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~ファンダメンタルズ②~ユーロの中央銀行について

こんばんはGUnagarenaです。

今日はECB(欧州中央銀行)についてまとめたいと思います。


ECBとは欧州中央銀行のことです。
ユーロ圏である19カ国(オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、リトアニア、ラトビア)の統一的な金融政策を担っている中央銀行。

ECBの総裁はクリスティーヌ・ラガルドさん              この方は以前IMFで専務理事をしています。


単一通貨ユーロが誕生して以降,ユーロ圏の金融政策は,欧州中央銀行(ECB)及び各国中央銀行からなる欧州中央銀行制度(ESCB)を通じて単一の金融政策として行われ各国中央銀行は,定められた金融政策方針に従って,各国内で金融政策を実施することを任務としています。

また意思決定は、各国政府、欧州委員会などEU機関に直接影響を受けない
とし、欧州中央銀行制度(ESCB)の最高意思決定機関である政策委理事会、金融政策を執行しECBの日常業務の管理運営等を行う役員会、諮問機関的な一般理事会の3つの機関を有しています。

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ここでは詳しくESCBの概要についてまとめます。
○政策委員会:政策理事会は,役員会メンバー6名とユーロ圏の中央銀行総裁19名から構成(合計25名)、金融政策を決定する権限を有するECBの最高意思決定機関
○役員会:総裁、副総裁、専務理事(4名)から構成(合計6名)、政策理事会の決定・指示に沿って金融政策を実施し、ユーロ圏の中央銀行に対し必要な指示を与える
○一般理事会は:ECB総裁及び副総裁、ユーロ圏・非ユーロ圏の各国中央銀行総裁(28名)から構成(合計30名)、ユーロ圏と非ユーロ圏の中央銀行との協力の場
・ESCBの基本的業務は、(1)域内の金融政策の策定と実施、(2)外国為替操作、(3)加盟国の外貨準備の保有と運用、(4)支払い決済システムの円滑な運営など
・ESCBは、EU、各国政府、その他いかなる機関からも、独立性が確保されている。


ECBの政策スタンス

ECBの政策スタンス
・ECBはドイツ連邦銀行(ドイツ中銀)の流れを汲んでおり、そのためインフレに対する警戒感はFRBや日銀よりも強い傾向がある。
・FRBが雇用と物価の両にらみで金融政策を決めるの対し、ECBは物価の安定により重点を置いている。
ただ、明確なインフレターゲットは定めておらず、「2%以下であり2%近くにする」とやや曖昧な表現を採用。
・ECBはユーロ圏の政策金利を決めることはできても、財政に関する権限は持たない。財政政策については、あくまで参加各国の当局や中央銀行が決定。リーマンショックに対して米国は政府、財務省、FRBが一体となって対応したのに比べ、ECBは参加各国の財政状況や政府の考え方も一様ではないため、その対応には限界があった。非伝統的手法にも慎重だったが、2015年1月、日本・米国に継いでQE(量的緩和策)の導入に踏み切る。    (ドラギ総裁)

政策金利を引き上げれば、民間銀行が企業などに貸し出す金利が上昇。  そのためユーロ圏全体の景気は下向きとなり、物価も上昇しにくくなる。
一方、政策金利を引き下げれば、ユーロ圏全体の景気は上向きとなり、物価は上昇しやすくなる。


長くなってしまいましたが以上でおわりです。

共に学び勝利という名の成功をつかみ取りましょう!!








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