摩天楼はバラ色にゃん
ホーチミンの2月は気持ちいい。
日差しは強いが、乾季とあって爽やか。
「バインミー行くよ」
啓祐兄から電話あり。
バインミー?
フランスパンにベーコンやらチーズやら入ったサンドイッチをご馳走になった。
う、うまい!いけるがな!
美味&おしゃれなベトナムグルメに満足。
まったく意外だったがベトナムには、おしゃれなお店やカフェがたくさん。
カフェは日本のそれよりオシャレ偏差値は高いかもしれない。
(写真はチュングエンコーヒー)
ベトナムの人は本当にコーヒーが好きみたいだ。
あっちにもこっちにもカフェがある。
バインミーを食べ終えて、しばらく2人で歩いた。
「よかねー」
「よかねー」
「ホーチミンよかねー」
この人、これ何回言うんだろうと思うくらいご機嫌な兄貴。
「海外って怖くなかですか?兄さん」
びびり田中は問う。
「ぜんぜんこわなか」
むしろ視界に映る非日常の景色すべてが、映画のワンシーンに見える。
らしい…。
私の目には道行く人すべてがドロボウに見えるのに。 ←無礼者
その後、高級ホテルのプールに行った。
すごい。セレブ感たっぷり。
周りにいる外国人は全て芸能人みたいに見える。
実は海外の映画スターには詳しくない。
仮に本人にばったり出くわしたとしても分かるのはジャッキーチェンくらいだ。
ここでもびびり田中はどうしてよいか分からず、とりあえずプールに肩まで入った。
町民プールのようにクロールするのも違う場面やし。
しばらくして上がった。
これではただの水風呂だ
周りの芸能人たちは、リゾート気分なチェアーに寝っ転がり優雅に時間を過ごしている。
マネする日本人。
頼んでないのに飲み物がやってきた。
びびりは有料かタダかわからず手が出せない。
横になると気持ちいい。
静かな心でいろんなことを想うことができた。
そうこうしてると、ベトナムの陽気な太陽がガラス張りホテルに反射して
自分を大事にしてるかい?と、
こちらをのぞきこむ。
ビジネスをデザインし直す時間ですよと、
爽やかな風がTシャツの中を通り過ぎていく。
あと人生のデザインもな。と。
シャワーを浴びたら自分のホテルに戻ろう。
ここのシャワーに百円入れるところはないな。
よし。
つづく
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