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なぜAbemaTVを辞めて、mikanに入社したのか

だれですか?

はじめまして、こんばんわ!12/1に株式会社mikanにエンジニアとして入社しました、ぐみおと言います!

僕は2019年に株式会社サイバーエージェントに新卒として入社し、AbemaTVでAndroidアプリ開発をしていました。約1年と7ヶ月が経ち、株式会社mikanに転職し、引き続きAndroidエンジニアメインで働いていきます!

なぜ僕がmikanに行きたいと思ったかそこに至るまでの僕個人とmikanについて、全て伝えきるつもりなので、少しでも皆さんに知ってもらえると嬉しいなと思っています。

カフェタイムだと思い、少しだけ立ち寄ってみて読んでもらえたら嬉しい限りです。

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AbemaTVの皆さん、お世話になりました!!!



僕の人生に影響を与えた人物

時はすごく遡るんですが、僕がIT業界に興味を持ったのは高校2年の秋頃でした。

それまでは不真面目で、将来何がしたいのか、その将来についての不安や恐怖すらなかった学生でした。なんとなく大学に行った方がいいのかなーなんて思い、地元の県立大学の経済学部に行こうと勉強してました。

経済学部に行こうと決心した直後に、とある人が亡くなったニュースが耳に入ってきました。

皆さんご存知のApple創業者のスティーブ・ジョブズです。

当時の僕は、なんで海外の一般の人が亡くなったニュースがこんなにも日本で話題になっていて、疑問に思って仕方がなかったので、スティーブ・ジョブズについて調べていました。

色々分かったものの、僕の中では1つの気持ちしか芽生えませんでした。

「なんて楽しいことをして亡くなった人なんだ!自分もこんな風に最後を迎えたい!」

自分は楽しいことが大好きです。

今まで自分にとっての楽しいとは友達と遊ぶ、ゲームをすることくらいでした。ジョブズのニュースはそんな自分にパソコン1つでモノづくりができ、世界中に届ける事ができるんだぞと伝わりました。「こんなん楽しいに違いない!」「自分もパソコンでモノづくりがしたい!」という気持ちを芽生えさせてくれたジョブズには心から感謝していますし、ご冥福をお祈りしています。



人生はそんなに甘くない

元々僕は上でも少し触れていますが、なんとなくで文系の大学を目指し、推薦受験できるように簿記などを中心に勉強していました。ジョブズのニュース以来、簿記は完全に海馬から存在が葬られ、理系の勉強に完全シフトしていました。

受験は推薦などをもらい、無事合格ハッピーエンド!とはならないです。

惨敗です。

人生はそんなに甘くないという悲しみに明け暮れながら、1年半は形だけの浪人でフラフラしていました。それでもジョブズのおかげでパソコンでモノづくりをしたいという、本当にやりたいことを見つけたのに、それを諦めるのだけは絶対に嫌だったので、まずは行動しようと思い、専門学校も選択肢に含め、オープンキャンパスに行くことにしました。そこで出会ったのが、4年通うことで大学と同等分のコンピュータサイエンスがしっかり学ぶことができる学科が存在した京都コンピュータ学院でした。

結果としてはそこに進学してよかったと心から思っています。在学中に関わった多くの先輩、恩師の前納先生にはたくさん感謝しています。



Androidとの出会いは突然

いや、ジョブズきっかけで今があって、その状況に感謝してるのにAndroidなんかい!というツッコミは無限に受けてきたので、心の中でツッコんでください...!!

元々Androidはメインスマホとして使っていただけで、Androidエンジニアになりたいなーとは最初は思っていなかったのです。

目指すきっかけになったのは本当に単純な理由で、AndroidのCMを観た、その中のセリフに心打たれた。本当にそれだけです。軽い男ですね本当

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「みんなちがうから、世界はたのしい。」

確かになー。程度にしか思わないんですが、この言葉が本当に自分には刺さりました。

自由さを感じたのと(実際オープンソース)、人が好きだったのが理由でしょうか。自分でも何でそんな響いたのか分かってません。きっかけはある程度曖昧なもので丁度いいと思ってます。

この時点では、あくまできっかけに過ぎず、すぐにはAndroidの勉強を始めていません(右も左も分からず、どのように勉強していいか分からなかった)。Androidはメイン言語がJavaなのは知っており、自分の学校のメイン言語もJavaということもあり、まずはJavaをしっかり勉強しようというので一旦落ち着きました。

ちょうど2回生になる直前にサークルの先輩から、「プログラミング教えるインターン興味ない?」というお誘いがあり、そこのインターン選考の最終課題がオリジナルアプリをリリースしようというものでした。絶好のタイミングで、無事に初めてのAndroidアプリ開発 + リリースデビューをしました。

お題とかは特になく、形にできることが大事だったので、あまり悩むことはなくすぐにテーマは決まりました。僕はラーメンが大好きだったのですが、すぐにあの店なんだっけ?現象に悩まされてました。なので、訪問したラーメン屋を楽に記録でき、また訪れたい場合に助けてくれるシンプルなメモ帳、らーめもを作ろうと思いました。(今はもう非公開)

ツッコミどころ満載なアプリですが、僕にとっての初めてのアプリで、形にできたことに強く感動してました。この時、求めていたものを自分の手で作れた喜びを味わった瞬間で、いつまでもこの気持ちはわすれたくないなと思いました。

下記は実際に使用していたスクショで、結構使っていました。おすすめポイントは住所ボタンを押すだけで自動入力されるので、ほんとにメモするのが楽でした。この時から、デザイナーの友達を巻き込んで、アイコン作成を一緒にしており、今でも気に入ってます。

余談: 機種変更でデータがすべて吹き飛んだので、それ以降使わなくなりました。

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記念すべき初めてのアプリ開発

ちなみにこの時の夏に何を思ったのか六本木のGoogleオフィスの下に行ってました。当然入れるわけはないんで見上げるだけで終わったのですが、、、なんとその来年に内部の友人に誘ってもらい、本当に中に入ることができるという、まさかの夢が叶いました!!!(社食最高すぎました)

余談ですが、これから僕がお世話になるmikanは過去にGoogle Play Storeで2部門ベストアプリを受賞していたり、事例を紹介してもらっていたり、Googleとの繋がりがあるので密かに今度は仕事で遊びに行けるのではないかという淡い期待をしていますw

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初めてのDroid君とのドキドキ2ショット in Googleオフィス



結局何がしたいのかわからない時期

そうです、就活です。

Androidエンジニアとしてやっていきたいはずだったのに、当時は並行でサーバサイドなどに広く浅く手を染めていたこともあり、あれもしたいこれもしたい状態のふわふわした自分がいました。今振り返ってみると、上記のCMきっかけでAndroidをなんとなくで始めたのと、数年後どういうエンジニアになりたいかを何も考えれていなかったのが原因だと思っています。

当時は就活アドバイザーの方や、 企業の人事部門の方に非常によくしてもらっていたことを覚えています。選考を受けていた1社目の二次面接で落ちてしまったのですが、有り難いことに就活アドバイザー経由で、なぜ落ちたかのフィードバックを頂き、「山中くんが数年後にこの会社で働いてるイメージがつかない。」と教えてもらったことをよく覚えています。

結局自分は本当にAndroidエンジニアとしてやっていきたいのか?数年後はどうなっていたいのか?自問自答の日々でした。

当時から人には恵まれていて、たくさんの人に相談に乗ってもらいました。本当にありがとうございました。最終的に悩んだ結果、自分はAndroidのエキスパートを目指すため、Androidをメインスキルとして伸ばし、そこから関連する分野に技術領域を広げていくという軸に落ち着きました。

例えば、Androidをしているのであれば、サーバサイドとのやり取りが必要になってきます。サーバサイドではインフラとのやり取りが必要になってきます。全く関連のない未領域ではなく、自分に関わる技術領域を少しずつ広げていくようにスキルを伸ばしていきたいなという意味です。

就活もその考えで、Androidのスキルを最大限に伸ばすことができ、あるタイミングでサーバサイドやインフラにシフトさせてくれる環境を求めて就活しました。何社か選考を進めていたのですが、最終的に落ち着いたのがサイバーエージェントでした。

なぜサイバーエージェントになったかというと

・有名なAndroidエンジニアが多いから、その環境に身を置き、成長曲線の角度を最大化させたかった
・圧倒的にいい人が多い(ほんとにいい人が多い)
・手を挙げたら、やらせてくれる文化
・組織がでかく、横軸の関係がたくさんあるので、色んな繋がりが持てる

その中でも自分は動画領域に興味を持っていたので、最終的にAbemaTVに所属することになりました。



ABEMAで気づいた自分の強みと変化

ところで、エンジニアという職業はプログラミングがメイン業務で1日のほとんどをプログラミングしていると実際に先輩の話を聞くまでは思ってました。

しかし実際は違いました。

入社してから実感したのですが、意外とプログラミングする時間は少なく(もちろんガッツリやる日もあるのですが)、関わる人と話す時間、考える時間が多かったです。

この時、自分は施策などを考え、プロダクトの体験を改善し、よくしていくチームに所属していたので、より関わる人が多かったように思えます。

関わる人が増えてくると自然とこのような問題にぶつかりました。

PMハブ化問題

「あのタスクどうなってるんだっけ?」、「あのデザインデータ欲しいです」、何かを確認したい時や依頼したい時にPMがハブとなり、やり取りがされていたのです。PMも1人の人間で、全てを並行して処理できるわけもなく、四方八方から依頼が飛んでくるといつかはパンクします。パンクするだけでなく、ブロッキングが発生するので関係者は少なからず無駄な時間を過ごすことになります。

なによりもPMが辛そうだったので、なんとかして負担を減らしてあげたいと思い、Abema内で既に実践例があった、オーナーシップ制度を自分たちのチームに適用させる試みをしました。

オーナーシップ制度は自分たちで日々のデータを観察し、そこから施策考案 → 設計 → 実装 → 分析 → 振り返りを職種問わずに1人1人がオーナーシップを持って、最初から最後まで実行していくというものです。各施策を自分ごと化することで、施策の全体感をオーナーの人は把握していることになり、PMに集中していたものが各オーナーに分散されるようになりました。

この時、自分が初めてオーナーになり、オーナーは何をすべきかなどの言語化をするために、実際に行動をとり、全体に展開して行くという流れをとりました。この一連の流れが当時の僕はすごく楽しかったです。

なぜ楽しかったか

・なぜこの施策をやるのか、自分ごと化ができてる状態で施策実施する → 自分で仕事を作っている喜び
・今までPM経由でやり取りしていた人たちと直接コミュニケーションをとる
・人と人が繋がっていき、モノづくりをしてるなって思える

これはもちろん人によって感じ方は異なりますし、自己満足なんじゃないかと言われても否定はできません。

例え自己満でも、上記の一連の行動は無自覚でPMを助けてあげたいなという気持ちがきっかけで動いていた結果です。後から上司やPMの方に褒められていることを知り、「ぐみおは人を巻き込むのが得意。オーナーシップ力が高い。」と言っていただけました。

その時はお世辞で褒められているのかなと思っていましたが、後に異動先の動画視聴品質を向上させるチームの違う上司にも同じように褒められました。

その時、自分の中で3つの大きな気付きがありました。

・自分では気付けなかった強み、人を巻き込んで何かを成し遂げる力があるという気付き。
・いいモノづくりは組織のメンバーをたくさん巻き込み、仕事を自分ごと化し、各々がオーナーシップをもつことで生まれていくのではないかという気付き。
・Androidのエキスパートになり、徐々に技術領域を広げたい気持ちは変わらないのですが、プラスで技術でプロダクトを加速させたいという軸に変わっていたという気付き。


mikanとの出会いも突然

元々サイバーエージェントにはずっといるつもりはなく、2年前後を目安に次の場所に転職するという考えを持っていました。本当にサイバーエージェントはいいとこで、ずっと居てもいいなと思える会社でした。これは言わされてるとかではなく、素直な気持ちです。

転職はただの自分の我儘で、1社目でたくさんの学びをインプットし、2社目で学んだことをアウトプットするチャレンジングな環境に行きたいというものです。それを大体2年前後を目安で考えていたので、時は満ちたという感じです。

がっつり転職活動するのは10月くらいかなーと思っている中、twitterが大好きなのでいつものようにtwitterをみていたときにmikanの採用責任者のみぞさんのtweetが外部から流れてきました

この時、「学生のときに使ってたアプリだー!」と思い、興味本位でサイトを覗き、会社資料のスライドなどに目を通し、めっちゃいいなーと思い、いいねRTしただけで終わってました。

この時点で何がいいと思ったか

・mikanで1人目のAndroidエンジニアが募集されていた
・mikanのValueが共感でしかなかった(特にWhy driven, With user)
・これから会社を大きくしていくフェーズだった

その1週間後くらいにやっぱりmikan気になるから、「話聞いてみたい!」と思い、代表のかずさんにDMを飛ばしてました。

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mikanに興味を持ち、かずさんにDMを送る



なぜmikanに決めたか

もちろん転職活動中は他社も検討しており、転職ドラフトなどのオファーを頂くサービスを利用してました。それと並行して、mikanの全社員と面談しました。

この時点でかなりいいなと思っており、7割くらいはmikanでもいいかもなと思っていました。じゃあ残りの3割の悩みは何かというと

・ほんとに自分はここに行きたいのか
・自分のやりたいことを実現できるか
・面談だけですべてを判断できるのか

上記を順番に考えました。

自分が転職の軸としていたのは、Androidでアウトプット重視のチャレンジングな環境であること、任意のタイミングで他の領域をやらせてもらえること、ユーザに寄り添ってプロダクトに向き合えてること。人が好きなので、いい人と仕事を一緒にしたいこと。

これらすべて、面談を通して、mikanは満たしてるなと自問自答した時に思いました。

1つ引っかかったのは、ユーザに寄り添ってプロダクトをグロースさせる観点がどの程度のものかが正直わかっておらずでした。ですが、タイムリーにも以下の記事が出ていて、これ読んだことでかなり納得感がありました。思っていたとしてもここまで実行に移せるとこは中々ないんじゃないでしょうか?

ここでもまだ9割くらいの状態でした。まだ面談を通してのコミュニケーションしか取れていないので、いざ一緒に働いてみたら全然違った...。という怖さは誰しもあると思います。ですが、mikanにはそれを解消する1日体験入社や副業などが用意されてました。自分は丁度副業を探していたので、副業としてjoinしつつ、オフラインでも一緒に仕事をする1日体験入社の欲張りセットでいきました。

副業と体験入社を通じ、最後には「なんだよ結局最高じゃねえか!」という気持ちしかなかったので、体験入社が終わった後日に一緒に働きたいことを伝えました。

体験入社で個人的によかったと思っているのは、メンバー全員と1on1する時間があったことです。僕はその時、数年後のビジョンやmikanの悪いところなどを聞いてました。

この1on1のやり取りで1つ共通点がありました。それは代表のかずさんが皆にかなり慕われ、信頼されていることでした。これは僕も面談や体験入社を通し、すごく納得しています。人に信頼されることは当たり前に感じますが、案外難しいものです。もちろんかずさんを始め、他の皆さんもかなりいい人で、この人たちと一緒に仕事できるのは楽しい、平日を共に過ごすのは幸せなんじゃないかなと。

自分では結構悩んだつもりなのですが、意外と文面でみるとシンプルですね。

僕がmikanを選んだのは

・圧倒的にいい人が多い(ほんとにいい人が多い)
・mikanのValueに共感しかなかった
・Androidエンジニアとしてチャレンジングな環境
・ユーザに寄り添えるプロダクト
・任意のタイミングで他の技術領域をやってもよい
・これから大きくしていくフェーズに深く貢献したいと思えた

体験入社の1on1の時に盗撮されてました(エモい)

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体験入社中のRyoさんとの1on1(盗撮)



mikanをどうしていきたいか

これは僕の個人的な想いを書くだけなので、ここまで読んでみて、興味を持っていただいた方に読んでもらえればなと思います。

まずはじめに僕はAndroidの1人目のテックリードエンジニアとしてmikanにjoinします。

mikanはかなり年月が経ったサービスで、絶賛負債が膨れ上がっています。

初めはAndroidアプリをリニューアル、リアーキテクチャすることはもちろん、プロダクトの分析やユーザインタビューなどを通じ、プロダクトの体験をどのようにしてよくしていくかを考えていけたらいいなと思っています。

プロダクト重視の方なんだろうなと思われがちですが、技術を用いてプロダクトを加速させるためには技術力も大切で、わくわくするためには新しい技術に挑戦することも大切です。自分は楽しいことが大好きなので、その辺りももちろんやっていくつもりです!

2020/12/01現時点でのAndroidの直近トレンドだと、Jetpack Compose, KMP, dagger hiltなどを積極的に導入を検討し、mikanのAndroidイケてるなー!と思ってもらえるようにしていくつもりです!そのためには1人でも一緒にできる人がいると嬉しい限りなので、ぜひお力を貸してください!

もちろんAndroidという領域のみに縛られず、全体的におかしな点や良くすべき箇所はあるはずなので、その辺りも視野を広げて、自分ごと化して解決していきたいです!

まだまだ日が浅いので、これをこうしたいという具体性はないですが、mikanを会社としても大きくしていき、プロダクトの体験をよくすることで、ユーザの英語学習の効率化の実現をし、辛いも含め楽しい日々を送っていけたらなと思います!



さいごに

ここまで読んで頂き、本当にありがとうございます!

mikanは現在、僕を合わせて、社員はまだ5人しかいません。このようなチャレンジングな環境で駄目なところももちろんありますが、人や挑戦という意味では最高の環境でもあると思ってます。

自分で仕事を作るのが好きな方、一緒にmikanを成長させていきたい方、いい人と一緒に働きたいかた、楽しいことが大好きな方、ユーザファーストを追求したい方、グロースエンジニアになってみたい方、英語自体に興味がある方。

きっかけは何でも構いません。え、ぐみおそんなことやってるんだ!おもしろそう!とかそんな些細なきっかけで構わないので、1mmでも興味がわいた方は僕に気軽に声をかけてください!

他のメンバーとも繋げますので、たくさんお話しましょう!

一緒にわくわくすることをやりませんか?


かなり心をオープンにしてみたので、少しでもよかったなと思ったら、ぜひスキなどをしてもらえたら喜びます!


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