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きまぐれなりの礼儀

こちら、随分と前に投稿しておりますが、覚えていらっしゃるでしょうか?
今回は『しっぽのうた』番外編として、こちらのお話をしたいと思います

多分…なんですが、この母猫、お亡くなりになりました。去年の春先だったと思います(こちら投稿は去年の夏ですが、撮影は1月でした)⇐ なんで今頃って言われちゃうかもしれないけれど

この写真わかりますでしょうか、おそらくお腹が大きいんです。この後、この子によく似た同じ模様の小さい猫が2匹、来ているのでその子たちのママンじゃないかと・・・・そしてまた、その似た模様の子がお腹が大きくて、思い出したというわけなんです

それは・・・・
メダカの水槽の掃除のために、行き来するのに楽なよう玄関を開け放していたある日曜日のことでした。わたしが2階から降りてきますと、玄関越しにお向かいの駐車場が見渡せまして、お向かいの車の下に猫が横たわっていたんです

とにかく、我が家の玄関は旦那様が忙しなく行き来しておりましたから、そんな様子を見て、野良さんがじっとしているわけはないのです
「あの猫、おとなしいよな」って、旦那様は言いましたが、わたしはすぐにわかりました

猫は自分の死に場所を選ぶとか、死を意識するといなくなるとか、言われますよね?(ちょっと正しい知識ではないかもしれませんが…)
道路でひき逃げに遭ってしまう動物は、片付けてくれる人がいる側、この場合センターラインの右か左か…ということになりますが、本能的に選んでいると聞いたことがあります。なので、ど真ん中で果てている動物はそれを判別できずにそこにいるか、その道路では初めての出来事だったかと、わたしは勝手に判断しているのですが・・・・とにかく、わたし的に、お向かいのその様子を目にした時「あぁこいつ、あたしに見つけてほしかったんだな」って思ったんです

明らかに、うちの庭に来ていたにゃんこでしたので、そう確信しました。だったら「うちの庭で…」と思うかもしれませんが、そこは気まぐれさんでも死に際は潔いというか「一宿一飯の義」と言いますか、我が家の庭に来る猫たちは、下心満載で餌付けしておりましたので、そういうことだとわたしの中のエゴが申しております
つまり「見つけてほしい」けど「迷惑はかけない」ということです

その日は日曜日でした。日曜日は保健所(あれ、環境センターなのかな)はやっておらずに、わたしたちはお向かいさんが帰ってきたらその旨を話して月曜に連絡を入れよう…というつもりでいたのですが、お向かいさん、なんと警察に電話してまして・・・・
おまわりさんが引き取っていかれたのですが、なんだか不本意な最後を迎えさせてしまったようで、そんなことになるくらいならうちの駐車場で果ててくれたらよかったのにって、申し訳なくなってしまった。とはいえ、なにが最善かは解らないのですが

たとえ野良さんだとしてもね、確かに飼えないから「餌付け」もどうかと思うけど、うちの庭には水連鉢がいくつかありまして、よく鳥とか猫が水を飲みに来るんです。動画では2匹だったけど、ある日は4匹目撃したこともあり、近所で噂になってんのか?なんて思ったこともあり
「この家、煮干しくれるぜ」って、猫たちの間でね(´艸`*) ほら、猫会議っていうのがあるんでしょ?

面白いことにこの猫たち、やってくるときはそ~っと来るんです。しばらく庭でくつろいだあと、わざわざ音を立てて去って行く「今日も来たぜ」くらいの感じで。気づかないと縁台に乗るんです。中には最初から縁台にやってくる大物もいますが、野良さんばかりでなく飼い猫も来ます。飼い猫は鈴を鳴らして去って行きます
猫って、本当に面白いですね~


いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです