田房永子さんが好き

漫画家の田房永子さんが好きでよくコラムや漫画を読んでいる。
田房さんが提案する自分のメンタルへの向き合い方や、子供との接し方も参考にしていてかなり色んな場面で助けてもらった。本当に大好きな作家さんで同じ時代に生きれて良かったと思っている。
そんな田房さんの漫画連載が小説幻冬にあって、今月号のその一部分が凄く響いた。(タイトルは「大黒柱妻の日常」)
40近くになる主人公夫婦がセックスレスについて話しているシーンからこの回は始まる。寝室はまだ幼い子供二人を真ん中にして布団で寝ているのでそういう雰囲気になりづらいし寝かしつけでそのまま寝てしまう事もしばしば。なので夫婦の寝室を子供と別に作ったほうがいいのではないか?と夫が提案する。
そして妻の方は胸に触られたくないという気持ちがある、何故なら元々小さかった胸が二人子供を産んで授乳したら更に小さくなり抉れたようになってしまった、鏡で自分の胸を見る事も避けてきたくらい実はショックを受けていた、だから触られたくないと話す。
夫婦はお互いに優しく話し合って解決していく、それを見て凄く胸が熱くなった。この非常に現実的な話し合い、こういうのを読みたいんだよなぁーと気持ちが潤う。
子供がいると子供が居心地よく過ごしてほしいから夫婦の関係をいったん端に寄せる必要があるし、子供を真ん中にして寝てるのだって子供が大切でそうやって寝ると子供は寂しくないからだよね。でもそれも自分達の為にまた考え直す必要がある。
そして妻の出産後の体の変化の話とかも、否応なしに体は変化するし、芸能人やモデルさんのようなママさんばかりではないし、ショックを受けるのは当たり前で、それを受け入れて夫婦で前に進むってほんと心が慰められる。
セックスの問題は話し合いを避けがちになるものだけど、特に女の方は痛みを感じる方だし、とにかく話し合いしかないんだよね、いくら連れ添っても。
田房さんの漫画やコラムはエネルギーがすごいから、いつもパワーをもらってる。ありがたい存在〜。