工場さん紹介"サンワード株式会社”様
本日は、ゲヌのクリアバッグを制作してくださいました、『サンワード株式会社』様をご紹介いたします！
サンワード株式会社様は、大阪府大阪市天王寺区にある会社様です。滋賀県野洲市に工場を構えておられます。HPはこちら。
バッグの専門家にお願いしたかったクリアバッグ
クリアバッグの制作をするにあたり、取っ手の部分やストラップなどこだわりたい部分が多岐にありました。バッグを得意分野として制作されている工場さんに制作をお願いしたいと思い、調査を開始。
数ある会社様のなかで、とても美しいバッグが印象的だったサンワード株式会社様に問合せをし、制作をお願いすることができました。
周りの人を笑顔にしたい！持続可能な商品づくり。
サンワードさんの特徴は、なんといっても「持続可能な社会貢献を意識したものづくり」。
実は、OEMで他社ブランドの商品制作を請け負うだけでなく、約10年前から産業廃棄物になった消防用ホースからカバンをつくり自社ブランドとして販売を始めるなど、環境や人に配慮したものづくりを続けていらっしゃいます。
その他にも、“ペットボトルリサイクル素材”を使用した商品、障がいを持った方々と共同で企画した商品、発展途上国の素材を使った商品など、次々と商品を生み出し、メディアでも大きく取り上げられています。
廃棄になった地下鉄の素材を使ってバッグを制作。色は地下鉄のカラーに合わせており、なんと、タグも切符になっているというこだわり！
SDGsを最初から意識していたわけではなく、周りの人を笑顔にしようと思って続けていたら自然とSDGsになっていったと話す代表取締役社長、池田さん。
『世の中の役に立てるもの、誰かが笑顔になってくれるもの』を生み出したい。
池田さんの言葉やサンワードさんのサイトには、『笑顔』という言葉が頻繁に出てきます。
代表取締役社長 池田智幸さんの夢
戦争、震災、コロナ、ジェンダー問題、世界中で様々なことが起こる現代。Z世代と呼ばれる若い人たちは、これまで以上に高い意識をもって社会問題に立ち向かおうとしています。そんな時代に合った、SDGsを身近に感じられる場所を作りたい、と話す池田さん。
例えば、壁には障がいを持った方の才能あふれるアート、店員さんも積極的に障がいを持つ方を採用し、SDGs商品を販売、オーガニックの飲み物を提供するなど、SDGsについて自然に会話が産まれるような場所を作っていきたい、と夢を語ってくださいました。
代表取締役社長 池田智幸さん
中学・高校と陸上競技に打ち込み、大学在学中は大阪の某お笑い事務所に所属。社長を夢見て就職活動に励み、三井物産レザー販売（現・三井物産プラスチック）に入社。カバン・縫製業界での営業を経て、平成11年7月 33才の時にサンワードの株式購入により代表取締役に就任。斜陽状況にある縫製業界を立て直すため、近年は毎年学校卒業したての女性を積極的に採用し、蓄積された縫製技術の継承を行っている。「皆が笑顔になる物作り」をモットーとしており、そのSDGsの取り組みがメディアから注目を集めている。
エピローグ
時代に合わせて次々と新しいチャレンジをしていらっしゃるサンワードさん。この組織を動かしていらっしゃる社長様だから、どんな強面の方が出てくるのだろうとドキドキしながら待っていましたら、とても朗らかで「愉快な」社長様でした。
事業内容は知れば知るほど凄いのですが、一方で「難しく考えない」という池田さんの人柄がとても魅力的。お話の中には、こんなエピソードも。
若かりし頃、3か月北海道をまわろうと思って国鉄で北海道に行きました。携帯電話もなかった時代なので、なかなか帰らないことを心配した母親が警察に捜索願を出しまして、稚内で職質を受けました。まだ北海道の半分しか回ってないから、もう半分回ってから帰るね、と言って、そのまま旅を続けました。
思わず笑ってしまうようなエピソードです。
難しく暗いことよりも、楽しいこと、あっと驚くようなこと、笑顔になることに人はついてくるのだ、と感じたインタビューでした。
Gueneu 代表 宮村
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