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心が動く言葉の使い手 ただゆりさん

どうも
ギルドプロジェクトのカヤバアキヒコです。

フリーランスやパラレルワーカーを支援するギルドプロジェクトの一環で『素敵な働き方をしている方』をインタビューさせていただきました。

今日のインタビューをさせていただくのは、『心が動く言葉の使い手 ただゆりさん』です。Twitter上でも、独特の世界観と投稿内容でやる気やモチベーションをチャージさせてもらっています。


ただゆりさんのインタビューをどうぞご覧ください!

自己紹介

カヤバ
「ただゆりさん!やっとお会いできました!
こんにちは!本日はインタビューよろしくお願いします!」

ただゆりさん
「はじめまして、よろしくお願いします。こちらお土産です!」

カヤバ
「うわー!ありがとうございます!!
(すげぇ、オシャレな焼き菓子。デキる人だ!!)
すみません、僕何も用意してなくて…」

ただゆりさん
「いえいえ、お気になさらず」

カヤバ
「ありがとうございます!
では、早速なんですが、自己紹介をお願いします」

ただゆりさん
「起業をして、心の文章やという会社をやっています。
文章コンテンツの作成を生業に、ストーリー作りを得意としています」

カヤバ
「文章コンテンツを作るというと、言葉を扱う仕事ですよね。
どんな感じで技術を習得されたんですか?」

ただゆりさん
「根底にあるのは、社会科学分野の論文執筆経験なんです。
大学と大学院で専攻していたんですが、軸がそれなので
文章どうこうより『人間の心』とか『社会』って何やねん?
という興味が文章を書く動機の一つなのかもしれません。

大学時代にやっていた研究テーマをひとつ例として挙げるなら
『ボディビルダーはなぜ体を鍛えるのか?』という疑問から
『自我と他我』について考察したグループ研究は面白かったです。

半年以上かけて取り組んだのですが
調査の流れとしてはこんな感じでしたね。

調査テーマの選定・対象者様の条件を決定

調査計画書の作成し、ジムを回ってインタビュー交渉

実際の調査までの先行研究・事前調査・インタビュー練習

夏休みを全部かけてインタビュー
終わる度に反省点を全員でチェックして、録音を総書き起こし

書き起こしを元に深夜まで議論。
概念をまとめて、論文にしていく。

全体でのプレゼン発表・教授方からのツッコミ質疑応答


濃い思い出が多すぎて、今でもネタだらけです。
調査のプロセス全てが今書いている文章のベースに
活かされているなあと感じます」

カヤバ
「なるほどー、ボディビルダーの調査ってなかなか濃いですねw」

ただゆりさん
「面白かったですよ。ホント。
だから文章を体系立てて学んだというよりは、知的好奇心が
最初のスタートでがむしゃらにやってきた感じです。
心の文章やの2年間というnoteでも少しお話してるんですが
疑問ありき課題ありきの状態から、ひたすら実践を重ねつつ
後で理論と知識を固めていく流れでスキルを身に付けたんですよね。

学問を学ぶのは好きでしたが、就職後は社会人としてはダメダメで
文章を専門にした仕事も実は企業で特に経験したことがありません。

今でこそ先輩経営者の方々にも言われますが、会社勤めは自分には
向いていなかった。実際、履歴書で経歴を見るとひどいですw

『みんなにできることが、なんで自分にはできないんだろう?』
そんな悩みをずっと抱えてメンタルやられてた時期もありまして
自分なりにのたうち回りながら道を模索してました。

結局行き着いたのは
自分の中にある興味や強みを磨いて、活かすしかないということ。

結婚してから32歳の時に、夫の支えもあって大学院に戻りまして
社会福祉学を学んで社会福祉士をとりました。

主に扱っていたテーマは、精神障害者の就労についてです。
社会的にしんどい人たちが、どういう課題を抱えていているのか
どうすればよりよい働き方ができるのかを知りたかった。

福祉を学びながら、自分と向き合ってましたね。
どう生きればいいんだろう、みたいな葛藤はずっとありました。
でも悩んでいても仕方ないので、とにかく手を動かして
論文を書いて、学会で発表してを繰り返した2年間でした。

担当教授にはプレゼンの仕方から調査における対人関係の
配慮まで、徹底的にしごいて頂けたのは感謝しかありません。

人間には明解な解が存在しない、けれど学問として論理とデータで
解を求めていく社会学領域のアプローチが、私の場合は
作品づくりの土台になっている気がします」

カヤバ
「壮絶な体験ですね!!僕もほぼ中卒で学校での学び方が
うまくできず、引きこもりながら独学で勉強をしてきたので
自分に合ったものや場所で活躍できたらそれが一番いいなぁと
思っています。」

仕事内容

カヤバ
「文章を作る仕事ということですが、具体的には
どんなお仕事内容なんでしょう?」

ただゆりさん
「割と幅広く、文章に関連したコンテンツを色々作成させて頂いてます。
小説、インタビュー記事、リサーチ記事の執筆が多いですが、あとは
動画とか企画書作成といった文字をビジュアルで魅せる展開についても
研究しているところです。

提案ベースなので、お客様の仕事や商材に合わせて、ストーリーを
どう活用したらよいか、お客様のご要望に合わせて組み合わせますね。

文章を書いて終わりではないので、どこの媒体にどう組み入れ
誰に向かってどのように発信していくのか?

お客様のご予算や目的に合わせて、場合によっては他分野のプロの
お力も借りながら、一番価値が提供できる案を出したいと考えてます」

カヤバ
「なるほど、お客様の求めていることに合わせて柔軟に提案内容を
変化させていくんですね!予算感や値付けってどうしているんですか?」

ただゆりさん
「予算感は、大枠だけ決めた上で、お客様に合わせて見積もりですね。
お客様に最適なプランを最適なかたちでご提供したいので、きちんと
お話をしながら双方納得する内容で決めたいと思っています。

文字単価は価格の目安としてはわかりやすいのですが、画一的に
全ての仕事を文字単価で受けることは私としてはしたくないという
思いがあります。

『文字数多ければいい仕事なの?』
『文字数が少なくても、効果は出せる?』
といった疑問は大事だと思うんです。例を挙げてみましょう。

お仕事内容:
noteで展開予定の小説作品→別媒体での展開も今後可能性あり

携帯から見る読者のことを考えると、1作品は1000字程度でも見やすく
整えたほうが読みやすい。図やイラストなどビジュアルを入れたい。


お客様がディレクションもできる方なら問題ありませんが
書き手もディレクター目線をもって考えておけば、より効果的な
提案もできますし、お客様の目的を果たしやすくなります。

なので、文字単価というよりは、お客様との関係性・使える予算
様々な要素を考慮に入れて、サービスと価格を提案しています。

継続的な発展が見込めるお客様で、長く付き合いたいと思える
相手であれば、単発のお仕事で終わるお客様よりも単価は安めに
ご提案することが多いですね。

価格と価値で悩むことは多いのですが、迷った時は
自分が提供できる価値と相手との関係性で決めています」

カヤバ
「なるほど!関係性による値決めなんですね。
単価表を作るというのがポピュラーですが、このやり方でも
関係構築の中でお互い納得できていればうまくいきそうですね!」

仕事のスタンス

カヤバ
「仕事のスタンスについてはどうでしょう?
『この立ち位置で仕事をする』といったことはありますか?」

ただゆりさん
「『応援できると思えるお客様とお付き合いする』でしょうか。
今現在の相手の社会的立場と収入はあまり考えないです。
生き方や考え方が好きな人とお付き合いしていきたい。
私だとお役に立てないな、方向性が違うなと思ったらお断りします。
その方がお互いにとってよい結果が出ると思うので、相性のいい方と
成長しあいながら、長期で関わっていきたいです」

カヤバ
「すごくわかります!僕も長期で関わりたいです。
コンサルで一番長いクライアントは10年くらいで、事業規模は
約10倍になりました。長期でお互いが良くなっていく関係性って
いいですよね!」

どんな働き方をしていますか?

カヤバ
「気になっていたんですが、ただゆりさんは基本家で
仕事をしているそうですね。どんなライフスタイルなんでしょう?」

ただゆりさん
「今は自宅仕事中心ですね、あとは関西への出張が多めです。
起業して特に最初の1年はとにかくマーケティングやら色々
学びに行ったり、人との繋がりを求めたりで北海道とか九州にも
足を伸ばしてました。夜行バスの利用頻度がすごかった1年でした。
比べると、今は少しだけ大人しくなりました、多分きっとw

当時はめちゃくちゃでしたが、幸いなことに人のご縁から
仕事や紹介につながっているのでありがたいです」

カヤバ
「なるほど、紹介で回っているという状態が一番ですよね!
仕事ではどんなことを意識されていますか?」

ただゆりさん
「『伝える文章と伝わる文章は違う。』ということですね。
読み手の目線とお客様が求める効果のことを忘れないというか。

文章の型は色々ありますが、整いすぎた文章が最適とも限らない。
Twitterとか、文体を崩している方が親しみわきますよね。
人に文章を教えるときや小説作品などを手掛ける時など、用途によって
あえてキレイな文章を追求しないこともあります。

起業当初によくやっていたのは、他人のFacebook投稿を
見まくることでしたね。

どうやったら人に伝わる文章なのか?
伝わりにくいと感じるなら、原因はどこにあるのか?

色んな人の文章を拝見しながら、自分なりに研究しました。
玉石混交なので、有名なLPの名文や広告コピー、小説作品などとも
比較しながら、文章のリズムとか表現とか、色々考えました。

『伝わる文章のパターンはこれか?』という仮説が浮かんできたら
あらためて型や理論を整理して、裏付けしていく。その繰り返しです。

スマートなやり方とは言えませんが、そんな流れで
伝わる文章の書き方を自分なりに習得してきました。

文章の型を使うにしても、土台にある考え方とか人の心理を理解すると
より幅が広がりますし、応用がきくのでオススメです。

あとは、事実の表し方には少しこだわりがあるかもしれません。
事実って結局、何かしら表現する時に解釈が入ってしまいますよね。
だからこそ、どんな解釈を入れこんでいるのか自覚的であるべきだし
逆に解釈を入れることで、単なる事実の描写でも感情の奥行きが出せます。

まあでも結局、言葉の世界を楽しむことに尽きるかもしれません。
法とモラルは守る必要がありますが、書き手が自分の文章と楽しく
向き合っていることって、お客様に提供する上でも大事だと思うので」

カヤバ
「なるほど!綺麗なだけの型にハマった文章って人に伝わらないことも
ありますよね。オウンドメディアなどでアナリティクスを見ても、数字が
パッとしない記事が結構ありますが、通じるところがあるかもしれません。お客様としても、効果のあるコンテンツを用意したいですもんね!」

魔王カンパニーさんのnote掲載の作品について

カヤバ
「ただゆりさんを僕が知ったきっかけが、
『私、魔王の会社に入社しました』という作品です。
(現在はリニューアル版をLINEマンガにて連載中)

物語がすごくリアルで楽しく学べました。感想をTwitterで呟いたことから
魔王カンパニーさんのアカウントやただゆりさんと出会えました。
しかし、いまだに魔王カンパニーさんが謎すぎてwどんな背景で作品を
作っているのか言える範囲で教えてください!」



ただゆりさん
「リアルに感じてもらえて嬉しいです!
『私、魔王の会社に入社しました』という作品の題材のベースは
魔王カンパニーさんに入社したある新人さんのリアル日報なんです。
一部脚色を加えたリアルフィクションとしてお届けしてます。

作品を書くことになった経緯は、Twitterの繋がりからです。
元々Twitterって仕事用で使っていなかったんですが、たまたま
魔王カンパニーの執事さんアカウントに絡むきっかけがあって。
そこから気づいたら、色々なことをご指導頂きながら一緒に作品を
作っていく仲になったという感じです。

魔王カンパニーさんの方から基本的な作品の方向性については
提案頂きまして、ディレクションをしていただきながら作品を書き進めて
いきました。小説家ただゆりと編集魔王カンパニーという感じ」

カヤバ
「そんな感じだったんですね!素敵な関係性を築かれているんですね!
ディレクションが付くかどうかっていうのは結構明確に仕事の質が
変わる気がしますね。で、結局魔王カンパニーさんが謎のままですか?w」

ただゆりさん
「信頼できるディレクションがいるかいないかは、やっぱり大きいです。
それを実感した作品でもあります。あ、魔王カンパニーさんの正体は
企業向けの研修とかコンテンツ制作をメインでされてる怪しくも面白い
魔界の会社ですw」

Twitterの繋がり

カヤバ
「魔王カンパニーさんとの縁につながったのがTwitterというわけですが
今後繋がっていきたいのはどんな人でしょう?」

ただゆりさん
「私の文章って『素の自分』をあまり飾っていないんです。少なくとも
人柄の部分はある程度感じて頂けると思うので、文章から何かしら
共感を感じてくれたり、いいなぁって思って下さる方と繋がりたいです。

欲を言えば、これから一緒に成長していける人と繋がっていきたいです。
これから活躍していくであろう人にもお話を伺えたらうれしいですね。

発展途上の自覚があるからこそ、なあなあじゃなくて磨きあえる人と
業界問わず一緒に何ができたらいいなーとよく思います」

カヤバ
「Twitterでの繋がりで、一緒に切磋琢磨できる仲間と繋がっていけたり
次世代の才能に対して知識や経験をシェアできたらおもしろそうですね!

今後の展開

カヤバ
「最後に、ただゆりさんの今後の展開を教えてください!」

ただゆりさん
「作品をいずれ、海外に出していきたいですね。
良いものをとにかく文章という一つのツールを使って、伝えていきたい。
個人的にはリアル・フィクションの作品だと自分の強みを色々活かせると
感じていますが、様々な表現にチャレンジしていきたいです。

魔王カンパニーさんつながりだと、ビジネスを学べる作品で
少し怪しい話wの執事の喫茶店を書かせていただいているので
今後の展開にわくわくしています。執事さんと一緒に無料コミュも
実はひっそりやっていたり…わちゃわちゃ交流を楽しんでます。

相方というか、協力しあえるチームが欲しいなあとは最近常々。
猪突猛進タイプなので、ブレーキをかけてくれる人が欲しいですw
幸い、少しずつチームが出来つつありますが、より信頼できる素敵な
方々と繋がりを深めていきたいですね!」

カヤバ
「相方的な存在がいると、ただゆりさんの才能がもっと発揮されそうですね!今日はお時間いただきありがとうございました!」

登場人物

ただゆりさん
Twitter
https://twitter.com/KokoroBunsyo
HP
https://kokoro-bunsyo.com/
stand.fm
https://stand.fm/channels/5f750fe0f04555115d73280b

私、魔王の会社に入社しました(LINEマンガ)
https://manga.line.me/indies/product/detail?id=8591
第一部完結まで先行で読みたい場合はアルファポリスへ
https://www.alphapolis.co.jp/novel/448752436/66384694魔王カンパニーさん

魔王カンパニーさんnote
https://note.com/maoucompany

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