生駒山を眺めながら

日曜は簡単に。

FC大阪のホームゲームで、花園ラグビー場に行ってきた。最近は妻が夢中になっており、家族での応援もすっかり定着している。

FC大阪は東大阪を本拠地とするJFLのチームだが、ホームゲームの大半は豊中市の服部緑地を使っている。東大阪市の花園を使用することは稀であり、今回が花園の開幕戦となる。

花園の会場に行き、通い慣れたルートで進んでいくうちに、「久しぶりに返ってきた」という気持ちになる。これが「ホーム」ということだ。

ホームの関係者は、もはや大半が顔なじみだ。以前も述べたように、サッカーが地域のコミュニティを「再構築」していく。サポーターも市内に住み、関連企業も市内に存在する。市の中での拠点が繋がっていき、そこに東大阪に暮らして働く自分、市内の保育園や小学校に火曜子供たちがいる。

東大阪市という行政区は「想像の共同体」だ。広がりを意識できぬまま、市民として行政の中に身を置く自分の前に、市内のリアルな人間関係が現れる。想像から現実へと共同体を行き来しながら、共同体の柔軟性を改めて実感する。

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