2023.4.28-5.9

4/28
片付けをした部屋で起きがちなバグこと早起き。3時前に寝たはずなのに7時前に目が覚めて、今日は昼からしか予定がないから早く二度寝がしたいと思ってコンビニに朝ご飯を買いに出る。双子らしき小学1年生くらいの子どもが手を繋いで通学路を歩いている。駐車場の隅に設置されたカーブミラーを見つけると、二人が毎日その地点を歩くときのお決まりらしく、鏡の中を見つめて一瞬でプリクラのようにダブルピースを決めていた。もはや立ち止まっておらず、ポーズを決める通過地点としてあのカーブミラーがあるみたいだった。私は人の年齢がよくわからないけど、小1の行動としてよりも小2の行動である方が持続可能性を感じられてなんか嬉しいからあの子たち小2だといいな。

締め切りを少しすぎてしまっていた短いコラムをスマホで書いて提出。編集の方が「自分の話かと思いました」と言ってくれたのでよかった。希望通りの二度寝に突入し起床。ritsuko karitaの展示会が今回は町田の方ではなく渋谷で開催されていることを知って、今日行けるなと決断。

ritsuko karitaのグレーのハイネックにPAMEO POSEのレースブラウスとシルバーのベルト、ボトムスはritsuko karitaのグレースラックスで家を出る。この初夏から春までずっとこのスラックスを着ていた。着心地が良すぎるし合わせやすいからとりあえず履いてもおしゃれになる感じがあり、デザイナーのりつこさんは私のSNSとか見て「着すぎでは・・・?」と思っていたに違いない(思い込みです)。展示会場でりつこさんに久々に会うと、何も言っていないのに、今シーズンのスラックスの試着を勧めてくれた。そうです、次期の新作ももちろん気になるけど今季のスラックスが気になっていたのです。バレバレMy Soul。なぜならりつこさんと私は身長とウエストと足の長さが似ているから。スラックス予想を超える快適さ・スマートさ、ウエスト部分の素材感の遊びも楽しく、取り置き決定。ごめんすぐには払えない。

しばらくthe Virgin Maryにも行けていないなーと横目で見ながら駅へ急ぎ山手線で目黒へ。目黒シネマでトリュフォー『終電車』の上映に駆けつけた。女性俳優を描いた映画というのはなんであれ観たいもの。しかし特に集中もできず、私は自分の仕事のことを考えていた。スクリーンに映されるカトリーヌ・ドヌーヴのを見つめながら、noteはどうしようとか、来年のアルバムのこととか自由に考えていた。そんなことはよくある。観たうちに入るのか謎。申し訳なさそうな指がフィルマークスに記録をする。点鼻薬を今日も忘れてだるいなー、喫煙者がタバコを買うように出先で点鼻薬を買ってるなー、と思いながら薬局に行くと目の前の人たちがこぞってヘパリーゼを買っていた。これから恵比寿の夜に繰り出すおっさんたち、お疲れ様です。

恵比寿リキッドルームでHomecomingsのツアー東京公演。2FのKATAで開催されている展示にも行きたかったのに、開演直前に到着したので普通に閉まっていた。楽曲もセトリも演奏も照明の演出も出演者の心も素晴らしいライブだった。EuphoriaとPAINFULとDrowseとUSが特に、特に良かった。USを初めて聴いたとき、深夜バスの中でダウンにくるまりながら「春が来た」と思ったけど、ライブでUSを聴いた今夜「初夏が…来た!」と思った。私の生まれた季節が始まるんだぜ。何か新しいことを始めることを恐れないでいられるような風が吹く、そんな音楽だと思った。自転車を漕ぎたい。自転車は持ってない。

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