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ジャズ界の巨匠とラジオ。

どうも、みぞぐちです。

先日、ジャズ・フュージョンシーンに偉大な功績を残したプレイヤーが天国へ旅立たれました。

チック・コリアさん。2021年2月9日、79年の人生に幕を下ろされました。
数々の作品の中でもその代表作といえば
Spain
ジャズでありながらラテンの要素も入ったその特徴的な楽曲。
発表から40年以上経った今でも様々なミュージャンに演奏やカバーされる名曲です。

■チック・コリアさんがオリジナルBGMを…

そんなチック・コリアさん。実は日本の放送局にオリジナル楽曲を提供したことがあるのです。

1988年に東京で開局したFMラジオ局 J-WAVE
その洗練された放送内容は当時衝撃を与え、同時に流行を発信し続けました。常に最先端をゆく姿勢は現在にも引き継がれています。
以前ほどではないということですが、今でも時々聞くとオシャレ…と思うものです。

そんなJ-WAVEが今に至るまで最も重視しているのが音楽
世界中・日本中から集まる音楽から厳選されたものが常にオンエアされていて、音楽番組が多いだけでなく、番組中の音楽の割合もかなり高いのではないかなと感じます。
今では当たり前のようにあるJ-POP も 実はJ-WAVEから生まれた音楽ジャンルなんですよね。

音楽に力を入れ続けたJ-WAVEはこんなところにも。
それがTRAFFIC INFOMATION(交通情報)・WEATHER INFOMATION(天気予報)のBGMでした。
開局に合わせ、これらの作曲をチック・コリアさんに依頼。
そのオリジナル楽曲が開局から長年使用されていたということなんです。
ちなみにオリジナルBGMが使用されたのはこれが日本初とのこと。

ちなみにここに当時(1994年頃)のJ-WAVEの放送がアップされていました。
TRAFFIC INFOMATIONは0:38ごろから。

余談ですがこの動画の19:30ごろからは、現在も続いている「TOKIO HOT 100」なんですが、クリス・ペプラーさん今と比べて尖り尖ってる…笑

■功績を讃え 1週間限定で復刻!

そしてチック・コリアさんの訃報はJ-WAVEでも伝えられていました。
中でも開局時からのナビゲーター ジョン・カビラさんの番組で「Spain」、TRAFFIC INFOMATIONのBGMがオンエアされていたのがとても印象的です。

そんな中、「チック・コリアさんの偉大な功績を讃え」ということで、2/15〜2/21までの1週間、TRAFFIC INFOMATIONのBGMが当時のものに復刻されます。
一度そのオンエアを聞いてみたのですが、疾走感あふれるBGMが都心の風景にマッチしていて、BGMからも風景をデザインしていたのだなと感じます。

TRAFFIC INFOMATIONは概ね1時間に1回程度オンエアされているので、ぜひ聴いてみてください!

そしてチック・コリアさん、数々の作品をありがとうございました。

それでは、今回はこんなところで。

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