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【読書】向日葵の咲かない夏

kindle unlimitedで読了


▫️作者
道尾秀介(みちおしゅうすけ)
1975年兵庫県出身
小説家・推理作家・歌手
血液型はO型
玉川大学農学部卒業
道尾はペンネームで、都筑道夫に由来、秀介は本名

▫️あらすじ
物語は、主人公である小学生の「ぼく」が夏休み中に経験する奇妙な出来事を中心に展開されます。ある日、「ぼく」は友人のS君が自殺しているのを発見します。しかし、死体はすぐに消えてしまい、まるで何もなかったかのように処理されます。
その後、「ぼく」の前にS君が現れ、「ぼく」に自分が死んでいないと言い張ります。さらに、S君の幽霊が見えるようになった「ぼく」は、彼とともに奇妙な謎に巻き込まれていきます。事件を追う中で、周囲の大人たちの隠された秘密や過去が徐々に明らかになり、現実と幻想が交錯する不気味な展開へと進んでいきます。
物語のクライマックスでは、数々の謎が解き明かされますが、それは読者にショックを与える結末となっており、驚愕のラストが待ち受けています。
この小説は、リアルとファンタジーの境界が曖昧な独特の雰囲気を持ち、心理的な恐怖と緊張感が巧みに描かれています

▫️感想
蜘蛛、、、輪廻?
とにかく不思議な感覚にさせられる。最後までなぜ事件が起こったのかわからないまま最終章へ
そういうことか!と全てが結びつく結末でした。
いじめとか、性癖とか、親子とか兄妹とか、傷つけたい願望とか、過去のトラウマ、、、
ダークサイドというか人前で話せないようなことが世の中にはあるんだとあっけらかんと語るぼくとS君からはリアリティを感じるのに、、、
なぜ蜘蛛?
おそらく頭で理解できないから変だと決めつけてはいけないということか
そこにあるものをある様に受けとめるってこと?

読むときの状況で感想が毎回変わってきそうと感じる不思議な作品
また時間をおいて読んでみたい

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