2020.2.7

今までの人生が、あらかじめ丁寧に描いておいた地図をなぞっていく作業だったとすれば、去年の秋からは地図のない中を手探りでさまようようなものになったと思う。

自分の中には、ずっと「これをしたら自分でなくなる/こうでなきゃ自分でない」というものが強くあって、それは自分を律するものでもあったし、他人に厳しいところがあればそこから来ていたもののように思う。それが、現在はぜんぶ霧のようになって消えてしまった。どう転んでも、自分の人生だ。

今の仕事をもって描きつづけること、生徒たちを大事にすること、そして昔からの家族と友人。このみっつさえぎゅっとしていたら、極論、他はもうどうなったっていいって正直思ってる。どこに住んでもいいし、誰といてもいいし、何をしてもいい。たまに、自分がどんな目に遭ってもいいとさえ思うときもあって、これを自暴自棄と言うのかな。今の自分のこと、うまく言葉にできないでいる。


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