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白タクを利用する中国人観光客のダサさwww...とも言い切れない

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

中国人観光客の白タク問題、日本では違法行為なので許してはいけない問題であり中国人観光客がアプリを使って出発前に自国で空港からホテルまでの配車手配が出来ちゃう、支払いは自国で...ってのは空港で客待ちをする日本のタクシー運転手さんも我慢のならない問題だと思います。

そんな白タクをやる中国語を話せる白タクドライバーも日本では違法行為と分かっているので乗せる人を「友達」と言い張る始末。

ただ白タクドライバーは末端の人間でしょう、「友達」と言い張るところがとてもダサイ。
そんな言い訳で押しとおす考え方が非常にダサイ。

しかしその言い訳は中国人観光客の白タク利用システムを作り上げて運用している人間が考えたもの、恐らく違法白タクドライバーも自分でダサイと思いつつも末端の人間の辛さは同じなのかもしれないなんて考える深夜...

それにしてもこの問題をどう考えるか、とても難しい。

逆の立場で考えてみる

自分が海外旅行に行く時、もし同じような日本人観光客向けの配車サービスが存在したらあなたは使いたいかどうか?

中国人観光客の白タク問題を知った上でこれを聞かれてしまうと案外「ぐぬぬ....」となってしまう人も多いのではないかと思っています。

初めて訪れる国、現地の言葉は当然のように分からないし現地の言葉をあまり勉強する気もない。
そして空港からホテルまでの送迎は無い、実はあるんだけど高い。

空港から公共交通機関を使えばホテルに行けるのは分かっているけど自信がない、空港からタクシーでホテルに向かえば良いのは分かっているけど高い。

そんな時に出発前にアプリで空港からホテルまで届けてくれるサービスをネット検索で発見、価格も安い、支払いも日本でスマホで支払い、ドライバーは現地在住の日本人、もちろん日本語対応...

便利じゃん...と考えてしまう部分、あると思います。

しかし訪れる国でそんな便利なサービスが違法だと分かっていれば、利用する日本人は極小でしょう。

ではサービスを行う業者が違法とは言わずに「友達って言えば大丈夫!」みたいな事を言っていたらどうでしょうか。

ちょっと一旦立ち止まってネット検索で調べる、これってダメなやつじゃん...と分かった時点で便利と思えるそのサービスは使わないでしょう。

そしてその情報をゲットした人はSNSでヤバい業者として日本で拡散、結果的に業者は摘発されてサービスは終了...の流れなんだと思います。

逆の立場で考えてみた結果、私ではこうなる。

中国人観光客は日本で白タクが違法と知っているのか?

この辺が肝なんだと思います。

違法と知ってての利用ならばダサい、とてもダサイとしか言いようがありませんね、社会的地位が低く国際的な感覚が身についていない私ですらダサイと思う。

では何となく怪しいけど同じ中国人だから大丈夫じゃね?の場合...

チャレンジャーと申しましょうか、それもと後先考えない馬鹿でしょうか、いや日本をなめているのでしょうか、危ない橋を渡るのにそれほど抵抗が無い人に思います。

じゃあ違法と知らない場合、全くもって正規のビジネスでありむしろ画期的なサービスのように思ってしまっている場合...

この場合はお客が騙されている事になりまして悪いのはサービス提供業者って事になる。

中国人観光客白タク問題はこの3パターンのどれかだと思っておりまして今はどれが正解か分かりません。

ただテレビのニュースでやる突撃取材を見ると、客側も何となくの事情は分かっているように感じます。

その客側の心情を私なりに考えていると日本をなめているが答えのような気がします。

この考え方が正しければ、中国人観光客白タク問題の根本的な解決とはひとつひとつの摘発では難しいのではないだろうか?そんな風に思えてしまう。

なんせ実態は白タクと言いながらもその場で金銭の授受は無い、しかもドライバーと客は友達同士であると主張... これは抜け道の中にある更に細い抜け道を通って逃げられてしまうような感じ、最近では空港近くのコンビニとか駐車場でお客を待つみたいな感じだったり。

 今後実態が解明されたとしても日本だけでは解決が難しい問題....

無人自動運転タクシーが実用化・運用されるとどうなるの?

私の考えでは自動運転の無人タクシーが実用化されると中国人観光客白タク問題は解決というか存在しなくなるのではないかと思っています。

...って自動運転の無人タクシーが普通の日本になる過程では中国人観光客白タク問題よりも大きな国内問題がありまくる、衝突しまくって議論しまくりで白タクは小さな問題になっちゃうでしょう。

結局は便利で確実なサービス、そこに違法性がないとなれば広まって当たり前なわけで自動運転で無人タクシーで...ってなればタクシーに乗ってから行先を何語で指示しても大丈夫だろうし、

手持ちのデバイス(自国のスマホ的なモノ)に行先を登録しておいて自動運転の無人タクシーにスイカのようにピっとかざすだけでOKなんでしょう。

まだそんな社会ではないのが世界、しかしサービスを追及してお金に変えるという発想が中国人観光客白タク問題の根本にあるのは間違いありません。

やり方が日本では違法なだけ...ってな考え方もあります。

※日本のタクシー業界からお客を奪っているのは事実であり違法行為なので中国人観光客白タクを擁護するつもりは全くありません。あくまで考え方の話。

今は中国語を話す客と中国語を話すドライバー、それが中国語を話す客と何語でも話せるAIとかコンピュータードライバーになれば色々なモノがとっぱわられてしまいます。

そしてこの考え方はSF的でありつつも人類が目指しているような社会のようにも思える...当然それによって無くなる仕事があるわけで、そっちの方が大問題。

じゃあ日本のタクシードライバーが中国語を話せるようになれ!ってのはまた違う話になるし、多国語を話せる人が普通のタクシードライバーを仕事として良いのか?という問題もあります。(個人タクシーとか特別料金のタクシーならアリだとは思う)

中国人観光客の白タク問題を深く考えてみると

  • 頭で仕事を作りだす人

  • 末端で働く人

  • サービスの形

  • 真のグローバル社会

この辺の事情が絡み合っているので現段階の人類にはスマートに解くことの出来ない問題、壁を越えるのが良いのか、それとも壁は絶対に越えさせてはいけないのか...

ニュースで中国のやり方を見ていると越えさせて良い部分と悪い部分をその場その場で作り上げている感がとても強いです。

中国人観光客白タク問題を見ているとこんな風に思ったりしました。

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