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写真1枚からリアルタイムに顔を置き換えるAI Deep-Live-Cam 導入

Deep-Live-Camのインストール設定ガイド

はじめに

Deep-Live-Camは、AIを利用してリアルタイムでフェイススワップやディープフェイクを行うことができる強力なツールです。このガイドでは、Windows環境でのインストール手順から、仮想環境の設定、GPUアクセラレーションの有効化方法まで説明します。

より詳しい情報はオリジナルのGithubを確認してください。

1. 必要な準備

  • Python 3.10

  • Git

  • CUDAツールキット 11.8(NVIDIA GPUを使用する場合)

  • FFmpeg(ビデオ処理用)

2. リポジトリのクローン

まず、GitHubからDeep-Live-Camのリポジトリをクローンします。これにより、必要なファイルがすべてダウンロードされます。
私の場合はDドライブに作成したApplicationフォルダ内にインストールしました。Applicationフォルダ内で右クリックして「ターミナルで開く」からコマンドプロンプトを起動させましょう。

git clone https://github.com/hacksider/Deep-Live-Cam.git

3. 仮想環境の作成と有効化

仮想環境を使用することで、プロジェクトに必要な依存関係を管理できます。以下のコマンドで仮想環境を作成し、アクティブにします。

venv\Scripts\activate

4. 必要な依存関係のインストール

プロジェクトのルートディレクトリで以下のコマンドを実行し、依存関係をインストールします。

pip install -r requirements.txt

5. GPUアクセラレーションの設定

NVIDIA GPUを利用して処理を高速化する場合、以下のコマンドを使用してONNX Runtime GPU版をインストールします。

pip uninstall onnxruntime onnxruntime-gpu
pip install onnxruntime-gpu==1.16.3

その後、以下のコマンドでDeep-Live-Camを起動します。
※GPUを使用しない起動方法は冒頭のGithubのリンク先を確認してください。

python run.py --execution-provider cuda

7. 商用利用について

このプロジェクトはGNU Affero General Public License (AGPL) バージョン3の下でライセンスされています。商用利用は可能ですが、ネットワーク経由での利用時にはソースコードの公開が求められるなど、特定の条件を遵守する必要があります。

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