見出し画像

スワンプアッシュ


とりあえず、リンクを読んでいただければ基本的な情報は分かると思います。


ここに来るということは、「そんな基本的なことを聞きに来たわけちゃうわ」っていうのも分かっていますので、更に詳しく話していきたいと思います。


昔から存在する材ではありますが、日本ではそんなに人気はなかったかと思います。

というのもフェンダー社の作った軽いアッシュの筐体は、当時の日本の代理店が徹底的に排除していたみたいですね。

日本では重いギターが売れたし、また重い方が良い音だと信じられてきたようか歴史があります。


なので日本にある、フェンダーUSAの古い中古は重たいものが圧倒的に多いですね。


最近は、取り回しの良さ、サウンドの作りやすさの観点や低音がしっかり鳴るアンプもあり、またダウンチューニングが一般的になってきた等、様々な理由で人気が出ています。


アッシュという名前がついてますが、完全に音はホワイトアッシュとは全く違うと思った方が良いでしょう。


みなさんがアッシュという材にどんな音を想像してるか分かりませんが、ホワイトアッシュはしっかりしたローの輪郭と、ジャキッとしたハイが特徴的ですが、このスワンプアッシュは全く感じられません。


音で最も近いのは、suhrやmusicmanで使われるバスウッドが最も近いかと思います。


日本だとバスウッドという名前だけである年齢層以上の人には売れないジンクスがあるので、ある意味でスワンプアッシュはバスウッドの代替材とも言えなくもないですね笑


トーンとしては、ローはあまり出なくて、あっさりしたトーンです。

バスウッドよりは少し輪郭が整っている感じはあるので、 

ホワイトアッシュをジャキジャキ

アルダーをチャキチャキ

と擬音するなら、スワンプアッシュはシャキシャキッという感じでしょうか。


ローがあんまり出ないので、ダウンチューニングでもボワッとすることがなく、タイトな感じで鳴らせるので、最近のダウンチューナーにも好かれていますし、割と音のEQはフラット目なので、オールマイティに使いたいと言う人にも好まれています。

EQやトーンがそこまで特徴がない分、ピックアップの影響を結構受けます。

好きなピックアップや出したい音があれば、結構ピックアップの特徴を発揮してくれる材ですので、そういう視点で選んでも良いかと思います。


ただ音は本当にあっさりしてるのでら高級感のあるミッドやローの迫力はあまり感じられませんので、色気のあるソロが弾きたい人からするとちょっと違うかと思います。


最近の音楽にはとてもマッチしてるとは思いますので、若い人には一度試してもらいたいなと思います。

質問等あればいつでもどうぞ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?