僕らは結局弱みを克服できない

日曜は簡単に。

長田での疲れをゆっくりと癒しながら、会議や他のイベント事を調整していた。見逃していたバラエティや土日のスポーツ中継を流しながらなので、かなり不真面目に、それでも必要なことをこなしていった。

仕事(研究・教育)の中にはどうしようもない弱点がある。遊びになると不真面目に望むので、自分の良いところしか見えない。

土曜日のリーグワンではライナーズがまた悲惨なことになり、J1ではセレッソが終了間際の追加点で散っていった。

後半ラスト3分で何で取られるんだよ……とセレサポ嘆きの海である。

僕らは試合を眺めながら、「何で○○を出さなかった!」「フォーメーションを変えろ!」などと好き勝手に叫ぶ。そして「なんで終了間際に取られるんだ!」とチームを責め立てる。そしてそんなことは他ならぬチームが一番わかっている。

弱点はわかっていても克服できないのだ。僕らはそれを自分の仕事の中で嫌と言うほど理解している。改善できるならすぐに改善する。できないから弱点なのだ。

ディフェンスが弱くてトライを許すライナーズの弱さも、後半ラストに得点されるセレッソの弱さも、結局のところは自分たちの弱さと繋がっている。そもそも仕事の疲労に耐えられずに、ソファーで気楽に観戦していた自分の弱々しい姿がある。自己矛盾から目を背け、僕らは顧客の身勝手さで今日も若い選手たちに好き勝手な持論を上から目線で押しつける。

毎熊のパスを受けた上門のシュートも、途中交代の真司のプレイも素晴らしかった。その一つ一つのピースが合致する日をぼんやりと見据えつつ、どうしようもない自分の弱点をどう誤魔化すかを考えている。

でもまあ、次は勝ってくれ(笑)

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