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VR-エモクロアTRPG「全て忘れてしまえたなら」アップデート記録

こんにちは。VR-TRPGサークル「ぐだぐだぶとん」代表の逆凪です。
今回は弊サークルの第一作「全て忘れてしまえたなら」のネタバレ有のアップデート記録を書いていこうと思います。4月の公開プレイイベント見たけど今はこうなってるんだ!と思っていただければ幸いです。逆に、「全て忘れてしまえたなら」って何?VR-TRPGって何?という方は今すぐ弊サークルのホームページに行き、こっちには戻ってこないでください。

はっきり言って自分は現状の「全て忘れてしまえたなら」に全く満足していません。VR-TRPGのコア体験が作れておらず、ただ3Dモデルを並べただけのTRPGです。しかし、自作に対する愛は尽きない物でして、駄作ならできる所まで改善していきます。そもそも土台ができたんだからこっからが面白くなる所なんですよこれ。まあ詳細なネガとか悩み事は自分のnoteで書きましょうね。

アップデート記録

2021年4月末
「全て忘れてしまえたなら」公開。リプレイ動画のリンクはこちら。

後はプレイイベントの面白写真でも載せておきましょうか。イベントや当時の機能についてはいつか出す個人noteで深く話します。

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5月末
シナリオ第二版を公開。主な目的はクライマックスの強化。
①共鳴者が3日目夜の直前に事件の全容を推理し、神父にそれを伝える「終局推理」を実装。(演出は用意せず)
②魔術「記憶を曇らせる」をオリジナル魔術「忘却の紫薔薇」に変更。(パーティクルの写真があると思ったら無かった。)

TRPGシナリオの中には、壮大なクライマックスシーンを魅力にする物がある。空想の中でぼんやりと描かれるだけの最高のシーンをVRならはっきりと再現できるという点でVR-TRPGは優れているはず。ということで、クライマックスの演出強化を最重要視しています。(ちなみにそれを空想でやるから良いんじゃん!と馬鹿げた話をする奴がいるが全人類にそんな想像力は無い)

6月末
演出面の強化を行った。
終局推理の演出を実装。エフェクト>BGM(推理)で出てくるように。

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「忘却の紫薔薇」のパーティクルを改良
アイテム>魔導書で出た魔導書を使用すると出てくる。

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改良後はパーティクルの効果範囲を広げた。これによって、場が変わった感じがPLにも共有される。「記憶を曇らせる」から「忘却の紫薔薇」にした甲斐があった。

③ポストプロセシングで夜を暗く
視界の端が暗くなるように設定。本作は夜に迂闊な行動をすると死ぬので、夜が危険である事を伝える必要があった。これだけでは不十分だったので7月下旬に更にアップデートされる。

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7月上旬
①キャラクターシートの配置
ワールド内でキャラシを作る機能がFlorにより実装された。
clusterの同期の問題なのかうまく働いていない。改良の余地しかない。

同時にテンプレートキャラシが実装(個人的に評価高い)。
キャラデータにあまり拘らない人や初心者はテンプレートキャラシによって空いた時間を使ってキャラの人格を考える事ができる。

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②UI調整
昼と夜がアイコンで表示されるようになった。これだけでも変わった感ある。

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7月中旬
ロビー・ロック機能の追加
TRPG中に荒らしが入ってくる事があったので実装。ロビーとメイン部屋が30m以上離れているので、ロックさえしておけば絶対に荒らしの被害を受けない。

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7月末
①暗さの調整
夜がより怖くなりました。神話的恐怖に触れようとしている感じがして凄く良い。

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神話生物の恐怖感を演出するために、神話生物の3Dモデルはぼかした方が良いんじゃないかという議論があった。パーティクルとかでぼかすと重くなるのでライトの範囲外において影だけ見えるようにした。
ちなみに逆田新邸の上空で飛行するビヤーキーは、下に降りてきた時だけ腹のあたりが薄く照らされる。

②アバターの販売
使用素材の都合上販売できなかったアバターを、服を一から作る事で販売可能に。

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一番忙しくて絵師でも無いのにVroidの服自作から始め、他サークル員(絵師含む)に試作品を見せたらフルボッコにされた(過言)末にできた物なので、是非購入して欲しい。一定量購入されたら朝月葵をVtuberにする(内輪ネタ)。

③ベイクの解除・ビジュアルの調整
ベイクがほぼ役割を果たしていなかったので解除しました。これによりワールド容量を20MB程削減。ライトがRealtimeになったので少し負荷は増えますが、ワールドで遊ぶ分には問題無いはず。

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原城の崖下に広がる海も良い色で再現。草のテクスチャも変わってよりそれらしさが出ている。

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逆凪の友人がデッサンを練習していたので相談したらワールドに使って良いという事に。アトリエの「生活している感」が出て良い。

④シナリオ第三版の公開
ミスがあった日時表記の修正や、TrueENDに行きやすいようにしました。
ダウンロードはこちらから。

12月

①共鳴シーンの追加
絵を目撃した際に共鳴シーンが発生するようになりました(計3回)。「ハローバーチャル」からの輸入ですね。また、遺体の絵も今まで自分が描いた(残念な)物でしたが、新たに描いて貰いました。すごい。

②シナリオの調整
(1)忘却の紫薔薇の変更
前バージョンでは「対象が狂気に落ちた瞬間と同様の体験」が条件でしたが、これに「狂気に落ちた後の行動と同様の体験」を追加。
共鳴シーンによって絵美の犯行を体験した共鳴者がこの条件を満たす為、呪文詠唱は神父と共鳴者の両方が行う事になります。
これでPLがラストシーンで置いてけぼりになる問題を解決しました。

(2)EDの調整
ED分岐がすっきりするように調整しました。TrueEND「全て忘れてしまえたなら」でのRPの幅も増やしました。

②逆田新邸をトラックでぶち壊せ!
Ridable Itemの実装によってトラックで逆田新邸を壊すのが実際にできるようになりました。気持ちいい~

③原城の岩が動かせる
実際に原城の岩を掴んで海に放り投げる事ができるようになりました。ただGrabbable Item×ParentConstraintはちょっと相性が悪いので完全な「運んでる感」は再現できませんね。

④アバター追加

神父発狂verと新聞記者の有明を追加しました。

新聞記者の有明。Vroidで男性作るの難し~

⑤各部屋のアップデート&追加

探偵事務所。ダンベルや紅茶はRPのお供に
商店街の酒屋
食堂
逆田新邸(外)
逆田新邸(中)
孤児院の通路

総括

シナリオは結構すっきりして、ワールドもかなり高品質になりました。
TrueENDへの到達方法がトラックで工事現場を倒壊させる・石垣を動かすといった突拍子の無い行動なので、それ以外の解決策を提示してあげると固い感じのプレイでも楽しめるかなと思いつつ、いつ改変するかは未定。

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