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インタビューとか取材の「ろくろ回し」その手の中にあるモノ

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

著名人、とくにWEB業界の人への取材とかインタビューで使われる画像ってあるじゃないですか、例えばこんなヤツ

これは「ろくろ回し」と言われるヤツ、話をしながら手でろくろを回しているような仕草をしてしまうアレ、言うなればエアーろくろ回しですね。

このエアーろくろ回しを行う事によって口でベラベラしゃべるだけではなく発言に動きが付くというもの。

しかしながらインタビューのような状態ではなく普通の会議やプレゼン等、普通の社会においてエアーろくろ回しは意識してやってない人が多いのだと思います。

インタビューの場合だと絵が欲しいのでエアーろくろのポージングとかお願いしているとは思う。

そんなエアーろくろ回し、その手の中にあるモノって本当は何なのでしょうか?

細い山城新伍みたいなオッサン

※ココから先は全てフィクションです。

世の中には色々な心の病をもった人がいます。

ぱっと見で少し怪しいオッサンが自分の飼い犬ではない犬に向かってマジ説教をして警察を呼ばれそうになっていました。

心の病気なのだと思う。

このオッサンは昭和風の七三ヘアーで亡くなった山城新伍さんのようなサングラスをかけるヒョロっとしたオッサン、「あのオッサン古いなぁ...」と言いたくなるようなオッサンです。

下手糞な絵でごめんなさい。

でもこんな感じのオッサンという事で雰囲気は出ていると思います。

このオッサンがですね、コンビニ前のガードレールに繋がれている犬に向かって

「君...!こんな場所にいたら邪魔だろ!ここは天下の公道だとわかっているのか!」

と動物に対していくらなんでも無謀すぎる発言をしておりました。

イップクしながらそれを眺める私には心の病をもったオッサンなんだなぁ、あのサングラス全然似合ってないなぁ...なんて思いながら眺めていると飼い主の女性(推定30歳)が買い物を終えて出てきてしまいました...

細山城のオッサン、早く心の病気をアピールしつつこの場から立ち去ったほうがいい。

飼い主と口論になる細山城

飼い主はコンビニの中から細山城のオッサンが自分の飼い犬に噛みついているシーンが見えていたのでしょうね、

「ちょっと!うちの子になにしてんのよ!」

推定30歳の女性は飼い犬(小さい)をすぐに抱きかかえて細山城のオッサンにズイっと攻め寄ります。

ここで細山城のオッサンも逃げるようにいなくなればいいのにやっちゃったんですよね...

「ここは天下の公道である!」(どぉ~ん!とした雰囲気)

ああ....やっちゃった。

推定30歳の女性が細山城オッサンが発する突然のセリフに「は?」となってしまうのは仕方が無いことだよね。だって細山城のオッサンは何の説明もなくイキナリ天下の公道である!とか言ってしまうのですもん。

言うなら「ここは店の前の歩道だからわんちゃんいると邪魔になりますよ」みたいな感じなんだけどやっぱり心がダメなんでしょう。

それでも細山城のオッサンは自分が作り上げてしまった異様な状況を脱出するチャンスはまだありました。推定30歳の女性の「は?」の時点で逃げればよかったはず。

エアーろくろ回しで必死に解説する細山城のオッサン

推定30歳女性の「は?」が気に食わなかったのでしょうか、細山城のオッサンは必至に解説を始めます。それをイップクしながらチラチラ見ていた私の感想では何言ってるか分からない解説でした。

「公道は誰にでも歩く権利がある!」

「何人たりともその権利を阻害することは許されない!」

「君はそれを分かっているのか!」

みたいな感じ。

そして悲しいことに細山城のオッサンが君!と強く呼びながら解説している相手は推定30歳の女性ではなく、彼女が抱えるワンちゃんに対してです... 

その際に細山城のオッサンが行っていたのがエアーろくろ回し。

細山城のオッサンが回すエアーろくろの空間は何だったのでしょうか?

私には細山城のオッサンが主張する「権利」のようなものがエアーろくろ回しの中にあったのではないかと思っています。

その後、店の外での騒ぎを聞いたコンビニ店員さんが出て来て「警察呼びましょうか?」となると細山城のオッサンは

「君!失礼だぞ!」と言いながら去っていきました。

その君!失礼だぞ!と言った相手もコンビニ店員ではなく推定30歳の女性にだっこされるワンちゃんに対して...です。

このひと悶着は時間にして2~3分間だったでしょうかね、何とも言えない気持ちになりました。

んで実は私、細山城のオッサンを知っている...かなり昔から知っています。

彼は中学の先輩でして私は夜のモスバーガーで彼にカツアゲをされた事があります。

あれは私が中学3年の受験をひかえた冬だったでしょうか、近所に出来たばかりのモスバーガーでバーガー7個ぐらい買って来いと親父に頼まれて買いに行った時。

私はモスバーガーで持ち帰りを待っている時に外でタバコを吸って待っていたのです。

それでバーガーを受け取って帰る際に細山城の先輩が接近、

「お前〇〇中の岩田だろ、さっきタバコ吸ってたよな、今から交番いくぞ」

細山城の先輩は付近でも札付きのクソ野郎で有名な存在、こいつに関わると金よこせしか言わないようなクソ野郎です。

そんな細山城の先輩の親はカタギではない職業ということでも有名(後に分かったけど親はカタギではないけど下っ端)当時は近寄ってはいけない存在でした。

そんな細山城の先輩に首根っこを掴まれ、交番に連行される私... 勘弁してください!と懇願するとモスバーガーで払った金の釣銭を全部よこせとの事。

覚えていないけど2000円か3000円ぐらいカツアゲされてしまいました。その金は私が親父に貰えるお小遣いだったというのに...!

エアーろくろ回しの手の中にあるモノ

人は人に対して何かを説明する時、真意や熱意がより伝わるように身振り手振りの動作を行います。

エアーろくろ回しもその一つに分類される行為だと思っていますが、その手で作った空間には必ず何かが入っているように思うのです。

プログラマーとかエンジニアみたいな人的な感覚だと「n」ってヤツでしょうか。

私の考えだとエアーろくろ回しの中にあるモノとはですね、それを行う人間が現状大切にしているモノではないかと思っています。

それは売上や利益だったり将来のビジョンだったり哲学的な考え方だったり....です。

あなたが回すエアーろくろの手の中には何が入っていますか?

私の回すエアーろくろ、それは現状だと人生なんだと思う...ってこんな事を考えてしまうあたりそろそろ自分の寿命が見えてきたって事なのかもしれませんね。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました。

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