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2021年2月の記事一覧
自分のカルチャーに誰を入国させるか
フランスに限らず、およそ海外文化を熱心に学んだ人間は、日常生活に文化が一つプラスされる。しこう(思考・嗜好・志向)が特有になるため、食事、店の選び方、手に取る本などが少し変わってくる。
朝からフランス語に触れ、プルーストのことを考える生活はそれなりに河内では特殊だ。
文化は形が存在しない。文化にいかなる「動詞」を繋げるかという問題は、動詞の担い手である「自分」を軸としていかなる文化を創造するか
この時期を迎えて思ったこと
本屋大賞ノミネート作品が決まるこの時期、おそらく本屋大賞が始まって以降「初」であろう「ノミネート作がすべて未読」だった。新刊エンタメ小説に敏感な人生を送っていたので、こんな年もあるのかと驚いている。ステイホームで時間もあったはずなのに。
といったことをSNSで呟いたら、友人が伊坂幸太郎のノミネート作について語るもので、さっくりと購入する。そして今日は今日で丸善をうろうろし、新刊や文庫のコーナーを
日常に動詞を加えるためにあえて動く
ご存知の方も多いと思いますが、僕は職場の近くの商店街のど真ん中に住んでいます。何かが足りないとすぐに買い物に行きますし、たこ焼きが食べたくなったらどうにでもなりますし、コーヒーを淹れるのが面倒なら喫茶店に入ります。職住接近×食住接近です。
このチーズバーガー最高。
このような日常を送っていると、自分の環境がプライベートを超えて、コミュニティの中に埋没していくのが実感できます。これによって「動詞
冬から春に向けて実感すること
節分があったということは、翌日(=本日)は立春です。つまり春到来です。いわゆる「暦の上での春」なので、実感は遠いかもしれませんが、とにかく春が来たのです。
今日から歳時記が「春」になります。
私、俳号を高橋玉梓(たかはし たまづさ)と申しまして、インスタをフォローしている方にはお分かりのように、毎日俳句を詠んでいます。始めたのは2019年の秋で、冬にかけて歳時記を入手し、毎日季語を探しては句を
可能な限り普通のことを次に繋げていく
noteを真面目に書いていると、ついアウトプットが面倒になる。もともとが不真面目な人間なので、クォリティを気にしないで行きます。もうめくじら立てんと勘弁してください(笑)
詰まるところ、大学教員を自負すると内容が難しくなるのだ。だがリアルの僕は単なる河内の変な人である。たまに難しいことを書くかもしれない。そんな程度だ。
さて、「普通のこと」について。
最近になって研究発表や論文執筆の機会が増