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【HOS】アンリミ財宝

こんにちは、いぴりぃです。
シャドバの最後を飾るHOS環境、アンリミも色々ありましたね。
今回はアディショナルで死にそうな財宝ロイヤルについてちょっと解説します。
結構選択肢があって面白いデッキでした。
一応これを使って直近のJCGで3位タイになったので、ちゃんと戦えるデッキだったと言えるはずです。デッドソウルテイカーには不利でしたが、それ以外の環境デッキにはそこそこ太刀打ちできました。

(カードは略称で呼ぶ事があります)

JCGで使用したデッキリスト

デッキの説明

デッキの概要

このデッキは、基本的に6tのOTKを狙うデッキです。

融合またはプレイした財宝カードの枚数(財宝カウント)を7枚以上にした後、劇的な撤退とサーチを合わせて0コストになったバルバロスを再び出すことでppを回復しながら戦慄の海賊旗を集め、潮流の砲手と合わせて大打点を出すことが主なリーサル方法です。 

豊富なサーチと海原の斥候のドローを使ってパーツを引き込むことができます。
そのため他のOTKデッキと同様に欠損があまり起きにくいです。

デッキの長所


アンリミテッドには1ターンに20点以上出すOTKが主な勝ち方となるデッキが他にも数多くあり、その中には5tに比較的安定してリーサルをとることができるデッキもあります(ホズミエルフ、テイカーネクロ等)

単純なリーサルターンの比較では6tのリーサルがメインとなるこのデッキは劣って見えてしまうため、他のデッキにはあまり見られない長所について書いていきます。

ざっくり長所を並べると

  • メタカードを扱いやすい

  • ダメカを難なく貫通できる

  • 極光の天使にほぼ影響されない

  • 回復手段が強力

の4点です。
この長所は超越ウィッチに近いような気がします。
そしてその超越と比べても「メタカードを扱いやすい」という点ではこちらの方が勝っていると考えています。

最近の流行である狂乱ヴァンプに対してはグランスエンジェルがそれなりに有効ですし、テイカーネクロやホズミエルフに対しては極光の天使が必要になってきます(もちろん狂乱にも極光は有効です)

しかし、これらのカードと超越の相性はスペルブーストとの兼ね合いからお世辞にも良いとは言えません。極光は輪廻の女神がいるからともかく、グランスは入りようがないですし。

対して財宝はこれらのカードを無理なく入れることができます。現環境(アディ前環境)においてこのメリットは非常に大きいです。

ダメカを貫通し、極光を無視できるという点は、戦慄の海賊旗、潮流の砲手、ロジャーのリーダー効果による飛び道具の分割打点という性質から生まれるメリットです。

回復手段が強力という点は、財宝カウント4以上で使う極意たる空絶が強力であることと、ロジャーや潮流の砲手、鮮やかな奪取から回収できる黄金の杯がそれなりに優秀であることから来ています。

これらを踏まえると、財宝を使う意義もあるのではないでしょうか。

採用カード

各種採用カードについて簡単に説明します。

グランスエンジェル:アッパーされてからかなり使いやすくなりました。ヴァンパイアに対して使うのが主ですが、ホズミに対してメイやレーネを拾わせないために出すこともあります。

海原の斥候:財宝を回収しつつ、複数枚のドローを見込める優秀なカードです。これから戦慄の海賊旗を回収することはあまりなかったです。

鮮やかな奪取:1cで任意の財宝を回収できます。エンハンスを起動できる6pp以降は0cで4枚回収できます。もちろんエンハンスを使って足りない財宝を補う使い方も強力ですが、序盤に首飾りを回収して斥候や砲手に使う動きも中々良いです。特に斥候と合わせると斥候1体から2枚のドローを期待できるようになるところが嬉しい。

優雅なもてなし:ロジャーかバルバロスをサーチします。最速でロジャーに進化を切りたいこのデッキからするととてもうれしい1枚。
バルバロスのコストをこれで下げると6tリーサルのハードルが下がります。

わがままな呼び出し:サーチ要因。他のサーチに比べると強みは薄いですが、十分です。連携10は達成しにくいです。

劇的な撤退:キーカード。バルバロスに使ってリーサルを取りに行くだけでなく、ロジャーや砲手に打って布石を打つ動きもできます。特に狂乱対面では(撤退なしでもリーサルを狙いやすいため)ロジャーに撤退を打つことが多いです。

陽だまりの邂逅:サーチ要因です。連携7は達成できるため、pp回復をあてにすることができます。6tのリーサルには高確率でこれが絡んできます。

極意たる空絶:1cで4点4回復のガチカードです。ヴァンプやネメシスに対して強いです。デッキに素で入るにも関わらず財宝なため、腐らないというのも強みです。

部隊の投入:2種類のロイヤルフォロワーを1コストで持ってこれます。これがあると斥候を比較的安定して持ってこれるため、序盤から中盤にかけて最強のサーチです。

極光の天使:ないと困る防御札。ホズミ、テイカー、狂乱全てに使える素晴らしいカードです。後4ロジャー進化にくっつけたりできるのでこのデッキとの親和性は最低限はあります。

潮流の砲手:フィニッシャーの1人。3採用もありですが今回は2枚採用です。
基本3枚目が必要ないということ、デッキの性質上中盤で山からロイヤルフォロワーを全て抜いておきたいためあまりフォロワーを多く採用したくないことが理由です。
とはいえ回復が豊富でない対面に対して、手札によっては早期に1枚切って体力を削りに行く選択肢もありえるため中々扱いが難しいカードです。

値引き交渉:面白カード。色々変な動きができます。詳しくは以下参照。
難しく考えなくても実質1cで財宝を加えられるスペルという点で優秀と言えます。

気鋭の一蹴:ナーフ解除されたことで採用できるようになりました。融合変身で0c1ドローという点、0cで(相手に限らず)面に触れる点が優秀ですが、毎回融合するカードに困ります。ロイヤルフォロワーは基本全て使い切りますし(たまに斥候が1枚浮くことがある)極光の天使はいらない対面が少ないため、何も考えずに混ぜれるカードがグランスエンジェルぐらいしかありません。
それでもしっかり使えれば強力故採用。

出航の咎人・バルバロス:キーカード。サーチとの関係からピン採用です。ピンなので3枚持ってない状態でもスキンカードを使用することが可能です。

大海の征服者・ロジャー:こちらもピン採用。進化を切ってリーダー効果を付与しつつ財宝カードを2枚回収しましょう。

輪廻の女神:4枚目の極光として入れてます。

ゲームの進め方

大まかな流れは

  1. サーチや斥候でドローを進め、デッキからロイヤルのフォロワーを抜いていく。

  2. ロジャーに進化を切る

  3. 財宝カウントを7以上にしてバルバロス、撤退、サーチ、砲手2枚を組み合わせてリーサル(22点出ます)

です。
これをできるのが基本6tからなので、この流れにグランスや極光を合わせてゲームを伸ばしていきます。

斥候はだいたいリーサルに絡まないので、6t以前に3枚切る意識でokです。
1〜4t間で2枚切って適当にドローして、5tで最後の1枚を切りまとまったドローを行うイメージです。

財宝カウントについては、ロジャー進化+斥候3枚で既に4〜5枚財宝を回収できるため残り2〜3枚を適当に持ってくるだけで達成できます。このことから奪取のエンハンスはそこまで重要でないため、序盤に切っても問題になりにくいです。
(奪取のエンハンスはサーチやメタカードに使えるppを持ってかれた時の応急処置的な役割を持っていると考えています)

少し難しいのが砲手の扱いです。
序盤に出して相手の体力を少し削ったり、回復が欲しい対面(主にヴァンプ)に出して回収したりと、ゲームごとに異なる役割を与えることができるからです。

撤退を欠損した場合、7tでエンハバルバロスと砲手1枚から出せる17点で勝てるようにするため、6tで片方の砲手を切って他の財宝と合わせてある程度体力を削るような動きも求められてきます。

また、撤退なしで6tを迎えた場合、斥候+砲手+バルバロスで旗を3枚回収からの14点が最大となるため、それまでに序盤の砲手とロジャー効果で14点まで削るゲームプランを求められることがあったりします。  
(割と結果論寄りな話ではありますが……)

砲手3の構築は、砲手を1枚切ってもOtkを狙いやすいためこのプランを比較的ローリスクでとれるという強みがあります。


おわりに

もっといろいろ書こうと思ったのですが、アディ後は間違いなく息してないデッキなので(絶望でキーパーツを飛ばされる、そもそもインフレしたスピードに追い付けなさそう)基本的なことだけ書いて終わりにします。
ゲームの組み立て方法やカードプレイの選択肢が多く、値引き交渉によるトリッキーな動きも可能と中々面白いデッキでした。

今から修理に出していた加速装置を取ってきます。
それでは。















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