くようと執着

こころがうつろに死んでいくようで、つかれて、被害者であって、加害者であった。
もう顔を、目をみれなかった。怖かった。
あなたの姿をおそれたのはわたしだった。
もうやれない、ついていけない、抜け出したい、いちにちを終えるつかのまの安堵、頭で状況はわかる、たえがたさ、自他への落胆、あきらめ
どこかでわかっていた、あまえだった、あまえたかった

否定と拒否を恐れた
背負う彼は、そんな段階などとうの昔に超えざるを、のみこまざるをえなかった。とおもう。

投影していた、彼をつくりだしていたのはわたしだった。
それも「共同作業」だったということに、よろこんでいいのか。


なぜわたしは泣いたのでしょうかときいた。
もう同じ方向を、向けない、向かないと、きみ自身が決めてしまったからではないかな
あるひとは見解のひとつをくれた。

やりかたにも、彼がせおっているものにも、ついていけなかった。
自身の重さでみえなくなっていた。存在を信頼していた。
みないようにした。じぶんを正当化するために。じぶんをまもるために。

存在が忘れられない。忘れることができますよ、といわれても、忘れたくない。
どこかで、いや、あの場所に存在してくれている。
あなたがあなたの決めた道を歩むことを喜ぶ。
あなたの存在をよろこぶ。

あわせる顔がない。どの面さげて。自分勝手だ。

でも、出会いなおしたい。
出会いなおすことを願う。
出会いなおすと決める。
「あなた」と「わたし」の存在があるうちに。



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