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阪神タイガース2022ドラフトおすすめ選手

こんにちはグデトラです。今回は明日に迫った2022年のドラフト会議に向けて、自分が阪神に指名して欲しいと思ってる選手を紹介します。

今シーズンは球団記録の完封負けを記録するなど野手陣に課題の残るシーズンとなりました。その中で今シーズンは野手、特に大卒野手が豊作な阪神にとって有難いドラフト市場となっています。
今回は阪神の補強ポイント別に合計30名の選手を紹介していきます。

阪神の補強ポイント

しやてふてふ提供の年齢表
①打力に秀でた即戦力右打ち二遊間
②両翼、コーナーを守れるスラッガー
③即戦力捕手
④次世代の逸材(中軸候補)
⑤2〜5位で狙う即戦力投手

①打てる右打ち二遊間

今の阪神はセカンドレギュラーが不在です。また、現レギュラーの中野や次世代の二遊間レギュラー候補である高寺、小幡は2人とも左打ちの選手で右打ちの二遊間の選手は若手では1人もいません
さらに高寺以外の二遊間の選手は全員どちらかというと守りを武器とした守備型の選手である為、打力を兼ね備えた右打ち二遊間の獲得が必要であると考えます。

②両翼、コーナーを守れるスラッガー

両翼もしくは三塁、一塁のコーナーは助っ人外国人が守る事も多い打撃のポジションです。このポジションの攻撃力が不足していたことが今年阪神が歴史的な貧打に苦しんだ最大の原因となりました。サードの糸原や両翼の島田では破壊力不足であり、井上と前川もまだ時間がかかりそうな現状を考えると、ここの補強も必要だと考えます。

③大卒捕手

捕手というポジションは経験が非常に重要であり、育成に最も時間のかかるポジションです。大学No. 1捕手として入団した梅野も正捕手獲得には4年がかかりました。
現状の阪神の捕手陣はその梅野の衰えに坂本も満足のいく結果は残せず、厳しい言い方をすれば弱点の一つとなっています。しかし次世代の正捕手として期待のかかる榮枝は怪我が多く2年目の現在まで1軍出場は0。中川も2軍では素晴らしい成績を残していますが、まだ高卒1年目であり、マスクを被った試合数は2軍でもまだそれほど多くはないことを考えると1軍の正捕手に定着するまでにはかなりの時間がかかる事が予想されます。

もちろんここで大卒捕手を獲得しても正捕手になるまでには間違いなく時間がかかりますが、時間がかかるからこそ今のうちに獲らないと本当に間に合わなくなる恐れがあります。
捕手には運用の問題が付いて回りますが、来年は1軍を梅野を基本に榮枝か大卒捕手を2番手、そしてもう片方を中川選手と共に2軍の主戦捕手とする形にするのが良いのではと考えています。キャプテンの坂本を3番手捕手にする形にはなりますが、怪我がちの榮枝と高卒ルーキーの中川だけに梅野が衰えきる前の正捕手争いを任せるならドラフトで魅力的な大卒捕手を1人獲得するのが良いのではと思っています。

2023年ドラフト問題
また、これには来年のドラフトへの思いもあります。捕手の指名は選手が限られる為ハードルは上がりますが、中川捕手や榮枝選手が伸び悩み来年に捕手の上位指名が必要となった場合、投手やスラッガーが大豊作な2023年ドラフトの上位指名に捕手の枠を割くのは余りに勿体無いと考えています。
 それに対して今年は2〜4位指名レベルの差がほとんど無く上位〜中位レベルの選手がとても豊作です。だからこそ中位指名でも差が付かない今年に捕手を確保して来年に思う存分将来の大エースや4番の獲得に専念して欲しいという考えも持っています。

選手紹介
打てる即戦力右打ち二遊間編

①奈良間大己 立正大学

 1人目は立正大学の奈良間選手です。常葉菊川高校時代に甲子園で活躍した事もあり、奈良間選手の名前を知る方は多いのではないでしょうか。奈良間選手はスピード感のある守備走塁に加えて力強い打撃が出来る3拍子揃った二遊間の選手です。

 奈良間選手の打撃の特徴としては打球に角度を付ける意識を打席の中で感じる所です。奈良間選手のような足の速い選手で有りがちなのがミート重視の転がして足を活かそうとする打撃スタイルですが、その様な打撃スタイルではプロでは直ぐに力で押し切られ打撃で壁にぶち当たります。
しかし奈良間選手は決して小さく纏まらず力強いスイングを続けており、プロに入ってからも一定の打撃成績を残すのではないかという期待が持てます。

②田中幹也 亜細亜大

 2人目は東都の忍者として有名な田中幹也せんしゅです。この選手の1番の武器は広島の菊池選手を彷彿とさせる守備です。しかしこの選手は打撃も十分魅力的なのです。166㎝の身長からでもガンガン外野の頭の上を越すような打球を打ちます。

 彼も奈良間選手と同様、決して小さく纏まる事なく攻守走全てでスケールの大きいプレーヤーになってくれるでしょう。潰瘍性大腸炎の難病すら彼には小さい問題にすら思えてくる素晴らしい選手です。

③平良竜哉 NTT西日本

 3人目はNTT西日本の平良選手です。大学時代から豪快なフルスイングで有名だった選手で、社会人からセカンドをメインポジションとしています。
長打力が最大の魅力でありながら脚力も兼ね備えており、その足を活かしたセカンド守備もよく動けています。
前述の奈良間選手や田中幹也選手と比べると流石に守備力では遅れを取りますが、それを補って余りあるフルスイングと長打力が魅力の選手です。

お兄さんの積極的な活動もあり、Twitter上の一部の阪神ファンから人気の平良選手。彼のような打撃型セカンドは今の阪神には1人も居ないため、もし阪神に入団すれば貴重な戦力となるでしょう。

選手紹介
両翼、コーナーのスラッガー編

①森下翔太 中央大

 大学生離れした強烈な打球を生み出すパワーが魅力の森下選手。春のリーグ戦では右中間に本塁打を放つシーンも見られました。彼は変化球への対応にも優れており、プロに入ってからも持ち前の打力を発揮出来るのではないでしょうか。
 また、彼はセンター守備も安定しており肩もかなり強いです。チームに不足している右のスラッガーを補強しつつ、近本のバックアップ兼次世代センターも担える森下選手は正に阪神にピッタリな存在と言えるでしょう。

②萩尾匡也 慶應大

 続いて紹介するのは秋のリーグ戦も絶好調の慶應大萩尾選手です。彼の打撃は引っ張るだけではなく右方向にも強烈なライナーの本塁打を放つことが出来ます。実際に昨年の神宮大会ではバスターで右方向への本塁打を打っており、そのパワーは規格外と言えるでしょう。数字上は少し三振が多めですが現地で観る限りは対応力も高く、将来像には鈴木誠也選手のような大打者を描きたくなる逸材です。
 また、見かけによらず足も速く春のリーグ戦では1番打者を務める事もありチームではセンターを守っています。

③澤井廉 中京大

 今ドラフトで最も佐藤輝明みたいな打者は誰かと言われたらこの澤井選手なのではないでしょうか。
豪快で鋭いスイングから広角に長打を放ち、ほとんど打撃評価だけでドラフト上位候補にまで名を上げました。
 春のリーグ戦では体調不良から復帰した初球の140中盤の直球をスタンドへ叩き込むと続く2打席目にも本塁打を記録するなどその能力は疑いようがありません。守備面でも範囲は広くはありませんが打球判断は正確で肩も強いです。

④杉澤龍 東北福祉大

 打撃を兼ね備えた即戦力外野手という括りの中で最もセンター守備が長けているのが杉澤選手です。1歩目が早く守備範囲の広さは魅力です。また、彼はリーグ戦で3冠王を獲得するなど打撃能力も高い選手であり、正に3拍子揃った選手と言えるでしょう。
 バットの出が非常にスムーズでプロでも安定してチームに貢献した選手になってくれるのではないでしょうか。

ここからは両翼ではありませんがコーナーを守れるスラッガーを2名紹介します。佐藤輝明選手や大山選手のユーティリティ能力を活かすなら彼らの指名もチームにマッチするでしょう。

⑤山田健太 立教大

 彼に関しては今さら細かい説明は要らないでしょう。それぐらい人気のある選手です。実は今年の春はなかなか長打が出ずに苦しみましたが秋のリーグ戦では見事に復活。これぞ山田健太という力強い打球が戻って来ました。
 彼は高校時代はサードを守った経験も有り、代表候補合宿の際のキャッチボールの安定感を見ても三塁守備も面白そうな選手だなと感じました。彼の持ち味の打撃を最も活かせる道をプロで探ってほしいです。

⑥北村恵吾 中央大

 高校時代は近江高校で甲子園でも活躍したスラッガーです。アーチストと名付けたくなるような角度の良い打球を連発します。ただのレフトフライでも次の打席の本塁打を期待したくなるような打者です。
 大学では高校時代より対応力に磨きがかかり、より引き出しの多い打者となりました。この選手も次世代のスラッガー候補としても楽しみです。

選手紹介
即戦力捕手編

まず前提の話なのですが捕手は最も育成に時間のかかるポジションです。その為即戦力捕手と言っても1軍のレギュラーになるまで3年〜4年はかかると思って読んでください。むしろ捕手なのに3年で済むかもしれない逸材という事です。

①野口泰司 名城大

 今年の大学No. 1捕手は間違いなくこの野口選手でしょう。攻守でハイレベルな強肩強打の逸材です。打撃では引っ張りの打球が多くインコースには特に積極的にスイングをしていきます。長打力があり、捉えた打球は大学生とは思えないスピードでスタンドまで飛んでいきます。
 守備面も全体的に安定しており、強肩でありながら2塁送球の制球も安定しています。ドラフト2位までには消える事が予想されている為、阪神が狙うなら2位指名がベストタイミング、もしかしたらその前に他球団に指名されてしまうかもしれない程の選手です。

②吉田賢吾 桐蔭横浜大

 リーグ戦で圧倒的な成績(4年春まで通算打率4割11本塁打6三振)を残している強打の捕手です。
特に通算で僅か6三振のコンタクト力が最大の魅力であり長打力とアベレージ力を兼ね備えたスラッガーとしても将来が楽しみな選手です。
 捕手としても投手に積極的に声をかけるシーンが印象的な扇の要にピッタリな性格が印象的でした。

③上甲凌大 愛媛マンダリンパイレーツ

 即戦力とは少し違うかもしれませんが、野口選手や吉田選手が獲得出来なかった時に面白いなと思うのがこの上甲選手です。
 守備面も安定していますが打撃が非常にシャープな選手で広島の坂倉選手を彷彿とさせる打者です。昨年は強豪社会人チームに所属しており、都市対抗では2打席連続本塁打も放ちました。愛媛には今年まで元阪神の伊藤隼太さんが選手兼任でコーチをしており、そういう意味では阪神とも縁のある選手です。

選手紹介
次世代の逸材(中軸候補)編

①浅野翔吾 高松商

 阪神のドラフト1位最有力、今さら説明不要の逸材です。右打者で甲子園の右中間に強い打球で打ち込める打者は現中日の石川(19年ドラ1)以来ではないでしょうか。打撃だけでなく足も速く肩も強いということで無限の可能性を感じる選手です。

②内藤鵬 日本航空石川

 今年のドラフト候補で将来40本打てるとしたら誰ですかと聞かれたらこの内藤鵬選手の名前をあげます。西武おかわりくんタイプの天性のホームランアーチスト。正に右のスラッガーです。守備位置はファーストで全国での実績は有りませんが、本来とても重要なそれらの懸念点がどうでもよく感じてしまうだけの魅力が彼の本塁打にはあります。

③西村瑠伊斗 京都外大西

 左のスラッガーとして今年最も注目されているのが西村選手。甲子園予選では圧倒的な打撃を見せました。身体能力も高く、ドラフト本番でも高い順位での指名が予想されます。

選手紹介
2〜5位で狙う即戦力投手編

藤浪投手が抜け、齋藤投手のトレード。考えたくはありませんがFAでの流出も噂される投手陣の補強も緊急性が増してきました。

①渡辺翔太 九州産業大

 多彩な変化球と常時140中盤から150キロを記録する速球が持ち味の即戦力右腕。リーグ戦では19連勝も記録しました。彼独自のスプリームという変化球やパームボールの精度も高く、独特な投球スタイルを持つ投手です。

②青山美夏人 亜細亜大

 アウトローへの制球がピカイチなこの投手。先発では140前半から中盤の球速もリリーフでは140後半まで跳ね上がります。ストライク先行の投球で打者を追い込めば最後はスライダーや亜細亜大ツーシームを低めに投げて打者を打ち取ります。
 どんな日にも試合を作れる総合力に長けた投手です。

③伊原陵人 大阪商業大

 直球の回転数が他に居ないレベル(常時2400回転超え)で多いこの投手。彼も中継ぎでは球速が上がります。制球も良くスライダー等の変化球も良い楽しみな投手です。

④田中千晴 國學院大

 常時140後半の球速を記録する馬力が凄い右腕です。怪我やコンディション不良で試合で投げれない日々が続きましたが4年生になってからの少ない登板機会だけでドラフト上位候補にまで浮上。
 その計り知れない可能性に多くのスカウトが注目しています。

⑤橋本達弥 慶應大


 フォークボールに絶対の信頼と拘りを持つ右腕。今年は夏頃からそのフォークを活かす速球に磨きがかかり先日のリーグ戦ではアウトローに152キロを決めました。間違いなくリリーフでの起用となるでしょうが彼のフォークはプロでもそう簡単には打てないでしょう。

⑥小孫竜二 鷺宮製作所

 現状のストレートだけなら今ドラフトNo. 1でしょう。エグいです、本当にエグいストレートを投げます。変化球もキレがあり即戦力投手として見て間違いないでしょう。大学は創価大学で昨年のドラフト2位鈴木勇斗投手の先輩に当たります。

⑦鈴木駿輔 信濃グランセローズ

 今年の独立No. 1投手と言えば彼でしょう。150キロ越えを連発する速球に変化球もキレがある本格派投手。早い段階から活躍が期待出来ます。

その他逸材達

①山下恭吾 福岡大大濠高

 高卒右打ち二遊間でぜひとも推したいのが彼です。スローイングが安定しており内角の捌きも非常に上手い選手です。巨人の坂本勇人選手の様なタイプのショートでとても楽しみな存在です。

②向嶋大輔 福井工大福井高

 シュアな打撃に俊足を兼ね備えた左打ちの外野手。次世代のセンター候補としてピッタリな選手です。攻守走全てから身体能力の高さが伺え、良い選手になる想像しか出来ません。

③赤羽蓮 霞ヶ浦高 

 計り知れない可能性を秘めたエースの原石です。長身から投げ下ろされるストレートが最大の魅力の右腕で現状はまだ良い時と悪い時の差があるようですが、間違いなく逸材と呼べる選手でしょう。

④三塚琉生 桐生第一

 今年の高校生の外野手の左打者で西村選手と並んで楽しみなのは彼です。左のスラッガーとして将来前川との共演を期待したくなります。

⑤伊藤菜央 東農大北海道

 変則枠なら今年は彼でしょう。しかし、変則のフォームながら球には力が有り、若い時の青柳を見ている様。将来が楽しみな投手です。

⑥佐藤幹 明治学院大

 この秋から1部に昇格し力を見せつけているのがこの佐藤投手。最速なら150キロを超える速球には力が有ります。投手経験もまだ浅くこの先が楽しみです。

⑦日隈モンテル 徳島インディゴソックス

 投手転向歴が佐藤なら野手転向で楽しみなのがこの日隈モンテル選手。超が付くほどの俊足でレフト前ヒットでも2塁を奪うシーンもありました。センターの守備範囲もかなり広く、ダイビングキャッチも連発。元々140キロ後半を投げていた投手なので肩も強いです。身体能力の塊で同じくこの先が楽しみな選手です。

⑧和泉椋麻 徳島インディゴソックス

 同じく徳島インディゴソックスからもう一人、和泉投手です。この投手、とにかくブレイク前の阪神湯浅投手と被るんです。綺麗な縦振りフォームから投げ込まれる140後半のストレートには可能性しか感じません。春の阪神との練習試合では井上広大選手から三振を奪いました。

まとめ

 ここまで多くの楽しみな選手を紹介させて頂きました。個人的な考えとしては上位指名は野手を中心に、打撃を兼ね備えた外野手、内野手、捕手を指名して欲しいです。上にも書いた投手やスラッガーが豊作である来年のドラフトも見据えた上での指名も必要となるでしょう。
 ここ数年の阪神の指名は文句の付けようの無い神ドラフトが続いています。今年のドラフトもそうなる事を1人の阪神ファンとして願っています。かなりの長文失礼致しました。

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