2019.12.25

9:40、アラームの音でがんばって起きる。今日は月に一度の粗大ゴミの日。今年一年いつも捨て逃していたから、今日こそは!と意気込んで、前日から「不用品」の張り紙をして準備していた、のに、いざ持って行ったら「もう回収は終わったよ」と言われる…。ふてくされて二度寝。

10:30すぎに起きて、準備。きょうはむかし塾で教えていた生徒たち(19歳と17歳)とランチをする日。すこし遠出して、駅から15分くらい歩いてめあてのカフェへ。

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チキンオーバーライスと、チョコオレンジ、かぼちゃクリームチーズのマフィンセット。住宅をリノベーションした、落ち着きしかないような空間だったから、のびのびと遊ばせてもらった。お店の人が、「最初は姉妹かと思いました!塾の先生と生徒で遊ぶってすごいですね」とおどろいていた。たしかに、あいかわらず、彼女たちは私を先生とはよぶけれど、今や近所のお姉ちゃんみたいな感じだと思う。食べたあとは、ジェスチャーゲームや伝言ゲームをして、なんだか新鮮な気分に。遊び道具がなくてもこうやって遊べるの、すごいなあと思う。今どきの10代の子のスレてなさに、私はいつもうれしくなるし、ふれるたび、大人が勝手につくりあげる「今どきの子」の虚像に悲しくなる。

夕方ごろ解散して、市内へ移動。用あって駅ビルの屋上に行ったが、意外とカップルが少なくておどろく。そもそもカップルが減っているのか、クリスマスに夜景をみるなんて紋切り型のイベントをこなす人が減っているのか、どっちなんだろう。どっちもなのかもしれない、などと考えた。携帯の充電がてら、女性専用の有料化粧室に行くと、仕事帰りに髪の毛を巻いているのだろう女性たちであふれていた。みんな、出陣前に刀を砥ぐ武将のような(見たことはないけれど)真剣な目つき。私はデート前の、この儀式がだいすきだ。自分でも、人のでもいい。なんなら、デートそのものより好きなくらいだ。ひととおり見回して、満足。

友だちと待ち合わせるために、バス乗り場へ。すると、中学のときの塾の先生とすれ違う。私が急いでいたため、声はかけなかったがLINEを入れる。すると、長年勤めた塾を退職されたとのこと。夏に会いに行ったばかりだったのでおどろいた。かならず飲みに行きましょう!と約束をする。勝手に、父親のように思っている先生。

友だちと落ち合い、ずっと前から予定していたライブへ。ライブもよかったし、このためにおしゃれをしてきている女性たちを見るのも、よかった。ライブ後、仕事の人と電話をする。M-1の余韻で書ききったもの、悪くなかったようで、心の底から安心した。それまで、気が気でなかった。考えて考えて考えすぎて、もう何がおもしろいのかわからない、そんな状態になってしぼりきった。そうでもしないと次に進めない。でもそうやって、少しずつやるしかないんだと思う。

白子がたべたい、と言っていたら、友だちが店を予約してくれた。はじめての店だったけど、なにもかもおいしかった。

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うっかり日本酒をのみすぎて、帰宅。そのまま泥のようにねむった。

年内、外に出てあそぶのは今日が最後だった。小さい頃から、こんな生活が夢だった。自分の好きな仕事で忙しくて、でもそれは確実に多くの人の目に届くもので、私は胸弾ませて書いていて、友だちが遊びにきて…今年喪ったものは大きいけれど、同時に夢はたくさん叶ってもいる。小さい頃の自分に見せたら、口を覆っておどろいて、涙を流してよろこぶであろう景色を、これからも自分に見せてあげたいなと思う。

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