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AI時代はピンチではなく、チャンスだ!

はじめに

前回の記事で地方創生について書いたように

これからの日本社会は少子高齢化、人口減少によって
経済規模が縮小し、経済格差や貧困化、
地方の過疎化などの
多くの問題に直面することは明らかです。

そこで、これらの問題に対して
近年大きな注目を集めるのが「AI」

なんといっても「AI」の強みは
記憶力と計算力ですよね!

膨大な量の情報を学習する能力や、
学習結果に基づいて

推論する能力に人間は敵いません。

また、コンピュータなため単純業務をずっと行っても
人間のように疲れて生産性が落ちる、
ミスをすることはありません。

これらの要素から将来人工知能に代用する仕事、

つまり、将来消滅する仕事が
英オックスフォード大学でAIなどの研究を行う
マイケル・A・オズボーン准教授の
論文『未来の雇用』で発表されました。

その影響からか2019年の就職活動では
それまで不動の人気を誇ってきた「銀行」は転落し、「情報・インターネットサービス」が
これからの将来性で順位を上げました。

また、こちらは2018年のマイナビの
人気ランキングですが、

4、6、8位に銀行が入っており
人気だということが分かります

しかし、下の図2020年のランキングを見ると
文系のランキングから銀行は消えてしまっています

この例のようにAIに代用されるであろう職種は、
その将来性から志望する就活生は減り、
まさに社会として大きな転換期に突入している
ことを示していると言えます。

では、このようにAI時代に突入している現代で

私たちはどのような人材・能力を
求められているのでしょう?

今回の記事は「AI時代に求められる人材・能力」

フォーカスを当てて話していきたいと思います。


AIの強みと人間の強みの比較

最初に少し述べましたが、AIの強みは
学習能力や記憶力です

一覧にまとめたものを載せておきます

しかし、AIには弱点もあります。

それは意思や感情・常識がないことや
自らに課題を設定できないこと
他者に訴えかける力がないことが挙げられます

そう、このAIの弱点こそ人間の強みを
発揮できる部分なのです!

人間には感情や意思があり、
新しい発想を生み出すことができます。

なので、この先も新しい発想や価値を生む仕事や
イノベーションを創出する職業は
AIが代用することはないとされています。

AI社会に求められる能力について経済産業省が

「社会人基礎力」という概念で提唱しています

具体的には3つの能力が12の要素によって
構成されています

この項目こそこれから社会に出て働く際
に必要とされていて

今自分たちが養うべきものばかりです。

これらにプラスαとして重要になるのが、
仕事のタスクをいかにAIに置き換えていくか。

つまり、私たちにしかできないことだけを洗練させ
そこに高いパフォーマンスを発揮していくことです。

大事なポイントは、
業務の本質を捉え「AI」をどのように
活用していくかということになります。


日本の教育ではAI時代に立ち向かえる人材は難しい

 次に、AI時代に必要な能力を身に付けるために
「教育」の観点から話していきたいと思います。

これまで述べてきたように
AI時代を勝ち抜いていくためには

AIが苦手とする部分を伸ばしていくこと
だと言いました。

その中の一つに人と人がコミュニケーションによって獲得する常識や発想力などがあります。

しかし、この能力を伸ばすことは
現在の日本で行われているような型の教育では
限界があります。

 世界に目を向ければ新しい教育法が
トレンドになっており
それこそプロジェクト型の学習です。

たとえばアメリカのある学校では、
教科書やテストは基本的に存在せず
その代わりに課題が設定されおり

その課題を探求していく中で歴史や物理などの常識、問題解決能力をディベートなどを通して
能動的に学んでいくようになっている

この効果は大きいようで子どもたちの反応が

従来型の教育のような教師の指示や
答えを待つ受動的な反応ではなく、
自分たちで考え、行動し解決しようとする
ようです。

これは学校教育だけに限らず、企業の人材教育にも
同じことが言えると思います。

自分を磨いていくために必要なこと

 いかに自分自身で学びの機会を作り能力を
磨いていけるかで生まれる差はとても大きいです

能力を磨いていくために僕がおすすめするのは

「読書」です!

ありきたりだと思う方もいるかもしれませんが、
ただ読むだけでは意味がありません。

大事なのはインプットとアウトプットの習慣を
つけることです。

相手に伝えるためには自分の中で
重要な箇所を抜粋し、
相手にわかりやすい説明するための
言語化が必要です。

そしてこの作業が自分の理解を

深めてくれます。

 この図にもあるように、
読むだけでは記憶に定着するのは

たった10%しかありません。
多くの時間をかけても10%しか
残らないのは生産性があまりにも悪すぎます

 一方、他人に教えた経験(アウトプット)は
なんと記憶に90%も残るのです!
これはアウトプットするしかないですよね!

友人に紹介するのも良し、
SNSなどで感想や意見を書くのもいいと思います。

 ただし、その中にフィードバックがあるかどうかは
質の良いアウトプットになるかを大きく左右します

このインプット➡アウトプット➡フィードバック
流れをしていくことで
成長のサイクルを回していけます

今自分がこのような記事を書いているのも
アウトプットの一環ということになりますね笑


さいごに

 ここまで
「AI時代に求められる人材・能力」について
述べてきましたが、

簡単にまとめれば知識の量や学歴と
いったものよりも一人の人間としての
本質的部分が問われるようになってくると思います。

 そしてこれらを育てるには
人との関わりの中にしか鍵はありません。

大学時代という自由に時間を使えるこの期間を
どう過ごすのかが今後の人生において大きな財産を
残してくれるのだとやっと気づけました。

まだ時間は残っている。
未来の自分の為にも今できることを
一つずつやっていこうと思います。

ちなみに今回読んだ本は田坂広志氏の

『能力を磨くーAI時代に活躍する人材
「3つの能力」』です。

それを基に今回の記事を書きました。

興味があればぜひ読んでみてください
あと、みなさんのオススメの本教えてほしいです!
アウトプットの材料として僕を使ってください笑


ここまで読んでいただきありがとうございました。


 




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