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メインの歪みの話

基本的にやっている音楽はブルースなので、クランチサウンドが好きなのだが、SLASHマニアだった高校生時代に買った家のアンプ(Marshall DSL)はクリーンとハイゲインしか出ない。必然的にクランチはペダルに頼ることになる。ということで、私がメインの歪みとしてクリーンアンプにかけているOver driveペダルについて話していく。

使っているのはMXR GT-OD。ただでさえ可愛いMXRの中でも緑のラメでとっても可愛いやつ。

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中古で6千円くらいで購入したもので、もとはMXR Custom shopの製品だったようだが、私が購入したのはレギュラーラインで製造されているものだ。カスタムショップ時代の名残りなのか、スイッチの感触がだいぶ硬め。靴下で踏むと少々痛い。

ネット上のレビューではTS系だとか、いや違うとか意見が食い違う部分もあったため、回路図から考えてみることにした。OT-OD自体の回路図はネット上に出回っていなかったが、輸入元であるモリダイラ楽器が

ZW-44のゲインを低めにした使いやすいチューブスクリーマー系のオーバードライブ。

と明言しているので、一旦それを信用することにして、ネットで見つかったZW-44の回路図を見てみると、こんな感じ。GT-ODはこれのTONEのあたりに抵抗を1つ追加しただけの様だ。

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D1 D2 D3あたりが歪みを作るクリッピング回路だと思われる。信号ラインに直接載っているわけではない点と、クリッピングにシリコンダイオードが使われている点から、TS系と考えて良さそう。クリッピングダイオードの種類がLEDになるといわゆるMarshall系。Zakk Wylde先生はMarshallの歪みをこれでブーストしていたのだろう。

音としては非常にナチュラルで温かみのある音で、低音から中音域がとても豊かという印象。ただ低域が豊かすぎて音抜けが少々悪い。歪みの範囲はTS系にしては広めで、絞り切るとかなりクリーンなところからフルにするとディストーション手前くらいまで歪ませることができる。私は写真で見てもらえば分かる通りGAINを10時くらいに設定してクランチを作っている。

今回は私のメインの歪み系ペダルの話。実はもう少し手を加えて使っているのだが、だいぶ長くなるのでそれは次回のお話で。あ、サムネがひどいのはご愛嬌ということで。同じような話題ばかりで写真のストックがカツカツなのだ。ではまた。

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