パフォーマンスレビューのフォーマット
今後紹介していくシューズのレビューフォーマットについて書いておこうと思います。
シューズの良し悪しは個人の主観と、足型や体格、プレー環境、ポジションによる特性、プレースタイルなどなどによって判断が分かれるので、あくまでも私個人の意見として参考までに見てもらえればと思います。ただ、条件を統一した上で測定すればレビューを具体化できる部分もあるので、なるべく数値化していくつもりです。
またそれぞれのシューズの優劣をつけるつもりはないですが、どうしても相対的に説明した方がわかりやすいことが多いので点数化も一応してみることにしました。なので採点基準をここで紹介していきます。基準はご意見などに応じて更新していくつもりです。
ちなみにテスト体の私は身長168cm体重60kg程度でポジションはポスト以外ならどこでもやるCPです。
1.重量スコア
シューズ片足で何グラムなのかを測定しています。
これまでテストしたシューズの重量分布が下記のような結果となったので、
300g未満、300~350g未満、350~400g未満、400~500g未満、500g以上、のランク分けとしてそれぞれ5,4,3,2,1点とします。
2.グリップ
個人的に1番気にするポイントなので細かく3つの項目に分けて見ていきます。
2-1.摩擦係数
グリップ項目の1つ目に理論値として滑りにくさを測定します。
この測定結果のX÷Y寸法が摩擦係数μとなります。これも分布をとって0.66以下、0.67~0.99、1.00~1.33、1.34~1.66、1.67~のランク分けとしてそれぞれ5~1点とします。
2-2.対ホコリ性
グリップ項目の2つ目はアウトソールへのホコリの付きやすさをチェックします。
よくバッシュのパフォーマンスレビュー等で「グリップが良いがホコリが付きやすい」や「ホコリがつきにくくグリップも良い」といったコメントを見るのですが、厳密に言うと埃の付きやすさとグリップそのものとは分けて考えた方が良いかと思い、項目として細分化しました。
というのも普段プレーする体育館のコンディションによって左右される要素なので綺麗な体育館でプレーできる人にとってはスルーしていい項目であるため、分けることで各々にとっての向き不向きが分かりやすくなるかと思います。
このテストの数値化・ランク分けは難しいですが、暗室での光の強弱の出具合を相対的に点数化します。
2-3.体感スコア
グリップ項目の3つ目は体感スコアです。これは印象になってしまいますが、結局のところ履いてみてどうだったかを素直に記録します。摩擦係数や耐ホコリ性のテストも個別のレビュー内で言及すると思いますが、完全なものではないので補足としてこの体感値を加えます。
・摩擦係数
・対ホコリ性
・体感スコア
の3項目を合わせてグリップの評価とします。
3.フィッティング
ここでのフィッティングの点数化は単純にフィット感が良かったどうかではなく、フィット感を高めるための機能がどの程度備わっているかを見る項目とします。
フィット感自体は人それぞれの足型に合うかどうかにまずかなり影響されるため、合っても合わなくてもより合うように調整できるような工夫、シューレースホールの数・位置、アッパーの柔軟性、パッドの配置・量などなどがどのようなものになっているかを判断します。
4.クッション性
私の体重が60kg程度と比較的軽いこともあってさほどクッションの性能を強く求めていないところもあるのですが、試したシューズの相対的な感覚と、同程度の体重の方には参考にできる情報になるかと思います。
この項目はまだ数値化するテスト方法を試せていないので、履いた印象をお伝えしていきます。素早く動くことを重視しているため、クッションの好みとしては沈み込みすぎず、反発感があり、かつ思い切り踏み込んでも足が痛くならないバランスがとれているものが点数高めになっていくかと思います。
5.ムーブメント
最後の項目です。1.前後と2.左右の動きに対してどのような対策がとられているかを2つに分けて紹介していきます。こちらも数値化は難しいため印象値になってしまいますが、できるだけ細かく理由をお伝えできればと思います。
かなり記事が長くなってしまいましたが、このような方法でひとまずはレビューをしていきたいと思います。
ご意見やシューズのリクエストなどありましたらコメント頂ければ幸いです。
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