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【TRPGプレイヤーのあなたに】地下壕の讃美歌VR公開テストプレイイベントについて【ぐだぐだVRPG】

こんにちは、TRPG・VRゲームサークルぐだぐだぶとん共同代表・シナリオライター・3Dモデラーを務めております逆凪と申します。

本記事では4月4日に行われましたエモクロアTRPG×VRのイベント「地下壕の讃美歌公開テストプレイ」について、TRPGプレイヤーの方に向けてお話しようと思います。

本イベント概要

本イベントではエモクロアTRPGオリジナルシナリオ「地下壕の讃美歌」の舞台をVRプラットフォームCluster上で再現し、実際に地下壕内を共鳴者が探索する様子を1時間程お見せするイベントで、来場者数は241名を記録しました。多くの方にお越し頂き、本当に感謝しております。

イベントの様子は弊サークルYoutubeチャンネルに上がっていますが、パーソナルエリアの設定を切っていますので、実際のイベント参加者の視点に近い映像ではありません。イベント参加者視点は、イベントに実際に参加して下さったyomox9さんの記事にたくさん写真が上がっているのでそちらを御覧ください。

VRでやった事による恩恵

まずは、VRの恩恵をPLの視点に立っていくつかピックアップしてご紹介します。

①"気づき"が主体的になった!

VRで遊ぶ事で、PLは物体の色だけでなくスケール感・距離感も分かるようになりました。

「地下壕の讃美歌公開テストプレイ」では、実際にこれが役立ち、"気づき"が主体的になっている場面が2か所あります。

1つ目は、人骨を見た時の南重の反応。彼はDLの描写より先に「人骨が異常に綺麗な事」に気づきます。これは物体の色が分かる事による恩恵ですね。

2つ目は、血文字を見た時の東重の反応。彼は「奴らは私達を裏切った」という血文字が壁に大きく書かれていることから、その意味が告発というより警告なのではないかと予想します。

その予想は当たっていて、本来PLに開示されないような情報を彼はここで思いついたのです。これは物体のスケール感が分かる事による恩恵です。

本来DLが「○○技能を振ってください」と言って受動的に分かる情報やダイスでも明かされない裏設定等をPLが主体的に読み取る事ができたのです。

これをDLが褒めたり、ダイスにボーナスを与えたらPLは嬉しいですよね。そう、"気づき"が主体的になった事で"気づき"が楽しくなったんです。

②戦闘が楽しくなった!

弊サークルでDL・KPをよくやっている私の技量不足でもありますが、通常のTRPGの戦闘は、戦闘描写の繰り返しになったり、ダイス処理の連続になりがちです。

そのせいでクライマックスシーンの戦闘の没入感が低くなってしまうと残念ですよね。

ですがVRでは目前に敵がいて、武器を持って戦う様子を視覚的に表現できるので非常に高い没入感で戦闘シーンを楽しむ事ができます。

VRの敷居は低くなっている!

VR×TRPGの魅力を語り終わった所で、次はVRの敷居の低さについてお話します。

①今のVR機器の値段は知っていますか?

HMD(ヘッドマウントディスプレイ)は軽量化・高画質化・低価格化が進んでいます。

Facebookが昨年10月14日に発売したOculusQuest2はパソコンに繋げる必要の無いスタンドアローン型で、64GB版は税込37180円。大学生でも普通に手が届く値段です。NintendoSwitchやPS5とそんなに変わらないですよね。

②他にもめちゃくちゃ面白いVRゲームがあるんです!!

でもSwitchとかPS5は面白いゲームがあるから...という言葉を何度か聞いてきましたが、VRにもめちゃくちゃ面白いゲームがあります!

1つ目がBeatSaber。キューブを左右の剣で切っていく爽快な音楽ゲームです。音楽の良さ・アクションの爽快さは勿論、家で遊べる・体を大きく動かせるという点も魅力です。私も運動替わりに良く遊んでいます。

https://www.oculus.com/experiences/quest/2448060205267927/?locale=ja_JP

2つ目がALTDEUS: Beyond Chronos。昨年12月に発売されたVRインタラクティブストーリーアクションゲームです。主人公クロエを操作し、人類最後の都市Augmented Tokyoで様々な選択と決断を行っていくマルチエンディングゲームですね。シナリオもキャラデザも声優も音楽もライブ演出もアドベンチャーパートもマシンアクションパートも全てが神なんだ...(限界化)。前作の東京クロノスも遊んでください。

この他にもVRでできる事は沢山あります。VRchatやCluster等のVRSNS・VRライブの参加やVRでAmazonPrimeVideo・Youtubeを楽しむ等。

是非、VR機器を購入して充実したVRライフを送ってください!

Clusterなら、スマホ・PCでもVR×TRPGの作品を遊べます!!!

敷居が低いのは分かった。でも友達が買ってくれるかは分からない。そんな貴方に特報です。我々ぐだぐだぶとんがイベントを開催したVRプラットフォームClusterは、スマホ・PCでも遊べちゃうんです。勿論クロスプレイで。

ご友人がVR機器を持っていなくても、Clusterアプリさえダウンロードさせれば一緒にTRPGができます!ご友人に貴方の華麗な動きを見せつけてやりましょう!

VR×TRPGのデメリットも勿論ある...けど

勿論、VR×TRPGは普通のTRPGの完全な上位互換ではありませんからデメリットも存在します。

Vroidという無料で使える人型アバターを簡単に作るツールがあるとは言えキャラメイクのコストが高かったり、TRPGの自由度がある程度制限されたり、遊べるシステムが限られていたり等々。オリジナルシナリオを制作するサークルUnityAssetStoreがあるとは言え3Dモデルやギミックまで作らなきゃいけなかったりと。

本来あったTRPGの魅力がいくつか失われる事もあるでしょう。ですが、覚えておいて欲しいのは「TRPGの魅力は無数にあること」「VR×TRPGは新たな魅力を提供すること」です。

貴方が大事にしているTRPGの魅力がVR×TRPGで更に輝くなら、VR×TRPGで新たに生まれる魅力に興味を持っていただけたなら、是非VR×TRPGを始めましょう!!

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。この記事がVR×TRPGを始める一助となる事ができれば幸いです。

そして、幣サークルぐだぐだぶとん地下壕の讃美歌以外にもVR×TRPGとして出すシナリオを制作中です。興味を持っていただけましたら、是非ぐだぐだぶとんのTwitterのフォローをお願いいたします。

また、VR×TRPGについてもっと詳しく知りたい!VR×TRPGに関わりたい!という方はこちらの記事を読むのをお勧めいたします。

それでは、本記事を読んで頂き本当にありがとうございました!お相手はぐだぐだぶとん所属逆凪でした!
TRPGシナリオライターの方向けの記事も書いたのでそちらもよろしくお願いします!


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