◯定点観測
・三月末で退職する職場の子とご飯に行った。そういえば、お互い素顔を見るのはほぼ初めてで、どう思われるだろうと思ったけどそんなのは杞憂だった。お酒の席は物理的にも心理的にも近くさせる。無礼講でタメ語で話しましょう、と言った彼女の人懐っこさにはこの半年すごく助けられたんだった。多分、次の場所でも大丈夫だろうな。寂しいけど、残り数日たくさん話せたらいいな。三月は学生じゃなくなっても変わらずに別れの時期で、その度にこの曲を思い出す。「君を思いそして忘れていく」両手をつないでぐるぐる回って、気づいたら遠心力で手を離していた、みたいな自由さがいい。爽やかで軽やかで、三月の薄光明にぴったりで、この曲のおかげで三月が好きなのだ。
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