帝国データバンクが企業につける点数について調査員に聞いてみた

岩田です。はてなブログの過去記事転載です。

少し前に帝国データバンクのおじさんが聞き取り調査にやってきて根掘り葉掘り聞かれました。

私は帝国データバンクが企業につける点数なんかどうでもよい...なんて考えていた時もありましたが、帝国データバンクのデータを見て取引を依頼してきた会社があってから考え方を変えました。

でも調査をするおじさんに東芝について色々と聞いてみると「なんだかなぁ..」といった感覚が拭えません。

帝国データバンクの調査員が来るってこと

初めての調査やデータの更新がされてない場合以外の訪問調査はどこかの企業が調査を依頼した可能性が大きいと考えています。

そして調査を依頼する企業は帝国データバンクにお金を払って調査を依頼するわけですからね、どういう形であれ何かアクションを起こすつもりである事が予測されます。

そうなればどんな会社が調査以来をしたか知りたくなるってもん... しかしこれは帝国データバンクのおじさんは教えてくれません、絶対に。

教えてくれないならコッチも色々と話す必要はねえぇ!なんて考えもあって当然、でも真剣に取引を考えている会社がアプローチする前に調査って事があるかも知れません。

ただね... 帝国データバンクは会社に評点をつけているわけでしてこれが何とも....

零細企業はそもそも資本が少ないんだから評点を気にして意味あんの?ってのもあります。

んで帝国データバンクのおじさんがせっかく来たので色々と聞いてみたかったことを聞きました。

大企業の評点

詳しい数字は教えてくれませんが、例えばトヨタとかなら80点とか90点ぐらいで考えるといいですよ~との事。

じゃあ100点は?

って聞いたらですね、「う~ん...」とどもる。

じゃあ仮に日銀に点数をつけるなら100点なの?って聞いてみると「そうかもしれませんね....」との事、なんとも歯切れが悪いです。

私が会員であれば帝国データバンクのサイトから色々と見れるんでしょう。

確かにお金を払っていない人に教えちゃったら会員さんが怒っちゃいますもんね、この対応は当たり前。

ただこっちだって色々と情報を出しているんだから色々と知りたいってもんです。

そこで東芝について聞いてみました。

すぐに評点が下がるとは思えない

東芝ほどの大企業ともなれば一人の調査員が答えられるわけがありません。

きっと会議に会議を重ねて評点が決まってゆくと思うし、今後の方向性によっていくつかのパターンを想定して評点のパターンもいくつか用意してあるはずです。

しかし一人の調査員とはいってもですね、すぐに評点が下がるとは思えない....ってな感想は色々と考えさせられます。

私も色々とつっこんでおじさんの感想を聞いてみたところ、東芝が解体の方向へ進むとしても大企業な評点が一気に下がるわけではなく少しずつ下がってゆき、あるべき姿の評点に落ちつくんじゃないのかなぁ... って感想でした。

この辺が他の格付け機関と少し違うところなのかなぁ...といった感じです。

つまり予測に基づく評価ってわけではない雰囲気。
ただ格付け機関の評価と企業の信用はリンクしているといっても一応別の話だとは思う... 

私のようなオッサンが判断したところで誰も聞く耳をもたないのは重々承知しております。

 信用

東芝の問題はウェスチングハウスの買収でやっちまった...やチャレンジ....ってのがあったりします。

どっちの処理もヤバイ事に変わりが無くて、とくにチャレンジに関しては会社の信用に関わる大問題です。

これで東芝評点が帝国データバンクのおじさんの感想どおりとなれば... ってチャレンジの時点で大きく下げるべきだとは思っていますが、少しずつ下がっていくような感じってのは帝国データバンク自体の評価にも関わってくるように思います。

それとも国家として東芝を...みたいな先行きがあっての「判断はまだ早い」なのかも。

大企業が信用を失うという事はその大企業は信用バッチリで問題ないよ!と評価する企業の信用問題にもなると思うのです。

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