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こどもに遊んでもらった夏休み

わたしからこどもたちへ贈る、夏休みの作文。

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今年は短めの夏休み。noteを始めた夏休み。

地域のラジオ体操もなくなったし「今年の夏はちょっと朝寝坊して、ゆっくり過ごそうかな…」と、寝支度をしていたら
「明日、6時起きね」
と背後から娘の声。そして渡された家族全員分の自作のラジオ体操カード。

休みの日だけはいつも早起きする娘だから、公約通り、翌朝6時に起床。

「起きるよ」
と声をかけられ、パジャマ のまま庭にでた。
真っ青な空見上げて、朝からはっきりした音でなくセミをバックミュージックにラジオ体操。心地よい。

ラジオ体操第二がはじまるタイミングで、2歳の弟が起床。ベッドでイヤイヤ言う声が聞こえる。
娘のときは飛んでいって抱きしめていたけど、ここは2人目の余裕。「大丈夫、自分で起きてくる。」と息子を信じて
「おはよー」
と外から声をかけて待っていると、自分で音のする方を探して
「(おは)よ。ママ」
とサンダルを左右逆に履いて出て来た。
成長を見守るっていこういうことなんだなぁとわたしも成長。

ラジオ体操が終わり、
「草取り20本」
思いつきで呟いたわたしのひとことを、娘は返事もせず、ズルもせず、きちんと20本抜いていた。抜き終わると、サンダルをペタペタいわせておうちへ入っていき、2歳児もペタペタついていく。
そんな後ろ姿をみて「今年の夏休みはなんとなく気になったこと、毎日やって行こうかな」と、なんとなく思い、日々行動にうつすことにした。

「やる気」のはじめは、ろうそくの火みたいで、風が吹いたらすぐ消えてしまいそう。だけど、火が消えないように真剣に見つめて向き合えば、どんどん火は大きくなって行動せずにいられなくなってくる。まずは自分のマッチに火をつけてみた。

マッチと導火線と爆弾。
それを目の前にしたランナー。
そんなイメージが頭に浮かんだ。

朝ごはん食べながら
「今日、何しよっか」
と、はじめは一応、勝手に提案を準備しつつ、娘に聞くのが日課になり、2、3日後に娘は少し食い気味で返事をするようになり、1週間後には
「今日〇〇するよ」
と提案してくるようになった。

毎朝、草抜き中になんとなく「やる気マッチ」に火が灯って「今日、何しよっか」の問いかけで導火線に火がつき、朝ごはんを食べながらイメージを膨らまし導火線から爆弾に火が移り、ごちそうさまでランナーたちが行動開始。そんな毎日。

スタートダッシュ後の娘の表情が清々しい。小五で反抗期を迎えてるはずなのにそちらの爆弾は夏休み中、数回しか爆発する暇はなかった。

いままでは誰かが計画したものに参加する「お客さん」だったけれど、自分で主催してゼロから生み出す喜びを知った娘。可能性は自分でコントロールできることに気づきそれをわたしに教えてくれた。

夏休み終了前前夜、娘がお夕飯の最中にお箸を揃えてテーブルにおいた。まだ宇宙語を話す弟に
「あと2つ寝たら、ねぇねは学校はじまるからね。遊べなくなるけど泣かないよ。」
と優しく声をかけていた。

わたしが泣きそうになった。

雑草だらけだった庭も寂しいくらいに綺麗になった。たくさんこどもたちに遊んでもらって、素晴らしい発見させてもらって、夢みたいにあっという間に過ぎてしまったけど、綺麗なお庭が夢じゃなかった証拠。

それぞれの自分らしさを発見して発揮して、感謝を重ねた日々。改めてもう一度、寝顔を見ながら、声に出して…
「ありがとう」

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久しぶりにこんな長い文を書きました。ヘタクソ作文、最後まで読んでくださってありがとうございました。

この1ヶ月、#短い夏休み に楽しんだ我が家の #親子時間 #おうち時間 の過ごし方、ちょこちょこ更新させていただきました。

鹿児島の夏休みもおしまい。今日から9月みなさんも素晴らしい1ヶ月のはじまりをお過ごしください!

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