見出し画像

「ギルバート・グレイプ」みたことある人しかわからない話※すぐ消すかも

ネタばれがありますのでここから先は映画のストーリを知りたくない方はご遠慮ください。



ジョニーデップとレオナルドデカプリオの名作映画をBS放送で放映していたので久しぶりに観ました。
デカプリオ演じる「知的障害の弟、アーニー」とその弟の面倒をみるジョーニーデップ演じる「優しい兄、ギルバートグレイプ」の物語、この映画を見てシンクロしたお話です。

映画でデカプリオが演じた知的障害の弟、そのそっくりな知的障害者を介助した事があります、今思えば年齢も体の大きさも驚くほどそっくりなのです。

映画のアーニーと私が介助した障がい者の違う点は2つ、ひとつは障害度合いが映画より重度で、もう一つは女性だということです。


シンクロニシティー①

【厳しい環境】
映画:周囲には優しい田舎街の人々がいるが家庭状況は厳しく将来不安と人生への葛藤がある。

ただひろ先生の異性介助:ブラック福祉事業所で周囲の人間は虐待する悪質な人間ばかり、障がい者を施設と職員の虐待から守るために孤軍奮闘していた。


シンクロニシティー②

【お風呂場で凍えていたアーニーの表情】

映画:ちょっとした事で面倒をみられず、翌日まで裸のまま風呂で震えているアーニー。その時のデカプリオの表情がシンクロしました。

ただひろ先生の異性介助:悲しげなその表情を上手に形容できませんが、1日私と一緒にいて家に帰る時必ずこの表情をしました。それはまるで「アタシ言われた通りに従うしかないから」そう言っているようでした。


【おわりに】

ジョニーデップ(ギルバート)が知的障害のデカプリオ(アーニー)を守り続けますが、私は施設の虐待連中から重度知的障害者を守り切れずに施設を去りました。

障がい者支援、実際は映画のようにはいきません。
今現在も、特別支援学校卒業して自分が受ける親に渡る障害年金のために悪質な施設に預けら、虐待を受け続けている知的障害の子を思うといたたまれない気持ちになります。「ただひろさんが施設をやってくれればいいのに」たまにそう言われますが、資金があればやってますよ(笑)

世の中は何が起きるかわかりません。
日本を代表する作曲家でミュージシャンの宇崎竜童はデビュー前、米軍基地で演奏してました。しかし音楽の本場アメリカ兵たちの方が、当時の宇崎より音楽能力技術が高く通用しませんでした。楽器を運んでセッティングして宇崎たちは演奏せずに米兵達が演奏してギャラをもらい片付けて帰る・・・そんな日々が続いたそうです。しかしそこであきらめずに腐らなかったからこそ日の目を見た(世に埋もれていたものが世間に知られる)のです。

ロックンローラ宇崎竜童の逸話


宇崎竜童やジョニーデップに憧れる
腐った福祉業界にも影響されない
フレッシュなガイドヘルパー“TADAHIRO”

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?