面レスラー「パープルピューマ」に変身して地下レスリングに参加していた事もあります。

ここぞと言う時にもギャグを飛ばしたり、真面目な話のシーンでも背景で変顔してたり、得意の変身能力も殆どギャグに使用する。
とりあえずそういうキャラです。
所謂コメディリリーフの面が強いと思います。

■意外に思慮深いムードメーカー

そんなアメジストですが、時に思慮深い面を覗かせます。
個人的に印象深いのは38話「テスト」です。

この話はスティーブンに成功体験をさせる為に、ジェムズ達がテストと称して誰でもクリア出来る様な試練を課すというもの。
ガーネットとパールが「これなら安全だしスティーブンも満足してくれる」と喜ぶ中、唯一アメジストだけが「それってアイツの為にならないんじゃね?」と指摘するのです。
結局全てスティーブンにバレた上、逆にこっそり気を遣わせるという結果になりましたが、自分はこの回から「アメジストって案外冷静なのでは?」と思い始めました。

そしてそれを決定付けたのが63話「助けを求めて」。
この話では合体依存症に陥ったパールがペリドットからの救難信号を自作自演で発し続け、ガーネットと喧嘩になってしまいます。

この話でアメジストは、ガーネットがスギライト(ガーネット+アメジスト)ではなくサードニクス(ガーネット+パール)を選んだ事で落ち込みますが、その後スティーブンと共にパールの自作自演を目撃します。
そしてアメジストはパールの罪を告発しながら、直後に「待ってくれ!アタイらはアンタよりずっと弱い!アンタと合体した時だけ強いって…思えるんだ!」と激怒するガーネットを諌めようとします(「庇うんじゃない!」って怒られたけど)。
マジでコレ、完璧なフォローだと思うんですよね。
悪い事は止めさせたい、でもパールの気持ちも分かるので怒らないでやってくれ…みたいな。
結局仲違いしてしまった二人とアニメ「泣き虫朝ごはん」の和解シーンを見比べながら、アメジストは「あの二人もこのアニメみたいになってくれると良いんだけどね…」と呟きます。

続く64話「キーストーン・モーテル」はスティーブンとグレッグと共に出掛けたガーネットが怒りの余りルビーとサファイアに分裂し、お互いの感情を吐露し合う回ですが、三人がキーストーン州から帰ってきた直後、アメジストはパールの話を聞いていました。
恐らく留守中ずっと彼女の話を聞いてあげていたんだと思われます。

65話「オニオンは友達」は前回のnoteで散々語った通りオニオンのヤバさが際立つ回ですが、同時にアメジストの長年の親友であるヴィダリアが登場します。
オニオンの行動にドン引きして一旦は帰ろうとするスティーブンですが、アメジストがヴィダリアにガーネットとパールの事を愚痴ってるのを聞いて「しばらく話させてあげよう」とオニオンの部屋に戻るのでした…良い子だ…!
二人の喧嘩で本人達と同等以上に傷付いてるのはアメジストですからね。
他人にばっか気を遣ってて大丈夫かと思ってましたが、何でも話せるヴィダリアと再会出来たのは幸いだったでしょう。
何より誰にも言えない様な事も話せる間柄という事で、アメジストとヴィダリアの長年の友情が垣間見えて微笑ましかったですね…この二人の過去話とか見たかったと思います。

この様に、アメジストは只のお気楽キャラではありません。
言うなればチームの和を保つ為に奔走する「ムードメーカー」って所でしょうか。

■コンプレックスと叶わぬ恋

アメジストの出自が明かされるのは40話「旅に出よう」での事。
この話ではアメジストが地球侵略兵器として地球の「幼稚園」で製造された尖兵の一人であり、それを「自分の存在自体が間違いだった」「産み出してくれなんて頼んでいない」と気に病んでいる事が明かされます。
地球生まれ故にガーネットやパールと違って故郷の星について何一つ知らない。
おまけに自分のルーツはクリスタルジェムズにとっての敵であり、チームに自分が居る事が迷惑に思われているかも知れない。

そう、アメジストは自分の出生についての激しいコンプレックスを抱いているのです。

更に43話「パパの倉庫」では、なんとアメジストの恋愛事情が明かされます。
結論から言うと「アメジストもグレッグが好きだった」というもの。
後に分かる事ですが、アメジストの髪型は若い頃のグレッグを真似したものですからね。

アメジストにとって、ローズは自分を孤独から救ってくれた恩人であり、大好きな姉や母の様な存在です。
そんなローズと、同じく大好きな人間であるグレッグが恋仲になるも、アメジストには二人の間に入る余地が無い。
やがてローズはスティーブンを産み出して消失し、二人の絆は永遠のものとなってしまった。
つまりグレッグ本人が側に居ても、アメジストには永久にチャンスが無い。

そう、アメジストもパールと同じく「取り残された者」なのです。

倉庫の掃除中に出てきた「小さな執事」のビデオを見ている内に封印していた気持ちを思い出してしまったアメジストは、ローズの姿に変身してグレッグを誘惑するも、グレッグに「君とは友達で居たいと思ってる…でもまたこんな事されたら耐えられない!」と拒否されます。
グレッグ的にはアメジストの気持ちを分かっていても応え様が無いですし、何よりローズとの思い出を汚されたくない。
パールによると「前も二人であのビデオを見た後、何故か全く見なくなった」との事なので、前にもこういう事があったのでしょう。
只今回は修羅場をスティーブンに目撃されるという最悪の結末になってしまいましたが…

これ以降、アメジストがグレッグへの気持ちを吐露する場面は一切ありませんでした(一緒に行動する時嬉しそうだなって位)。

「旅に出よう」でもそうだったんですが、アメジストって闇を小出しにして以降、表面上は何事も無かった様に立ち直るんですよね(それがまたしんどい)。
それも「助けを求めて」以降、ガーネットとパールが仲違いしていた時期はずっと悩んでいたので「他人の闇には敏感だけど自分の闇はおくびにも出さない」って事になります。

何よりアメジストは気丈に振る舞うのが上手いので、闇を抱えたまま「気にすんなって!」と笑い飛ばしてしまうんですね…それで周りからはもう大丈夫に見えてしまうという。
いや本当しんどい。

57話「君は誰?」では、スティーブンの「泣き虫朝ごはんオンラインクイズ」を通してアメジストのこの辺りの精神性が語られます。

アメジストが返答に困った質問は

・人間関係に悩んだり、周りからどう思われてるか不安になったりする?
・自分の気持ちを隠しておきたい時に、誰かから色々言われると攻撃的になっちゃう?

の二つ。
そしてスティーブンの出した結論は「アメジストは自分の事を考えたくないんだ」
かなり核心突いてますね。

アメジストは先述の通り本来は非常に思慮深く、自分の事も他人の事も俯瞰して見られる現実主義者だと思います。
しかしそれ故に、自身の覆し様の無いコンプレックスと正面から向き合った途端に潰れてしまう。
どんな時でもふざけてしまうアメジストですが、その実は「ふざけてないと気が狂う」んじゃないかと思っています。

因みにこのオンラインクイズでスティーブンは、パールの事を「心配性のメソメソゆで卵」、グレッグの事を「本当はみんなのお手本になりたいげっそりグレープフルーツのおじいさん」と例えています。
何なんだその高性能な診断は…www

■更なるコンプレックス

73話「ここは地球」ではペリドットにより

・アメジストは元々特別な戦士階級の「クォーツ」である
・しかし形成不十分な狭い穴で生まれた為、体の小さな「遺伝子レベルの欠陥品」である

・一人だけ周りから遅れて生まれてきた為、クォーツの本来の姿を今まで知らなかった

という新事実が判明します。
実際ムービーの冒頭で出生当時のアメジストが見られますが、体がツギハギだらけなので不完全な状態で生まれた事を伺わせます。
「旅に出よう」終盤でパールに「あなたは唯一の希望だった」と言われ、アメジストの出生問題については一応一区切り付いていた所にこの新事実なので、内心アメジストはかなり傷付いた事でしょう。

それでもペリドットが仲間入りして以降は彼女やスティーブン、コニー達の先輩として振る舞う姿が多くなり、今になって考えるとこの時はそれを自分のアイデンティティにしていた時期だったんだと思います。
他のアニメだとアメジストみたいな豪快キャラはチーム一番の力持ちだったりする事が多いですが、アメジストの場合パワーならガーネットの方が上だし、戦闘技術はパールの方が上なんですよね。
これが余計に「旅に出よう」で言っていた「アタイの事はお荷物だと思ってるんだろ!」に繋がってしまう訳ですが、後輩達が出来た事でこの時期のアメジストは本当に頼れる姉貴って感じです。

それに変化が生じてしまったのは96話「ジャスパーの来襲」から。
スティーブンとコニーの特訓に付き合っていたアメジストは復活したジャスパーに遭遇。
一人で迎え撃ちますが同じクォーツの戦士であるジャスパーに圧倒的な力の差を見せ付けられ、「出来損ないの欠陥品」「今のお前は何だ?」「惨めだな」等と罵られた上敢え無くジェム化。
しかしその間にスティーブンとコニーがステボニーに合体し、ジャスパーを退けてしまいます。

勝利を喜ぶスティーブン達を尻目に、アメジストは浮かない顔。
そりゃ今まで世話の焼ける弟妹だと思ってたスティーブンやコニーに、実力で抜かされた訳ですからね…
彼等の成長の早さは喜ばしいものですが、取り残されたアメジストは心中穏やかではないでしょう。

その後アメジストは事ある毎にスティーブンに突っ掛かる様になり、とうとう「どっちが駄目なジェムか」というしんどい勝負を始める事に(97話「スティーブンvsアメジスト」)。
この時は「どっちも駄目じゃん」という事で決着します。

更に100話「もう一つの幼稚園」ではペリドットが、アメジストとスティーブンをジャスパーが製造された「ベータ幼稚園」に案内します。
ペリドット的にはプライム幼稚園(アメジストが生まれた最上級の幼稚園)に比べてミネラルの少ないベータ幼稚園を見せる事で、アメジストに自信を付けて貰おうという考えでしたが、ジャスパーの穴はベータ幼稚園の中でも特別なものであり、それだけでもジャスパーが優秀なクォーツである事を見せ付ける結果となってしまうのでした。

■ジャスパーとの決着

そして迎えた101話「地球で生きる者たち」。
スティーブン、アメジスト、ペリドットがベータ幼稚園を拠点にしていたジャスパーと再び遭遇し、戦いを始める事に。

アメジストは元々圧倒的な実力差のあるジャスパーを相手に、コンプレックスを最大に刺激された精神状態で戦わなくてはなりません。
当然そんな状態で勝てる筈も無く、倒れるアメジスト。
駆け寄るスティーブンに弱音を吐きます。

「スティーブン…アタイは勝てない。たとえ何をしたって、どんなに頑張ったって、アイツはちゃんと生まれて、アタイは駄目に生まれたから…」

しかしスティーブンはそれを否定し、アメジストに語り掛けます。
「それはジャスパーの考え。自分で自分をお手本だと思ってるんだ!」
「でも…」
「ジャスパーの真似なんかしなくていい!君はジャスパーと違う!僕と同じなんだ!!」

「君と僕は誰とも似てない。それってキツいよね…でも僕には君が居る!君には僕が居る!だから僕を除け者にしないで!!」

アメジストは不完全に生まれたクォーツの欠陥品。
スティーブンもまた、半分人間で半分クォーツというイレギュラーな存在。

「スティーブンvsアメジスト」でも確認し合った様に、二人は似た者同士なのです。

どちらが優秀で、どちらが駄目な奴か。
比べる必要は無い。
どっちも凄い所はあるし駄目な所もある。
そして駄目な所は助け合って補えばいい。

「駄目なジェム同士は助け合う…だろ?」
「…だから最強なんだ」

二人がハグをすると爆発が起こり、フュージョンジェム「スモーキークォーツ」が誕生するのでした。

ジェムの合体は大抵ダンスで意識をシンクロさせるものですが、この二人はハグだけでシンクロするというのが良いですね…流石似た者同士。

スモーキーはジャスパーを逆に圧倒し、モンスターとの合体で感染したジャスパーはペリドットによりジェム化します。

ここでアメジストがジャスパーのジェムを回収するんですが、吹き替え版が「ほら…おいで」なのに対して原語版は

「Come here sis.」

なんですよね。

和訳すると「おいで…兄弟」とか「おいで…姉さん」って感じでしょうか。

確かにアメジストもジャスパーも地球製のクォーツ戦士。
彼女達の親を地球だと考えると、同じ親から生まれてる訳ですから二人は姉妹という事になるでしょう(ジャスパーのが先に出てるっぽいのでジャスパーが姉かな?)。

アメジストはジャスパーに恐れや劣等感を感じていたのと同時に、姉妹として親近感も持っていたんですね…
この台詞は大層エモいので、吹き替え版でも残して欲しかったなと思います。

その後ジャスパーは無印最終話となる158~160話「新たな心で」でダイヤモンド達の力により復活しますが、そんなジャスパーに真っ先に駆け寄って嬉しそうにするのはアメジストでした。

■部外者故の強さと自己肯定

「地球で生きる者たち」ではスティーブンがアメジストを助けましたが、148話「真実の余波」ではアメジストがスティーブンを助けます。

家出したルビーを探すスティーブンとアメジストは途中で行き詰まり、「自分も元気付けた方が良いんじゃね?」というアメジストの助言によりピザ屋に入る事に。

スティーブンは146話「パールの秘密」でローズの正体がピンクダイヤモンド(以下PD)である事を知ってしまい、少なからずショックを受けている。
そんな中、無理してルビーを探そうとするスティーブンを心配していたアメジストは、スティーブンの相談に乗ろうとしたんですね…丁度「キーストーン・モーテル」の時のパールの様に。

PD=ローズの事を戸惑いながらも「やっぱり凄い」「誰も傷付けてなくて良かった」と語るスティーブンに対して、アメジストは言います。

「でも普通は腹立つんじゃね?」

尚も「誰にでも長所と短所がある」「問題はガーネットの気持ち」といつもの調子で言うスティーブンに、アメジストは机を叩き捲し立てます。

「息子のアンタはどうなんだよ!?」
「立派過ぎる母親を持って…プレッシャーだったんだろ?」
「実際、偉大な救世主じゃなかった!真実は分かったけど…今更アタイらに何が出来る!?」
「あの戦争を戦ってもいないんだぞ!何の関係も無いんだ…アタイには。言っとくけどアンタもだぜ」

そう、全てが判明しつつある中、戦争の後で地球に生まれたアメジストは完全に蚊帳の外。
PDのジェムを持ってるのに記憶が無いスティーブンも同じ気持ちと見て、アメジストなりに彼を励まそうとしてるんですね。

「ちょっと待って…大丈夫?」とアメジストを心配するスティーブンにアメジストは続けます。

「それは…別にアタイは何ともない!そっちの心配してんだ!…彼女はアンタのママなんだから」

大変な真実が分かった今、ジェム達にとってはスティーブンとPDを完全に同一視するなって方が無理な話です。
しかしアメジストにはそれが出来てしまう…ダイヤモンドとか全く知らないし関係ない「部外者」だから。
「部外者」故に、アメジストはスティーブンを取り巻く問題を宇宙規模の話ではなくシンプルに「親子の問題」と捉える事が出来たんですね。

そしてルビーの居場所が分かると、アメジストは一人でルビーを探しに行こうとします。

「アタイに任せろ。もう重荷を背負うな。今度だけは人に頼れ!」

アメジストはヘリコプターに変身して飛んでいきますが、それを追い掛けたスティーブンにより砂浜に墜落。
スティーブン的にはアメジストが勿体ぶった言い方をするので、彼女が何か悩んでいるものだと思ったんでしょう。
アメジストを説得して本心を聞き出そうとするスティーブンに、アメジストは口を開きます。

「アタイだって自分の気持ちなんか言いたくない!過去に縛られるのもごめんだ!ローズが何をしたにせよ…誰の責任でもないんだからな!」
「自分のケツは拭くけど…誰にも大昔のしがらみを引きずらせたりしない!ここで終わらせる!」

「アタイは未来を生きてやる…永遠にアンタのダチだ!!…責任なんか感じるな」

本当にね…宇宙の支配者であるダイヤモンドや壮大な宇宙戦争の問題をありきたりな親子の問題にまでスケールダウンさせて、「アンタ親にムカついたりしねぇの?」って此処までズバズバ言えるのアメジストだけなんですよ。
それもアメジストがスティーブンの助力によって自己肯定を確立させたからこその強さであって、その強さで今度はスティーブンの助けになるという。
非常にエモいし、この回は今までのアメジストの集大成だと思います。

そして励まされていた事にようやく気付いたスティーブンは

「アメジスト…みんなの中では、君が一番のしっかり者だね」

とアメジストの思慮深さを知るのでした(本人は嫌がってたけどwww)。

因みに最終話「新たな心で」ではジェムズ達がそれぞれ新衣装になって復活しますが、アメジストの新衣装はこちらになります。

お分かりでしょうか。

今までのアメジストはこう。

タンクトップ状の衣装でジェムを半分隠していました。

これは長らくアメジストがジェムとしての自分を肯定しきれていない事の暗喩と言われていましたが、それが新衣装では

完全露出

している訳です。
もう彼女に迷いは無いという事でしょう。

■ムービーでは

ムービーではガーネット、パールと共にスピネルのリデュービネイターでリセットされてしまうアメジスト。
彼女は生まれたばかりの姿に戻ってしまいます。
この状態のアメジストは無邪気というより「虚無」って感じで、他人の言葉や仕草を真似するのみ。
この状態で何千年も一人だったと思うとしんどいです。

そんな彼女を戻す為、スティーブンは名曲「No metter what」に合わせてアメジストの好きだった事を追体験させていきます(ゲーセンでズルさせたりポテト食べさせたり)。
そして貨物列車でプライム幼稚園に向かうんですが、この辺「旅に出よう」の逆みたいでとてもエモかったです。

そして一番最初に復活するアメジストですが、パールの記憶を戻す時にもう一試練ありました。
彼女の好きな音楽で目を覚まさせようとセイディ達のロックフェスに参加するアメジストですが、グレッグにユーザー登録されたパールはグレッグから目を離さない。

ならばとアメジストが講じた策は「パールの好きなローズへの変身」
そう、「パパの倉庫」で修羅場を引き起こした、あの曰く付きの変身をする訳です…しかもグレッグとスティーブンの前で。

結局効果は無く、ちょっと気まずくなっただけというのがしんどいですが、パールはその後ステッグ(スティーブン+グレッグ)の合体による「主人の喪失」を経て元に戻ります。

「ステッグはスティーブンとグレッグというよりユニバース家全員の合体」というのは強く推していきたい所ですが、それとは別にステージ上でパールとアメジストがオパールに合体したのもエモかったです。

パールもアメジストも「ローズとグレッグの間に入れず取り残された者」ですが、ステッグとオパールのセッションを見ているとその辺のゴタゴタの雪解けを感じる様で本当に感慨深かったです。

■SUFでは

続くSUFでは元モンスタージェムやホームワールドから来訪したジェム達の学校「リトルホームスクール」が開設され、アメジストは新しいジェム達に地球の仕事を斡旋する「GHEM」というプロジェクトの責任者をやっています。

2話(通しでは169話)「Guidance」ではその仕事振りが描かれ、「これじゃあHWに居た頃と同じじゃないか!みんなもっと別の才能がある筈だよ」と思い立ったスティーブンがそれぞれべつの仕事を宛行った結果トラブルが起きてしまいますが、つまりアメジストの判断が正しかったという事になります。

今までそのコンプレックス故に他人の良い所ばっかり見て羨んでいたり、いち早く相手の悩みに気付いて寄り添ったりしていたその観察眼は、マネジメント能力として昇華出来たんだな…と感心してしまいました。

■おわりに〜アメジストに教わった事〜

如何でしたでしょうか。
全部盛りしたつもりなので、かなり冗長でとっ散らかった文になったという自負がありますwww

あ、ファメジストについて語ってなかったけど全員陽キャで好きですよ!

最後に個人的な話をさせて頂きます。

私ちかるんが「スティーブン・ユニバース」と出会った時、プライベートでとても落ち込む事がありました。
具体的に何かは申しませんが、元々持病等もあり、「どうせ健常者と俺は違う生き物だ」と塞ぎ込み、自分を肯定出来ない日々を送っていました。

SUには様々な悩みを抱えるキャラクターが登場するので、結構自分に似たキャラが見付かったりするものですが、自分にとってはアメジストがドンピシャでした。

「旅に出よう」や「パパの倉庫」で泣かされ、ジャスパー戦や「真実の余波」で勇気付けられ、ムービーでまた泣かされ。
アメジストを追って応援していく内に、自分の中にも自己肯定感が芽生えた気がしています。

生まれつき抱えたものや絶対に敵わない相手…人生で大きな壁に当たった時

「どう足掻いたってアンタとアイツは違う。でも比べて惨めにならなくていいんだ。気楽に行こうぜ」

アメジストはそんな風に、視聴者の心に語り掛けてくれる気がします。

最後までお付き合い下さりありがとうございました!

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