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RFIとRFPの違い

どちらも調達プロセスにおいて重要な役割を果たし、適切に使用することで効果的なベンダー選定が可能になる。
RFIは情報収集を目的とし、RFPは具体的な提案を求めるものであり、調達プロセスの後半段階で使用され、プロジェクトや契約に対する詳細な提案を評価するためのものである。

RFI(Request for Information)

目的: RFIは、特定のサービスや製品についての一般的な情報を収集するための文書である。企業が市場調査を行い、どのようなオプションやソリューションが存在するのかを理解することを目的としている。

内容: RFIは通常、製品やサービスの提供者に対して、彼らの能力、経験、技術、サービス内容などについての基本的な情報を提供するよう求める。質問は一般的で広範囲にわたることが多く、具体的な価格や詳細な技術仕様を求めることは少ない。

使用時期: 調達プロセスの初期段階で使用される。企業が市場やベンダーの全体像を把握するためにRFIを発行する。

RFP(Request for Proposal)

目的: RFPは、特定のプロジェクトや契約に対する具体的な提案を求める文書である。企業は詳細な提案を求め、最適なベンダーやサプライヤーを選定するために使用する。

内容: RFPには、プロジェクトのスコープ、目標、技術的要件、予算、スケジュールなどが詳細に記載されており、ベンダーはこれに基づいて具体的な提案を作成する。提案には、技術的アプローチ、コスト見積もり、プロジェクト計画、過去の実績、サポート体制などが含まれる。

使用時期: 調達プロセスの後半段階で使用される。企業が特定のニーズや要件を明確にした後にRFPを発行し、具体的な提案を受け取って評価する。


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