中村佳穂を聴いてるとツラくなる

僕はあまり音楽の知識はないが、周りの音楽通が中村佳穂をあまりにも推すから前からちょくちょく聞いてた

最近の音楽っぽい、いわゆるベントウェーブ的なごじゃついた音楽もあったり、ピアノとか歌がうまかったり、楽曲のセンスが高かったりする

らしい。正直僕には何がいいのか分からない。もちろん嫌いとかじゃなくて、普通にいい曲と思うけど、何がそんなにすごいのか音楽的に説明できない

わからないから、音楽を聴き漁って、ライブ映像も見てみた。そしたら辛くなった

中村佳穂は魅力的なシンガーだと思うが、歌ってる様子が「ほら、こっちおいでよ!楽しいよ!みんなで手繋いでさ、思うがままに声出してこ?体動かしてこ?まずは私からいくね!〜〜〜♪さぁっ、次はあなたの番♪」みたいな雰囲気を僕は感じた

ハッピーとか、ピース!平和!みたいな曲に対するアンチテーゼが最近は増えて、「王道を行かない俺、私」みたいなペルソナ(?)が最早王道になっている気がする

それと同じに思われたくはないが、中村佳穂のピースフルなライブ映像を見てると、楽しい中村佳穂と楽しくない自分との距離がどんどん遠くなっていくのを感じる

教室で自分だけ話題についていけずに愛想笑いから真顔になっていくような、去年まで仲良かった友達が最近違うグループでずっと楽しそうに話してるのを見てる時のような、そんな寂しさと虚無感を、中村佳穂を見てると感じる

中村佳穂が作り出す中村佳穂ワールドにどうしても入れない、もっと落ち込んでたいのに無理に励さないでくれ、みたいな感覚だ

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