「ハレとケ」制作日記4
GUNkondo
2nd Album(Book CD)
ハレとケ
できるまでの出来事や、私が感じたことなどを
日記のように綴ってみようと思います!の第四弾!
2020/12/27
[自分を突きつけられる]
「違う!こんなんじゃ作品に出来ない!」
レコーディングの時に必ず自分の歌に対してこう思う
・・・今回のアルバムはバンドで一発録り
(バンドメンバーと一緒に歌も録音する。やり直しの場合、また最初から全員で録り直し)で
3月と6月の2回に分けてレコーディングすることになっていた。
今思うと、うまい具合に緊急事態宣言の期間を避けることが出来ていた。
3月のレコーディングでは
6曲のうち5曲を録音した。
カバー1曲
オリジナル4曲
4年前のレコーディングの時よりは
少しは成長していて、スムースに進んでいた。
しかし
私の1年間のアフリカ放浪の旅を題材にした曲は難航
何度も何度も録り直しになった。
バンドのメンバーは毎回素晴らしい演奏をしてくれるのに、私の歌に問題があり、自分の情けなさとメンバーへの申し訳ない気持ちで私は追い込まれていった。
「違う!こんなんじゃ作品に出来ない!」
言葉には出来なかったけど、自分に言い聞かせて何度もやり直した。
とりあえず、その中でOKテイクまで何とか漕ぎ着けて3月のレコーディングは終了させた。
世の中は緊急事態宣言に突入
何もかもが休みになり
ありがたいことに時間はたくさんある。
来る日も来る日も練習を重ねた。
私が尊敬している先輩シンガーにレコーディングでうまく歌えないことを相談した。
話を聞いてもらっているうちに核心に触れた。
〜自分をちゃんと愛してあげること。なりたい自分になるのではなく、そのままの自分で歌うこと〜
長年ずっと理想の自分になれないことに着目して、自分にダメ出しし続け、心の奥の美雪ちゃん(本名)は完全に力をなくし泣いていた。
もちろん、目標は高く持っていて良い。
小さな1歩を積み重ねて、その1歩ごとに自分に愛を送ってあげる事。
そんな当たり前のことを自分はやれていなかったことに気づかせてくれた。(しのぶさん、ありがとう)
毎日、嫌いだったヘッドホンを着けて嫌いだった自分の声に向き合った。
毎日まいにちマイニチ・・・
練習するうちに、答えはとっても簡単だったことに気が付いた。
そして6月のレコーディングを迎えた。
何とかお願いして、気になっていた曲を録りなおした。
エンジニアの立川さん
プロデューサーの福島さん
企画制作の桐山えいじ
みんな少し笑顔になってくれた。
それがとっても嬉しかった。
出来上がった作品を聞いてくれる皆さんに
そのままの自分を、飾ることない自分を
お届けすることが出来ると確信した。
その後も練習を続け、日々発見の連続
レコーディング終了後もどんどん成長中!笑
うまく進まない時もあるけど、周りのみんなのおかげで苦しむことが楽しくなった。
私は幸せ者である。
つづく
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