見出し画像

【エクストラ】レジドラゴのあれこれ

はじめに

愛知CLが近づいてきました。
自分は出場しないですが、TLが賑わっているのを感じます。
エクストラを普段遊んでいる人間としてどんなデッキが活躍するのか、今から楽しみです。

そこで、今回の環境でTier1と名高いレジドラゴVSTARのデッキについて、構築をはじめ、戦い方、弱点、対策等を書いていきます。

(もし浅いな〜思った方はTwitterでこっそり教えていただけると嬉しいです。@gum_syrup まで)

デッキレシピ

ダストオキシン型

MMySXX-zPmEw7-ypp3yy

タッチラボネク型(ダスト抜き型)

kkFVff-9YUnKL-FkkVfk

デッキレシピの概要

ダストオキシン型

序盤をソーナンス等で凌ぎ、竜無双タイムレスGXで追加ターンを得ることでダストオキシンダストダスを完成させます。竜無双でディストーションやラウドソニック等のロック技を駆使することで早期ターンから特性ロック+@の組み合わせで押し切るタイプの型。

タッチラボネク型

上記のダストオキシンに比べると特性ロックの範囲は狭いですが、ダストダスラインを抜いたことでデッキ枠に余裕ができた型。(ソーナンス1ヤブクロン2ダスト2軽石2混沌のうねり1の8枠)
空いた枠にはアタッカーの拡張、基本エネルギーの増強等。

レシラム型(サンプルレシピ無し)

特性ロックの要素を無くした代わりに、レシラムのターボブレイズを使用することでエネルギー破壊等に耐性を持つ型。
特性ロック+@のロックが行えないため、詰め性能が上記の型に劣ります。

採用候補(ポケモン)

レジドラゴV(4枚目)

環境に存在する殴り合いデッキに対して、1ターン目の動きとしてレジドラゴVを2体立てることが有効とされます。そのため、ボールをデデンネGXやクロバットVといったデッキを回すポケモンに割くことが難しくなってしまうため、動きが詰まってしまうことがあります。
素引き確率を上げ、レスキュータンカの重要度を下げるための4枚目。

MレックウザEX(2枚目)

竜無双300ダメージ枠。MリザードンEXとの選択枠ではありますが、レガシースターの関係でMリザードンEX2枚の選択肢は薄いです。
ハチマキ込みディストーション+アイアンローリング等でVSTARラインであれば倒すことができるので300ダメージ枠が2枚は不要という考え方もあります。

ジュラルドンVMAX、ヒスイヌメルゴンVSTAR

200ダメージ付近の選択枠。カイリューVに対してちからのハチマキ+キョダイフンサイを必要とする場面以外では基本的にアイアンローリングの方が汎用性高く使用できます。
ダストダスを採用しない場合、ジュナイパーの密林迷彩やミルタンクのミラクルボディ等で攻撃が通らなくなってしまうため、ジュラルドンVMAXや後述のウルトラネクロズマの採用を検討する必要があります。

ディアルガGX(2枚目)

サイド落ちの対策、レジドラゴVを立てる際にトラッシュしてしまったディアルガGXをロストおくりされてしまうことへの対策での2枚目。
前者に関してはヒスイのヘビーボール、後者に関してはレスキュータンカ2枚目を採用する方が良いと自分は考えます。

ウルトラネクロズマ

ミラーへの対策、非Vアタッカー、程よい170ダメージと最近評価が上がってきているポケモンです。
ディアルガGXと違い、種ポケモンでゲーム開始の際に場に出てしまうことがありますが、ダストオキシンやサイレントラボ、相手のソーナンスの我慢の壁によって攻撃する選択肢を取ることもできるポケモンとなっています。
ミラーの対策という面では、ザオボー+ほろびのかがやきによって相手のレジドラゴVSTARのエネルギーを全て無くし、実質1ターン分のターンスキップをもらうことで、N等の手札干渉を行いながらレジドラゴVSTARを比較的安全に倒すことができるようになります。相手が画竜点睛を使ってきた時も同様、エネルギー破壊が有効に働く場面は多く存在します。

ギラティナEX

オンバーンGXのラウドソニックのダメージが減少した代わりに追加でポケモンのどうぐとスタジアムをロックする効果を持っています。
特性ロックと合わせた詰めの手段としては最上級のロック性能を持ちますが、ダメージが低く、ポケモンを倒せないため、詰め切るにはあと一歩惜しいとなることが発生することがあります。
また、種ポケモンであるためゲーム開始時に場に出た際に困ってしまうポケモンが増えるのも大きく評価を下げている一因です。

ソーナンス

序盤の妨害枠。2枚にする事で後攻を取った際に実質的なターンスキップと成り得る確率を上げた構築も見受けられます。
レジドラゴに次いでTierの高めなルギア、パルキアやフュージョンに対して強いカードでもあり、にがにがかふんのラフレシア等に対して抗いやすくなる等強い面を多く持っています。
ただし自分の動きも鈍くなってしまうため、ダストダス型以外では採用が難しく、サポートを厚めにすることも検討しても良いかもしれないです。

オドリドリ

最近では採用されている構築をよく見かけるようになったカードの1枚。
バイタルダンスで山札から基本エネルギーを2枚持ってくることができるため、1ターン目の手張りエネルギーの確保、ナタネの活気や溶接工のためのエネルギーの確保、特殊エネルギーロックを受けた時の回避方法等、多彩な活躍が見られます。
超ポケモンであり、クイックボールミステリートレジャー両対応なのが大きく評価されている理由に思います。

キリンリキ

ミラー対策、WallStall等のサポート主体のデッキへの対策に有用なポケモンで、技も1エネで使えるため、基本エネルギーの枚数が4枚以上あれば採用の検討がしやすいポケモンです。
グズマをロストおくりすることでレジドラゴVSTARを倒すことを強要してアイアンローリングで圧をかけていく戦い方、ポケモンレンジャーをロストおくりすることで特殊エネルギー主体のデッキに対しラウドソニックで詰める戦い方等、特定のデッキ対策以外にも使う場面の多いポケモンです。
現環境で考慮外にすることが一番危険なポケモンと言えるでしょう。

ディアンシー

ベンチにいる進化前のレジドラゴVをグズマから守ってくれるのはもちろん、ザオボーやプルメリといったエネルギー破壊からも守ってくれます。
初期のレジドラゴには入っていることが多かったこのカードですが、後攻1ターン目から高ダメージを出すアグロデッキが環境から減ったことで評価を落として抜けていきました。最近は一周回って可能性を感じるポケモンです。

ネクロズマGX(あかつきのつばさ)

特性インベイションでベンチから場に出てくることができるため、かるいしを付けておくとポケモンの入れ替えがスムーズになります。
特にナタネの活気との相性が良く、レジドラゴVSTARを即起動できるようになります。ミステリートレジャー対応が偉い。

タマタマ

バトルコンプレッサーで落とすことにより、その後のクイックボール、ミステリートレジャーがノーコストで使えるようになります。
手札コストに余裕ができるため、ハイパーボールやプルメリ等の採用がし易くなります。
しかし、ゲーム開始時にバトル場に出てしまうと邪魔感が否めず、またダストダス型、サイレントラボ採用型だと特性を使うこともできなくなってしまうため、安易に強いカードと言うには少し難しい部分も抱えています。

カイリュー

技エナジーハリケーンはデデンネGXやクロバットVのようなポケモンを倒すことのできるダメージを持ちながらエネルギー加速ができます。
レジドラゴ対策を特殊エネルギー対策に頼っているデッキに対しては、この技を打つことで大きく勝ちへと繋ぐことができます。

フライゴンV

技ドラゴンインパルスは、ハチマキ無しでこくばバドレックスVMAXの320ダメージを出す事ができ、更に画竜点睛+ハチマキでは届かない330以上のダメージを出す事もできます。
しかしディアルガ同様種ポケモンであり、画竜点睛よりもデメリットが大きい技でもあるため採用されている構築は少なめに感じます。

かがやくリザードン

レジドラゴのサイドレースが基本2-2-2で進んでしまうため、2-2-1-2とズラすための非Vアタッカー。
ただし特性エキサイトハートの関係で2-1-2-2とサイドレースをズラすことはできないため、グズマ等で解決されてしまうこともあります。流行したダストダス型との相性が悪いのも相まって最近では採用が見られない1枚です。

かがやくサーナイト

竜無双でアイアンローリングを使用した際、慈愛のヴェールと合わせて-100ダメージ軽減できます。このレジドラゴVSTARを2ターンかけて倒そうとした場合合計で480ものダメージを出す必要があります。これはポケモンVを一撃で倒せる230を超過したダメージを2回も要求すると言えるので、相当固い守りと言えるでしょう。
上記のかがやくリザードンと同じく初期の構築では見られることもありましたが、ダストダス型との相性が悪く、最近ではレジドラゴVSTARが技を使えないようにするような対策方法が主流となっているため、採用が見られなくなっている1枚です。

採用候補(トレーナーズ)

ハイパーボール

デッキの殆どのポケモンがミステリートレジャーに対応しているため、感覚としてはミステリートレジャーの5枚目のポジションとなります。
トラッシュに送りたいカードが多いデッキではありますが、増殖タマタマが採用しにくく手札が潤沢なデッキではないため、採用しても1枚が限度に思われます。

ポケモン通信

上記のハイパーボールに比べ、手札1枚で任意のポケモンを加えることができるカードとなります。ポケモンを山札に戻す必要はあるのですが、ロストおくりへの対策も兼ねて評価が上がっている1枚です。

ネストボール

レジドラゴVの項目でも記述したように、1ターン目でレジドラゴVを2体立てることが大事であるため、その役割に特化したカードと言えます。
ソーナンスやヤブクロンであればクイックボール等で手札に加える必要がないため、ダストダス型で有用になる1枚と言えそうです。

プレシャスボール

オンバーンGX、ディアルガGX、デデンネGX、カプ・テテフGXの4種にコスト不要でアクセスできます。バトルコンプレッサーの枚数を減らしていてボールからボールに繋ぐことで竜無双用のポケモンをトラッシュする必要がある場合や、デデンネGXやカプ・テテフGXの枚数を増やしているデッキであれば採用が考えられます。

フレンドボール

最悪カプ・テテフGXになれることが多いボールです。対面次第で手札コストの必要のない強力なボールになれることがあります。
使うとびっくりされます。

バトルサーチャー、バトルコンプレッサー

言わずと知れたエクストラ最強カード群です。
好みによってサーチャーは2~4枚、バトルコンプレッサーは1~3枚の採用枚数となりそうです。
サポートの種類を散らしている場合はカプ・テテフGXを増やすないしはこの2種類を多くする必要がありそうです。

トレーナーズポスト

最近2,3枚採用されているデッキがちらほら見られるようになったカードです。こくばバドレックス等でも採用の是非が分かれるカードとなっています。

このカードは最近スタンのロストバレットで議論されていたポケギア3.0の採用論に近しいカードであると思っています。
マッドパーティやルギア、カイリューのような確実に引きたいトレーナーズが採用されているデッキでは強く使うことができますが、レジドラゴではデッキ圧縮ができるカードに留まっている印象です。
個人的にはクイックボールやミステリートレジャーが必要であればレジドラゴVの4枚目、バトルコンプレッサーが必要であればバトルコンプレッサー自体を、サポートも必要としているサポート自体を増やす方がデッキ枠が不足しているこのデッキにおいては有効であると感じます。

あなぬけのヒモ

サポートをエネルギー加速に使用することが多いので、疑似グズマとして使用することができ、不意のタイミングで使用することでWallStall等のデッキタイプへの崩しを行うこともできます。
ソーナンスを採用できるデッキタイプではありますが、デデンネGXやクロバットVから動き始めることもあるのでそういった場面でも役立つこともある1枚です。

スペシャルチャージ

ダブルドラゴンエネルギーを戻すために使われるカードです。
最近では改造ハンマーが採用されているデッキは少なく、ザオボーでロストされることが殆どです。そもそもゲーム中にレジドラゴVSTARにつけるダブルドラゴンエネルギーが3枚程度なことが多く、このカードを採用してまで再利用したい場面が少ないです。相手がエネルギー破壊等の妨害を行ってくる場合は基本エネルギーを大事に使ったり、レガシースターを温存しておくことでなんとかなる場合が多いです。

ちからのハチマキ

他の採用候補としてこだわりベルトが挙げられますが、ベルトが必要なラインがタイムレスGX+ベルトでクロバットVへの180ダメージ、アイアンローリング+ベルトでカイリューVへの230ダメージ、画竜点睛+ベルトでパッチラゴンVMAXへの330ダメージ等になりますが、タイムレスGX+200ダメージ付近の技でテンポを取っていけば事足りることが多いです。
ディストーションが70、タイムレスGXが170、アイアンローリングが220、画竜点睛が320ダメージになることで様々なポケモンへの対応範囲が広がることの方が多いため、ちからのハチマキのみ2枚採用になっている構築が多い印象です。

博士の研究、N、マリィ、シロナ

好みが分かれるドローソースです。
博士の研究はトラッシュしたいカードが複数あるこのデッキでは最低1枚は欲しいところです。
シロナはロストおくり対策、手札にダストダス等の今は必要ないが後に必要なカードを温存できる、と最近評価を上げている1枚です。
Nとマリィの手札干渉2種に関して、サイドが4枚以下になっている時にはエネルギー加速が足りていないことが多いため、エネルギー加速のためにサポートを使用することが多く手札干渉をする余裕がないと考えられます。序盤の手札干渉として有用かつ、WallStallのダイゴの決断に強いマリィが最近はNよりも採用されている印象です。

グズマ(2枚目)

バトルサーチャーを増やすかグズマ自体を増やすか、のような話はエクストラの様々なデッキでされていますが、このデッキは特に枠が狭いので採用に頭を悩ませる2枚目です。ロストおくりで1枚グズマを飛ばして油断した相手に2枚目を刺すこともあり得るでしょう。

ナタネの活気、溶接工

レジドラゴV、VSTARともに技のエネルギーが草草炎であるため、一見ナタネの活気を優先したいところですが、ベンチにしかエネルギーを付けられず、ドロー枚数も2枚と少ないです。
溶接工は逆に3枚引きバトル場にもエネルギーを付けることができますが、技エネルギーと噛み合いが悪く、事故を起こした時に雑にドローソースにすることもできません。
レシラムを採用した型であればナタネの活気が特にとても強く使えます。

グズマ&ハラ

初期のレジドラゴで採用が見られ、また最近シンオウ神殿を採用したデッキが増えたことで再評価をされています。
かるいしを持ってくることでダストオキシンを起動させることができるため相性が良さそうに感じますが、手札コストが少し重めです。

AZ

ポケモン回収サイクロンはグッズであるためサーチ手段が無く、バトル場に出てしまったディアルガGXを回収するのに一苦労となることがあります。
カプ・テテフGXやコンプ+サーチャーでサーチが可能なこのカードはケアとしては強い1枚となります。バトル場に出てしまったデデンネGXを回収することで疑似博士の研究+入れ替えのような動きをすることもできます。
最近出たサポート、ボタンでも似た役割を遂行することもできます。

グラジオ

ディアルガGXのサイド落ちケアで採用されるこのカードですが、ヒスイのヘビーボールとは違い、進化ポケモンやグッズ・エネルギーにも対応するためダストダスラインを1-1で採用しているデッキや基本エネルギーが草2炎1で採用されているデッキ等で重宝します。

ザオボー

レジドラゴ対策に採用される1枚ですが、対策カード対策にもなります。
こくばバドレックスに最近採用が増えたシンオウ神殿を割ることができるため、シャドーミストでスタジアムの上書きができない際にも役立ちます。
もちろんミラーにも強く、ダブルドラゴンエネルギーをロストし続ける試合展開になることもあります。
メロゲノのようにザオボーを使っているだけで勝てる試合も存在するため、現環境では入れ得な1枚です。

プルメリ

最近ミラー対策として注目されているカード。
このカードを持ってくるのにコンプ+サーチャーorクイックボール→カプ・テテフGXと手札の2枚消費に加えて2枚の手札コストを必要とするため特性による手札増強が難しいダストダス型では採用が難しそうに思えます。
エネルギーを基本特殊問わず、バトル場ベンチ関係なく破壊できることはミラー以外にも活躍の場面はあるだろうと思われますが、やはりハイパーボールの項でも述べた通り手札コストが重くのしかかりそうです。

エール団のしたっぱ

上記のプルメリに近しい理由で最近採用が見られるカード。
プルメリと違い、手札コストが必要ない点が便利ではありますが、次のターンで再度の手張りを許してしまうため、対レジドラゴに特化した採用カードと言えます。

混沌のうねり

ダストダス型で多く採用されているスタジアム。
シンオウ神殿への対策にもなり、スカイフィールド等を使ったギミックにも痛手を与えられることがとても強いです。
最近はシンオウ神殿を重く見てか2枚採用されている構築も見かけます。

サイレントラボ

多くのデッキに刺さるスタジアム。ウルトラネクロズマを採用する際にはうねりよりもこちらを採用するのも強いです。
ソーナンスを無効化してレガシースターを通したり、とおせんぼカビゴンやミルタンクのミラクルボディを無効化できることも強い要素の一つです。

パラレルシティ

こくばバドレックスやパルキア、ルギアのようなベンチを広げるデッキに対して刺さることがあります。
もちろん自分の負け筋となるデデンネGXやクロバットV、カプ・テテフGXをトラッシュする使い方も強いです。

頂への雪道

こくばバドレックスを重く見る場合、サイレントラボよりも優先して入る場合があります。しかし最近は混沌のうねりでシンオウ神殿を対策するのが主流になってきていて、雪道採用はあまり見かけない印象です。

嵐の山脈

グズマ&ハラから持ってくることで次のレジドラゴを用意することができます。レシラム型であれば特に採用したい1枚です。

巨大なカマド

溶接工を入れている型の場合に入ります。コストで竜無双用のポケモンをトラッシュできるため、よりアクティブな動きが望めます。

戦い方

おおままかな流れとしては、
①初ターンでレジドラゴVを2体立て、エネルギーの手張りをする。(この時基本エネルギーが望ましい)
②2ターン目でレジドラゴVSTARに進化し、ダブルドラゴンエネルギーを手張りし、竜無双でタイムレスGXを使う。
③追加ターンでもう1体のレジドラゴVに手張りをし、2体目の準備をしながらタイムレスGXで負荷をかけたポケモンをディストーション等でロックをかけながら倒す。(2ターン目でヤブクロンが立てられていれば追加ターンでダストダスを添えることも可能)
④追加ターンでテンポを取った以降は状況に応じて技を使い分けてテンポを維持しながらサイドを6枚取る。

理想的な展開はこの通りですが、①で立てたレジドラゴVが倒されてしまう、エネルギーが破壊される、サイド落ち等で②のタイムレスGXが使えない、そもそも事故が起こって何もできない、等が起こり得ます。
その際にキバナをはじめとした様々なサポートを使うことで巻き返しができるようになる、柔軟なデッキです。

特に①でエネルギー付きのレジドラゴVが倒されてしまうことはよくありますが、特性ロック等の妨害がなければキバナやナタネの活気を駆使して2体目のレジドラゴをVSTARに進化させ竜無双でタイムレスGXを使うところまで到達するのは比較的容易です。

レジドラゴの弱点、対策

ここまでの文章の中に何度か出しましたが、レジドラゴの弱点はいくつかあります。

大きく、
アグロに弱い
エネルギー破壊に弱い
ロストおくりに弱い
の3つが弱点と言えるでしょう。

アグロに弱い

デッキの性質上、サブアタッカーと呼べるものがほぼ存在せず、レジドラゴVSTARがアタッカーとしての全役割を担っています。
そのため、1ターン目でレジドラゴVが1体しか立てられずにその1体を倒されてしまうと次のターンはほぼ100%技を使うことができません。
(理論上、レシラムのターボブレイズで基本炎エネルギーを新しく出したレジドラゴVに付け、更にダブルドラゴンエネルギーを手張りし、加えてミツルを使い、レシラムを逃がすことで竜無双までたどり着くことはできます)

竜無双を使うことができれば巻き返しもできるデッキではありますが、逆に言えばVSTARポケモンが技を使えなければ何も出来ないデッキでもあります。

アグロデッキ(カイリューVやウルガモスV、メロゲノのようなデッキ)は後攻1ターン目から大ダメージを出してテンポを取っていくデッキです。
こういったデッキに対して1体ずつレジドラゴVを倒されてしまうと何も出来ずに負けてしまう、ということが発生します。

このことは事故が発生しやすい、ということにもリンクしています。先行を取ったはいいが手札にサポートが多く来てしまいレジドラゴVが1体ないしは立てられなかった、後攻で回したけれどレジドラゴVが1体しか立てられなかったため先行2ターン目にグズマで呼ばれてそのままなし崩し的に負けてしまう、等よくある光景だと思います。

エネルギー破壊に弱い

ほぼ全てのポケモンがそうと言ってしまえばそうなのですが、レシラム型でない限りエネルギー加速をサポートに頼っているデッキであるのでエネルギー0の状態からはグズマ、マリィ等を併用して技を打つことはできません。
これは先述の内容とは少し違っていて、もしレジドラゴVSTARが立ったとしても、というところがミソとなります。採用候補の項目でウルトラネクロズマやプルメリザオボーを挙げた通り、エネルギー破壊はレジドラゴを相手する際の大事なポイントとなってきます。

手張り権やキバナ等、このゲーム中にあと何回エネルギーを付ける必要があるか、その回数を意識しながら立ち回ることができると良いと思います。

ロストおくりに弱い

対策カードなんだからそうだろう、と言われてしまえばそうなのですが二つの意味合いでロストおくりに対しての弱さを持っていると考えています。

一つ目は、竜無双で使うことのできる技が減ってしまう、というところです。これは当然のことではあるのですが、このデッキにおいて使う技の選択肢はそのままこのデッキの強みに関わってきます。使える技の種類が2つ減ったということはアタッカーを2種無効化されたことに等しいです。

レジドラゴの構築で多く見かける形と言えば、MレックウザEX・MリザードンEX・ヒスイヌメルゴンVSTAR・オンバーンGX・ディアルガGX・レジドラゴVの6種採用が多く見られます。そのうち300ダメージの2種はデメリット持ちで、実質キリンリキを倒すために使うことのできる技は4種と言えます。4種のうち2種をロストおくりされてしまうとサイド落ち等も含めて技選択が簡単に絞られてしまいます。放置すると追加でロストおくりされてしまうため倒さざるを得ず、結果コントロールされやすくなってしまいます。

二つ目は、デッキの性質との兼ね合いによる弱さです。
デッキの構成上、自由枠が少なくサポートやポケモンの種類を削らざるを得ず、グズマ等のサポートをロストおくりされた際に次が無いということも多くあります。
枠を作るためにエネルギー加速サポートを削る、ダストダスを使わない、等枠を確保した結果柔軟さや強みが消えてしまうという側面を抱えているこのデッキでは1枚1枚への比重が重く、故にロストおくりをされた時のダメージが大きくなってしまう点が弱点と言えるでしょう。

弱点を踏まえた対策例

・アグロデッキを使う。
(カイリューV、ウルガモスV、メロゲノ、ミツル採用ミュウVMAX等)

・クラッシュハンマー
・改造ハンマー
・ザオボー
・プルメリ
・ニャスパー(エネじゃらし)
・ウルトラネクロズマ(ほろびのかがやき)
等のエネ破壊、操作カードをデッキに入れる。

基本エネルギーが採用されているデッキに
・キリンリキ(ロストおくり)
を入れる。(タンカ等で使いまわせると尚良い。)

また弱点を踏まえた対策とは異なりますが、
・シンオウ神殿
・ヨノワール(ゴーストブリーチ)
によるダブルドラゴンエネルギーを無力化することでの対策をしているデッキも存在します。
特殊エネルギーを弱点として挙げなかったのは、レジドラゴ側が既にシンオウ神殿を強く意識しており、尚且つ基本エネルギーを厚めに採用したレジドラゴが増えていることを主な理由としています。
また、パルキアやこくばバドレックス等特殊エネルギーを使用しないデッキも環境に数多く存在するので特殊エネルギーに絞った対策は空回りに終わってしまうことも多くあります。

締め

書きたいことを思うがまま書いていたら10000字を超えてしまいました。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。

エクバやCLシーズンだけでなくエクストラを年中遊んでいたい人間なので、また何かあったら書いていこうと思います。

レジドラゴ以外にもこのデッキについての記事見てみたい、等ありましたら書くかもしれません。お気軽にリクエストしてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?