見出し画像

今ではあり得ない!? 4号機時代の最強イベント…モーニング!

 いつも漫画「回胴風雲児」をご愛読頂きありがとうございます。4号機時代、いろんなイベントを実施するお店がどんどん増えてましたが、そんなイベントのルーツともいうべき、シンプルにして最強の朝イチイベントが「モーニング」。このモーニン(お店の仕込みで朝イチボーナスが揃うサービス)を狙って、ポケットにコインを何十枚か忍ばせてシマの端からカニ歩きする輩も多かったんですよね~。
 そういう輩への対策で、朝イチは台の電源を落として、千円のコインを購入してもらうのを確認してから電源オン!という対策をしたりモーニングの即ヤメ対策に午前11時まで交換禁止!などアレやコレやと工夫していたのが懐かしい。

イベント内容はとにかく過激!!
今では絶対信じられないような露骨なイベントスケジュール。新台入れ替えを控え、
他店に対抗するためにスクラッチMAXでは毎日何かしらのイベントが行われていた。

 で、このモーニングなんですが、どうやって仕込むのか? というと、新台が発売されると少し時間を置いて「打ち込み機」なるものが1台五万円くらいで販売されるのですが、これを台の基板に繋ぐと、ビッグやレギュラーのフラグを自動で引いてくれるわけです。しかも高速で回してくれるので仕事が速い! もちろん、大当りランプなども点灯せず非常に優れたシロモノですね。しかしながら…源田サトシのお店には資金がなかったこともあり、当初は全て手打ちでモーニングを仕込んでたわけです(笑)。
 60台あって、だいたい5台前後にモーニング仕込んでましたので、早く当たる時もあれば、なかなかフラグが立たず、帰宅が朝方になることも…。さらにはボーっと適当押しをしてると勝手にボーナスを揃えてしまい、一からやり直しということもしばしば。全台ビッグボーナスでモーニングを入れるというのが基本だったのですが、心折れてたまにレギュラーモーニングなんかもやってましたね(笑)。
 と、もう一つの問題が、手打ちだとどうしてもボーナス告知ランプが点灯してしまうという問題がありました。これは台裏の豆球を抜いて解決!今の時代なら完全アウトですよね。
 そんな何でもアリな時代がつい最近まであったのが面白い。今の時代食えなくなったと言われる一因にこのモーニングの廃止もあるんじゃないでしょうか? モーニング狙いのあのギラギラした鉄火場がもう見られないのは少し寂しい気がするなぁ~。

初出:漫画パチスロパニック7 2019年3月号


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?