おあいそう

”常連”さんという言葉にあこがれている
どのくらい通ったら、そう呼んでもらえるのだろう？

わたしは人見知りをしない
なんだったら初対面でも「いいひとだな」と感じたら、心むき出しに全開だ。危険だとは思う。でも昔からそうだったのだから仕方がない。無防備。
加えてわたしは無邪気なのだ

６週間に一度、愛犬のトリミングのために少し遠出をしている。だいたいいつも午後からの予約にしているので、待ち時間を加味し出先でランチをいただくことになる
お店の場所は繁華街というわけではないので、食事ができる店も限られていて、気に入ったお店の何件かをローテーションで通っている

その中のひとつに「焼肉屋さん」があって、最近ちょっと常連風を吹かせている笑

はじめてその店を訪れた際、店員さんはちょっとそっけなかった。別に特別な待遇とか、飛び切りの笑顔を求めているわけではないが、だれとでも友だちになりたいわたしにはちょっと物足りなさを感じた…と言えばわかってもらえるだろうか

焼肉屋さんなのでね、そんなにお安くないし、そうしょっちゅう行けるところでもない。だからそこはいちばん頻度が少ないかとは思うけれど、こちらとしてはお気に入りの場所であるわけで、勝手に親近感を抱いている

ココ最近、ちょっとした変化が訪れた。先日訪れた際、なんだか店員さんの対応がフレンドリーな感じがして「お、顔おぼえられたかな？」って感じたのだ。まぁこれも勝手な想像に過ぎない。だが
わたしは普段、ご飯を頼まない。「いらない」「食べない」といいつつも、結果必ず旦那さまが頼むご飯をひとくちかふたくち、いただくことになる。でもあえて、わたしの分は頼まない。食べないつもりでいるから

そんなわがままはさておき、先日いつものようにご飯をひとつ頼むと「お茶碗もうひとついりますか？」と言って、ご飯の入ってない茶碗を持ってきてくれたのだ。なんだか、こういう心遣いが嬉しい♬
旦那さまに言わせると、いつもわたしが「ちょうだい」って言うから、そういう目で見られてるんだ（恥）ってなるんだけれど、わたし的には「解ってくれてる～♫」ってテンションが上がるところなのだ。どう思います？

自分に都合よくとらえ過ぎだ…といわれるけれど、でも相手は客商売ですから、もしかしたらもしかするかもしれない。そしてわたしは「もしかする」方が嬉しいし、好ましい。そういうことってないですか？

そんなちょっとの変化で、食事は楽しくなるし「また来よう」という気になれる。単純だと言われても、そんな些細なことにしあわせを感じられる自分がわたしは好きだ。それをね「気のせい」とか「たまたま」とか言って台無しにする旦那さまの無神経さよ・・・・
別に勝手な思いつきなんだから、浮かれさせておけばいいのに、さ。いや、わたしもね、言わずに心にとどめておけばいいのだろうけれど、そういうのって話したくなるじゃない？ 女ってそういうものじゃない？
たとえメンドクサイと思ってもさ、おあいそうって、そういうことじゃない？