内容の説明ができないならその本を読んだとは言わない?
以前、辞書くらいの分厚さの本を読んで、「よっしゃ、読み切ったぞ!」となっていたのですが、人から「どんな内容だったか教えてよ!」と言われると「あんまり覚えてないかも…。」となったことがあります。
難しい内容で何時間も、何日もかけて読んで、まだ1か月も経ってないのに概要の説明すらできない。これって読む意味あるのか?
そんな風に思ったことをきっかけに、続くかはわかりませんか読書のアウトプットをnoteでしてみようと思い至りました(ちなみに以前読んでいた本とは『ティール組織』のことです)。
今回は樺沢 紫苑さんの『読んだら忘れない読書術』を読んで、今後の読書に活かそうと思った点をまとめてみます。
説明や議論ができないと読んだとは言えない
この本を読んでいて1番耳が痛かったフレーズです(笑)
これまでは例えば先輩に本を借りたら、「返すときに感想を聞かれるかもしれないからちょっとまとめとこう」となったりしていたのですが、そんなことでもなければ内容をメモしたり考察をまとめることもありませんでした。
この本を読む前からも、なんとなく読書した内容が頭に残っていない感はあったので「ビブリア」というアプリを使って印象に残ったことをメモしたりしていました。
それでも本によっては適当に重要そうなところを文字で残しているだけで、後から見返そうともなりませんでした。これじゃあたくさん読んでも早く読んでも意味がないですね。
以下は、読書にあたって今後意識しようとしていることです。
読んだらアウトプットする
人間は、記憶の容量が限られてるので、印象に残らなかったことや使わない情報はどんどん忘れていくようにできています。
つまり忘れないようにするためにはインプットした内容をアウトプットしたらいいということ。1週間以内に3回アウトプットするといいようです。
今回はnoteに書いてますが、時間がかかり過ぎるので、
・Twitterに短いテキストでまとめる
・家族に感想を伝える
・友人におすすめしてみる
こういったことを具体的な理由とともにアウトプットできるように意識しようと思います。
まとまった時間より短い時間でぎゅっと読む
私は在宅ワークなこともあって、電車通勤等のスキマ時間が全くありません。なので本を読むとしたらご飯の後等にしっかり時間を取って、「さあ、読むぞ!」となるのですが、これはあまりよくないみたいです。
人間の集中力は作業をし始めたとき、終わる間際で強くなるので、長時間読み続けるよりも細切れに集中した方が効率がいいです。
確かに15分以上本を読んでいるともれなく眠くなってくる…。
朝起きて10分だけ本を読むとか、寝る前に1章だけ読む。そんな読書の方が結果的にたくさん読めるし内容も頭に残りやすいということですね。
「はじめに」から最後まで順番に読まない
これは読書ド素人感丸出しかもしれませんが、本を読む習慣がない人ほど難しい本を1~10まで完璧に読もうとする傾向があるみたいです。
本を開いたら、まずは目次や全体をパラパラと見てみる。そして気になるところや自分が重要と思う部分があれば、順番は気にせずそこから先に読んでしまってもいいんです。
試験を受けるときも闇雲に1問目から解かずに、まずは全体像を見渡してどこから解いていくか戦略を考えると思いますが、それと少し似てるなと思いました。
1ページ目から最後のページまで丁寧に読まないと!と思っていましたが、ただただ効率の悪いことをしていたなと思います(汗)
広げる読書、深める読書のバランスを取る
これまで気になった本を手当たり次第読んでいましたが、それだと広く浅くの知識しか身に付きません。自分が興味のある分野、もしくは今後学びたい領域を深める読書もしていくべきです。
私が個人的に印象だったのは、重要なのは“バランス”ということです。
広げる読書ばかりしていてもよくないし、同じ専門領域の本しか読まないのも視野が狭くなる。ビジネス本もいいけどたまには小説とかも読んだ方がいいよ、と以前アドバイスを受けたことを思い出しました。
私の場合は、人事領域や思考系に興味関心が高いので、そういった本を中心に他の分野(たまには漫画なんかも)も読んでいこうと思います。
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長々と書きましたが、これは本の要約ではなく、私個人が参考にしたいと思った部分のまとめです。
ほんの少しだけ、読書の効果がアップしそうな気がしてきました。コロナ禍でお家で過ごす時間が長い分、読書で思いっきり楽しみたいと思います。
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