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真宗法語カレンダー 2023年12月 「一人一人がお浄土を飾っていく一輪一輪の花になる」

こんにちは。
真宗法語カレンダーの今月の法語は、
「一人一人がお浄土を飾っていく 一輪一輪の花になる」です。

こちらは、私が3年前に通っていた大阪・高槻の行信教校でかつて校長先生をしていらっしゃった梯實圓(かけはし・じつえん)先生の言葉です。

一人一人が極楽浄土を彩る花である。こちらの法語の元となったものは阿弥陀経の阿弥陀仏の浄土に咲く蓮華の花のありさまを語った「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光」です。

青色の花びらを持った花は赤色の光を放つことは出来ません。青色の花は青色のまま光り輝いていることを語っています。それは、私たちの本来の姿でもありますし、生きる喜びの姿でもあります。

こうして私らしく光り輝いて生きる事が出来ているのは、ご本尊である阿弥陀如来様がこの私の事を放っておけず、かならず浄土の仏へと仕上げるぞという願いによって建立されたお浄土の世界があるからです。

つまり、阿弥陀様はこの私を苦悩なき浄土の仏さまと生まれさせるため極楽浄土をおつくり下さり、この私がそのまま、輝いて生きていけることを肯定して下さっている仏さまです。

ですから阿弥陀さまの光に遇い、お念仏申す身になってこそ、私が私であってよかったと、いのちを輝かせて生きることができるのです。

ですから私たちはその仏さまのご恩に報いる感謝のお念仏を申させていただきたく存じます。

南無阿弥陀仏

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